どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。
2021年2月24日にiOS、Androidでリリースされ3月10日にはPC版も配信された現時点で今年ナンバーワンヒットアプリの『ウマ娘 プリティーダービー』
配信直後からセールスランキング上位に顔を出し、現在はiOS、Androidの双方でランキング1位を取得している人気っぷり。
本来、このアプリは第一期アニメの放映された2018年内の配信が予定されていましたが「クオリティ向上のため」という理由で延期は発表されその後音沙汰なしの状況が続いていました。
その為、ウマ娘ファンの間でもこの「プリティーダービー」は幻の珍獣扱いで年に1度歩かないかの開発報告に一喜一憂しながら配信がいつになるのか不安視されていたようです。
そのような背景がありながらどうしてここまで流行になったのかを今回は実際にゲームをプレイしながら考えてみました。
グラフィックのクオリティ
延期理由のクオリティ向上にも繋がってくるのですが、流石令和3年のアプリ。
今までのスマホゲームと比較すると映像が綺麗でまるでプレイステーションやスイッチなどのコンシューマのゲームをやっているような錯覚を覚えます。
ウマ娘開発元のCygamesが配信している公式トレーラーやPVを見比べるとその差が顕著に表れており、2017年の第一弾トレーラーと今年1月の最新PVではレース内でのウマ娘の走り方やライブのモーションなどあらゆる面において質が大きく向上しています。
特にレース部分は2017年版だとジョギングのような状態で疾走感がまるで無かったのでこのまま配信していたら今のようなヒットには結び付かなかったのではないでしょうか。
2017年
2021年1月
運と実力(と課金力)のバランス
このアプリのメインはガチャを引いて集めたキャラクターを育成して"トゥインクルシリーズ"と呼ばれる作中のレースを最後まで勝ち抜く事ですが、育成ゲームとして見たウマ娘には多くのゲーマーが慣れ親しんでいるパワ〇ロシリーズのオマージュのような方法が採用されているので、競馬の知識がなくとも簡単に始める事が出来ます。
本家大元のダ〇ジョーブ博士のような運試しイベントも存在しており、最強のキャラクターを作る為にはこのような博打にも手を染める機会もあるかもしれません。
また、レース部分ではいくらステータスの高いキャラクターを作成できてもその時の馬場や他のウマ娘の動向によっては結果が出ない事もあり、プレイしている側としてはイライラさせられる事もあるのですが反面、勝てる見込みの薄い状況でもスキル発動のタイミングや有力ウマ達のつぶし合いによって漁夫の利のような形で1着を取れる事もあるので全体バランスとしてはいい塩梅だと考えています。
勿論課金額の大小によって難易度は大きく上下するのですが、育成のコツとしてこのウマ娘は〇年目▽月にあの距離のレースがあるからそこまでに□のステータスを♢まで上げておかなければいけないという小技のようなものも多く存在しているので、純粋にお金をつぎ込めば強いキャラクターを作れるとは言い切れません。
そして一番公平な要素が【時間】。
おおよそ1回の育成で30分~1時間弱取られるので常に余裕があって睡眠時間も少ない人でない限りは1日に作成できるキャラ数には同程度の壁があります。
会話イベント等をスキップすれば極力少ない時間で育成完了まで持っていく事も可能ですがそれでも30分は見る必要があるのでプレイしているとあっという間に数時間経過している事もザラにあります。
純粋なPay to Winではないというゲーム性は目の肥えた今のユーザーにとっては極めて重要なファクターであり、だからこそ少しでも抜け駆ける為にある人は資金、ある人は育成システムの特徴を調べ上げるなど知恵を使って攻略に励むという良いサイクルが今のウマ娘には存在しているように見えます。
終わりのないやりこみ要素
ゲームを始めてしばらく経ったプレイヤーが直面するのは"因子"システムです。
ウマ娘の育成を完了させると”殿堂入り”扱いとなり、次回以降の新規育成の際にそのキャラクターの取得スキルを引き継がせる事が出来るのですが、このスキルの厳選が途方もない作業なのです。
上記キャラは自分の中では初めて青因子(ステータスに直結する部分)が全て星2以上になったウマ娘なのですが、このキャラの育成自体は途中でゲームオーバーになっているので最後まで育成したからといって高因子が出る訳ではありません。
俗に言われているのは能力をB(600)以上にすると、その能力が抽選された場合に星3つが出る可能性が生まれるという事で、少し経った後のプレイヤーの目標としてはオールB以上のウマ娘育成を目指してなるべく高い因子が出る事を祈って何度も何度も周回するというものになります。
この作業……懐かしい気持ちになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そう、ポケモンのタマゴ厳選に似ているのです。
最新シリーズではかなり難易度が下がったそうですが、昔の世代だといくら高い個体値の親ポケモンでも子供に引き継がれる能力は極めて限定的で、理想的な個体を獲得するまでに何十何百とタマゴをふ化させる地獄のような作業がかつては存在していました。
それに比べればウマ娘の因子はフレンドから強いキャラを借りる事が1日3回まで可能なので少し簡単になっていますが、それでもランダム要素がかなり強く心が折れそうになるトレーナーも数多くいます。
例えば、このウマ娘(オグリキャップ)は自分史上最もステータスを高く育成できたキャラなのですが、抽選された因子はBを超えているスピード、パワー、賢さの3つではなくC⁺のスタミナで尚且つ星も1つなので親個体としては価値が低くなってしまいます。
結論
- グラフィックの進化
- 課金だけでも知識だけでも成立しない絶妙なゲームバランス
- ポケ〇ン、パ〇プロ等既存の名作の良さを細部に散らばめた育成ゲーム部分
これらの要素が合わさって『ウマ娘 プリティーダービー』は空前の大ヒットアプリになっていると私は考えています。
最初は記事にする為に少しだけ触れるつもりだったのですが、思った以上にその魅力に取りつかれてしまい、すっかりトレーナー業が身についてしまいました。
キングヘイローのストーリーが今のところ一番好きです。(何度も日本ダービーで撃沈してきたので手のかかる子ほど何とやらというやつかもしれません)
かなり時間を取られるゲームなのでウマ娘廃人という言葉が生まれる日も近いかもしれませんね。
トレーナーの皆さん、日常生活に支障が出ない範囲で程々にプレーしましょう。
お読みいただきありがとうございました😁