どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。
来週の代表戦に向けて各国のフル代表メンバーが発表されていく中、イングランド代表に個人的に注目しているプレミアリーグビッグ6以外のクラブで活躍中の選手が招集されたのでメンバーを見ていきながら語っていきたいと思います。
招集メンバー
Here it is… your first #ThreeLions squad of the year! 👊
— England (@England) March 18, 2021
GK
ディーン・ヘンダーソン(マンチェスター・ユナイテッド)
サム・ジョンストン(WBA)
ニック・ポープ(バーンリー)
DF
ベン・チルウェル(チェルシー)
コナー・コーディ(ウルブス)
エリック・ダイア―(トッテナム)
リース・ジェームズ(チェルシー)
ハリー・マグワイア(マンチェスター・ユナイテッド)
タイロン・ミングス(アストンヴィラ)
キーラン・トリッピアー(アトレティコ・マドリー)
MF
ジュード・ベリンガム(ドルトムント)
フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
メイソン・マウント(チェルシー)
カルバン・フィリップス(リーズ)
デクラン・ライス(ウエストハム)
FW
ドミニク・キャルバート=ルーウィン(エバートン)
ハリー・ケイン(トッテナム)
ブカヨ・サカ(アーセナル)
オリー・ワトキンス(アストンヴィラ)
下線を引いたプレイヤーは初招集。
*リンガードはマンチェスター・ユナイテッドからローンで加入
追記(20210326)
フィル・フォーデンの所属がマンチェスター・ユナイテッドになっていました。
現在は修正済みですが大変申し訳ございません。
人員の内訳は
まずはGK
プレミアリーグ19位と降格圏内のチームでリーグ1位のセーブ数を誇るサム・ジョンストンが自身初のフル代表入りを果たしました。
Very proud moment to be named in the latest @England squad. 🧤 pic.twitter.com/gN9jNtEO5e
— sam johnstone (@samjohnstone50) March 18, 2021
彼はマンチェスター・ユナイテッドのアカデミー出身で代表ではU-17、U-19で正GKを務める有望株でしたが、ユナイテッドではダビド・デヘアがいた為に出場機会を得る事は無く下部リーグのクラブを転々とするキャリアを送ってきた苦労人。
ファンタジープレミアリーグ(FPL)でも私のチームに加えている好きな選手なので彼の招集はサプライズでしたが本当に嬉しく思っています。
〈FPLの記事一覧〉
irohasesun-fm-foot.hatenablog.com
ディフェンダーではルーク・ショーが久々に代表に選出されました。
今シーズンは攻撃性能が飛躍的に向上しプレミアリーグでのシュートクリエイション(シュートを演出した直前とその1つ前のプレー)は82回でDF登録の選手ではリーグトップ。
特に今年に入ってからの活躍は特筆すべきもので、14試合1ゴール4アシストと完全にチームの攻撃の中心になって相手の脅威になっています。
マンチェスター・ダービーでは自らドリブル突破でチャンスを作ると最後はシュートまで決めて遂に得点にも目覚めそうな気配を見せているので来シーズン辺りには世界最高の左サイドバックになっていても何ら不思議ではありません。
〈マンチェスター・ダービーは下記リンク〉
irohasesun-fm-foot.hatenablog.com
対戦チームの守り方を見ても右サイドのワン=ビサカにはある程度ボール保持を許す事が多いですが、ショーには徹底マークをつけるチームも多いのでこの招集はある意味当然の結果。
ミッドフィルダーではウエストハムにレンタル移籍で加わると、その直後からゴールに直結する働きを連発して6試合4ゴール1アシストのスタートダッシュを決めたジェシー・リンガードに注目が集まります。
そしてストライカーではチャンピオンシップのブレントフォードで25ゴールを挙げてアストンヴィラに引き抜かれたオリー・ワトキンスが初招集。
昨シーズンは最終節に疑惑のVARにも助けられて何とか残留を決めたヴィラの躍進を支えている1人が彼で、プレミアリーグ初挑戦ながら既にゴール数を二桁に乗せているのは素晴らしい。
シーズン全体で見ると固め取りが多く波も大きいように感じられますが、ポストプレーも上手く味方を活かせるチームプレイヤーなので代表では重宝されるタイプの選手だろうと期待しています。
純粋なコンタクトプレーの強さでは既に昨年10月のウェールズ代表戦でデビュー&初ゴールを記録したキャルバート=ルーウィンに遅れを取っていますが、パスやドリブルなどチャンスメイク面を考慮すると彼の方が使い勝手で上回ると思っているので代表の常連になれるポテンシャルは持っている筈。
実力を評価されながらも代表に縁がないあの選手は別の道を模索
#WHUFC striker Michail Antonio has decided his international future lies with Jamaica, rather than with England, Sky Sports News has learned.
— Sky Sports News (@SkySportsNews) March 17, 2021
圧倒的なコンタクトプレーの強さでウエストハムのレギュラーFWを務めるマイケル・アントニオはイングランド代表での将来を諦めてルーツのあるジャマイカ代表を選択したとSky Sportsは報じています。
1990年3月生まれのアントニオは年齢的な問題から次の2022年カタールW杯を自身の国際キャリアのラストチャンスと考えており、ビッグサムことサム・アラダイス時代に招集経験があるものの未だに試合出場の無かったイングランド代表よりもジャマイカ代表を選択したほうがその目標に近づくという事で今後彼らからの招集を受ければ応じる意向とのことです。
今回の代表戦には選出されませんでしたが、同代表にはワトフォードのアンドレ・グレイやマンチェスター・ユナイテッド出身でユース時代には最高傑作と謡われたラヴェル・モリソンなどイングランド出身の選手もいるので問題なく溶け込めると思います。
アントニオに加えてもう一人イングランド代表ではなく別の選択を検討していると報道されているのがマンチェスター・ユナイテッド所属のアーロン・ワン=ビサカ
スリーライオンズの右サイドバックは全世界で最も層の厚いポジションの1つ。
キーラン・トリッピアー
トレント・アレクサンダー=アーノルド
リース・ジェームズ
の4名が継続的に代表招集を受けていて、ワン=ビサカ以外にもアストンヴィラのマティ・キャッシュやノリッジのマックス・アーロンズなど他の国ならレギュラーになっていてもおかしくない選手が控えている状況。
今回の招集メンバーを見ても分かる通り上記4人の中でも少しでもパフォーマンスを落とせばアレクサンダー=アーノルドのように選出されない激戦区なのでワン=ビサカの国際キャリアに関してはクリスタルパレス時代からルーツのあるDRコンゴ代表から熱烈なアプローチを受けていて、実際にアンダー世代ではコンゴ代表で出場した事もありましたがブレイク後はイングランド代表(U-20、U-21)を選択していました。
しかし、クラブで活躍を続けていても代表監督のサウスゲートからは中々注目してもらえない状態が続いているので今の状況が続くようならばDRコンゴでのフル代表キャリアを選ぶかもしれないという報道が盛んになっています。
これは完全に個人的な意見なのですが、仮にコンゴ代表になった場合1月~2月にかけてアフリカネイションズカップで離脱する期間が数年に1度出てきてしまうので、サウスゲートに対しては一刻も早く彼を招集して欲しいと心から願う次第。
余談ですが、キャッシュもポーランド系の血が流れているのでピシュチェクという絶対的主軸が引退して空白となっている右サイドバックのポジションを魅力的に感じてそちらを選択する可能性もいくらかありそうですね。