UEFAネーションズリーグ決勝 スペインvsフランス戦で43分に負傷交代したラファエル・ヴァランについて、マンチェスター・ユナイテッドは声明を発表。
ℹ️ The latest on the injury sustained by @RaphaelVarane in the #NationsLeague final 👇#MUFC
— Manchester United (@ManUtd) October 12, 2021
💬ヴァランについて
「ラファエル・ヴァランはUEFAネーションズリーグ決勝で鼠径部の筋肉を痛め、クラブでリハビリを開始しました。」
「彼は数週間の離脱を余儀なくされます」
鼠径部の損傷と言えば、今季はスコット・マクトミネイが第2節 vsサウサンプトン戦後に手術を行い、公式戦復帰には1ヶ月ほどを要しています。
マクソース(▶由来についてはこちら)はこれでも異例のスピード復帰で、本来ならば更に数週間かかっていてもおかしくはありませんでしたが、ヴァランに関しても“He will be out for a few weeks."という表現にあるように大体2~3週間の離脱と考えられます。
強豪との連戦が続く数週間
さて、今後3週間……少し多めに見て1ヶ月のマンチェスター・ユナイテッドの日程を見ていきましょう。
10月16日15:00
Leicester vs Man Utd(King Power)
10月20日20:00
Man Utd vs Atalanta(Old Trafford)
10月24日16:30
Man Utd vs Liverpool(Old Trafford)
10月30日17:30
Tottenham vs Man Utd(Tottenham Hotspur Stadium)
11月2日21:00
Atalanta vs Man Utd(Stadio di Bergamo)
11月6日12:30
Man Utd vs Man City(Old Trafford)
まずは現地時間土曜日15:00(日本時間23:00)キックオフのレスター戦。
2季連続5位、3度目の正直を狙った21/22シーズンのフォクシーズでしたが、ウェズレイ・フォファナ、ジョニー・エバンスとCBの中長期離脱が重なり開幕7試合2勝2分け3敗とやや低調なスタート。
ジェイミー・ヴァーディはチームの不調をものともせずに得点を重ねていますが、そのヴァーディ以外は複数得点を挙げている選手がおらず例年以上に彼への依存度が高くなっています。
お互いにレギュラーCBを欠いている中で不安定な試合になる予感がしますが、ユナイテッドとしてはその後の日程を考慮してボール保持をしながらなるべく消耗を少なく勝利を収めたい。
ヴァランに関しては上手く回復が進めば11月2日のアタランタ戦、或いは6日のマンチェスターダービーに間に合うかもしれませんが、基本的には次のインターナショナルブレイク明け、11月20日のワトフォード戦まで起用出来ないという想定でいる方がいいかもしれない。
CBユニット、2人のまま行くか3人態勢にするかの見極めも必要
ハリー・マグワイアはまだ強度の高い練習には復帰できておらず、ESPNのRob Dawson記者によれば土曜日の試合には欠場する見込みが強いとのこと。
United confirming Varane will be out for “a few weeks” with the groin injury sustained while playing for France. Maguire recovering from calf problem but unlikely to make Leicester game on Saturday. Leaves Solskjaer with Lindelof, Bailly and Jones. At least has depth at CB.
— Rob Dawson (@RobDawsonESPN) October 12, 2021
今現在、起用可能なトップチームのCBはヴィクトル・リンデロフ、エリック・バイリー、フィル・ジョーンズの3名ですが、まだユースチームの試合にしか実戦復帰していないジョーンズをいきなり先発で使うとは考えにくく、実質上記の組み合わせ以外に選択肢がない状態。
マグワイアの復帰がどのタイミングになるかによって大きくプランに影響が出ますが、リンデロフ-バイリーでは心許ないとなった場合にはマティッチ、マクトミネイのCB起用を含め3CBを本格的に考える必要に迫られそうです。