Gameweek20は何とも言えない結果。補強した選手が得点に絡んでポイントを伸ばしたという点では期待通りであるものの、フォレスト相手にカウンターから失点し負けたマンチェスター・ユナイテッドのお陰でその貯金もパーに。
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スカッド
マンチェスター・ユナイテッド以外はまずまず思惑通りの結果が出ているのが、完全に彼らのポイント加算ペースの悪さが足を引っ張っている。
それにしてもダウティーが優秀過ぎて本当に掘り出し物を当てた気分。
クラブ
(スタメン)
マンチェスター・ユナイテッド:ダロト、ブルーノ、マクトミネイ
アーセナル:サカ
マンチェスター・シティ:J.アルバレス
アストン・ヴィラ:ワトキンス
ウエストハム:アレオラ
チェルシー:コルウィル
ボーンマス:ソランケ
フラム:イウォビ
ルートン:ダウティー
(リザーブ)
ピックフォード、タヴァーニア、ジンチェンコ、トリッピアー
IN:オリー・ワトキンス
OUT:アーリング・ハーランド
怪我からの復帰にしばらく時間のかかるハーランドを放出してアストン・ヴィラの順調さから得点加算の安定が見込めるワトキンスを補強。基本はハーランド復帰までの繋ぎだが、好結果が連続すれば考え直すかも。
対戦カード
ルートンvsチェルシー
↪2-3 チェルシー勝利
クリスタル・パレスvsブレントフォード
↪3-1 クリスタル・パレス勝利
ウルブスvsエバートン
↪3-0 ウルブス勝利
アストン・ヴィラvsバーンリー
↪3-2 アストン・ヴィラ勝利
マンチェスター・シティvsシェフィールド・ユナイテッド
↪2-0 マンチェスター・シティ勝利
フォレストvsマンチェスター・ユナイテッド
↪2-1 フォレスト勝利
トッテナムvsボーンマス
↪3-1 トッテナム勝利
フラムvsアーセナル
↪2-1 フラム勝利
リバプールvsニューカッスル
↪4-2 リバプール勝利
ウエストハムvsブライトン
↪0-0 ドロー
MitomAdingra抜きのブライトンは難局をどう凌ぐ
2つの代表戦の大会に招集されるプレミアリーグの選手達については次の項でも触れるが、日本人のフットボールファンにとってもすっかりなじみ深いクラブの1つとなったブライトンも三笘薫、シモン・アディングラの主力アタッカー2人を欠く苦しい状況に陥る事になる。
三笘の活躍ぶりに関しては語るまでも無いが、アディングラもプレシーズンでの好調さを開幕後も維持してソリー・マーチ長期離脱の穴を埋めている欠かせないピースであり、プレミアリーグにおける出場時間ベースで見ていくと前者がチーム4番目、後者が同6番目と完全にコアメンバー側である事は明らか。
ジョアン・ペドロをLWに起用し右にはブオナノッテかポリバレント性のあるミルナー…と既存戦力で何とか誤魔化していくのだろうと考えていたところ、流石は補強巧者のシーガルズ。何とアルゼンチンのワンダーキッド バレンティン・バルコの獲得交渉が合意に迫っているとの報道が出回っており、実現すればいきなりスタメン抜擢でも全く不思議でない実力を持った選手なので非常に楽しみだ。
バルコは左サイドならばフルバックでもウイングバックでもサイドアタッカーでも何でもござれというタイプ。まずは手薄なアタッカーで運用しつつ、三笘やアディングラが戻ってくれば実際のプレーぶりから十分コンバート適性を有していると考えられるCMへの挑戦も視野に入るため、正直嫉妬している。
国際大会で離脱する選手と影響を受けるクラブ
2024年の1月,2月はプレミアリーグの各クラブが頭を悩ませるシーズン途中の国際大会が挟まれる月間で、AFCONことアフリカネーションズカップは勿論のこと、日本や韓国を中心にアジアの選手が増加傾向にある事でアジアカップも少なくない影響を与えている。
そして、以下に示したのは大会に選出されたプレミアリーガー達。
●アフリカネーションズカップ国別(カナ順)
- アルジェリア : ラヤン・アイト=ヌーリ(ウルブス)、ヤセル・ラルシ(シェフ・ユナイテッド)
- エジプト : モハメド・サラー(リバプール)、モハメド・エルネニー(アーセナル)
- ガーナ : ジョーダン・アイェウ(クリスタル・パレス)、モハメド・クドゥス(ウエストハム)、アントニー・セメンヨ(ボーンマス)
- カメルーン : アンドレ・オナナ(マン・ユナイテッド)
- コートジボワール : セルジュ・オーリエ(フォレスト)、ウィリー・ボリー(フォレスト)、イブラヒム・サンガレ(フォレスト)、シモン・アディングラ(ブライトン)
- DRコンゴ(コンゴ民主共和国) : ヨアヌ・ウィサ(ブレントフォード)
- セネガル : フォデ・バロ=トゥーレ(フラム)、ムサ・ニアカテ(フォレスト)、イドリッサ・ゲイェ(エバートン)、シェイク・クヤテ(フォレスト)、パぺ・マタル・サール(スパーズ)、ニコラス・ジャクソン(チェルシー)
- チュニジア : アニス・ベン・スリマン(シェフ・ユナイテッド)
- ナイジェリア : オラ・アイナ(フォレスト)、カルヴィン・バッシー(フラム)、アレックス・イウォビ(フラム)、フランク・オニェカ(ブレントフォード)
- ブルキナファソ : イッサ・カボレ(ルートン)、ベルトラン・トラオレ(アストン・ヴィラ)、ダンゴ・ワッタラ(ボーンマス)
- マリ : イヴ・ビスマ(スパーズ)、ブバカル・トラオレ(ウルブス)
- モロッコ : ナイフ・アゲルド(ウエストハム)、ソフィアン・アムラバト(マン・ユナイテッド)
●アジアカップ国別(カナ順)
- イラン : サマン・ゴドス(ブレントフォード)
- インドネシア : ジャスティン・ウブネル(ウルブス)
- 韓国 : ソン・フンミン(スパーズ)、ファン・ヒチャン(ウルブス)
- 日本 : 遠藤航(リバプール)、三笘薫(ブライトン)、冨安健洋(アーセナル)
中にはアカデミーの選手も含まれているが、2大会で総勢38名が招集されており、6人もチームメンバーを持っていかれるフォレストや核となる人員が複数リスト入りするスパーズ辺りはしばらくの間苦しい状況に陥る事も予想され、もしかするとクラブ関係者は心の中で各々の国の早期敗退を願っているかもしれない。
FPL視点でもGW20終了時でTotal Score1位のサラー、2位のソン、7位のファン・ヒチャンと個人得点の上位が複数抜ける為、この24年冬の期間はいかにして彼らの穴を埋めるリプレイスメントを探し出せるかどうかで結果が180度変化するだろう。
あとがき
欠場者が10を越えるスパーズに対してオールド・トラッフォードで完勝した欲しいという期待も込めて、Gameweek21はマクトミネイに代えてガルナチョを加えて様子見する事に。