CL第3節 イスタンブールBBSKvsマンチェスター・ユナイテッドの一戦についてです。
理由はよく分からないのですが何故かこの試合はピックアップされているので、UEFA.TVから無料でフル視聴出来ます。
会員登録は生年月日とメールアドレスが必要ですが、Googleアカウントが有れば一瞬で終わります。
スタメン
マンチェスター・ユナイテッド
(参照:İstanbul Başakşehir-Man. United | Line-ups | UEFA Champions League | UEFA.com)
ベンチ入り(番号順)
デヘア、リンデロフ、ポグバ、カバーニ、グリーンウッド、フレッジ、ジェームズ、フォス=メンサー、イガロ、ウィリアムズ、マクトミネイ、メンギ
GKはヘンダーソン。
DFに目を向けると、パリ戦で名前を上げたトゥアンゼベがその試合以来のスタメン入り。
(パリ戦の総評はこちらをどうぞ)
irohasesun-fm-foot.hatenablog.com
中盤の組み合わせは多数のファンが待ち望んでいたマタ、ブルーノ 、VDBの揃い踏みとなりましたね。
フォーメーションの予想は何個か候補がありますが、おそらくマティッチを底に置き、一つ前にVDBとブルーノ を並べた4-1-2-3で来るのでは無いかと思っています。
4-4-2ダイアモンドは初見殺し感が強く、
irohasesun-fm-foot.hatenablog.com
アルテタ監督によって攻略法を発見された感もあるので流石に続けてこの陣形を取ることはないだろうと予想。
イスタンブールBBSK
(参照:İstanbul Başakşehir-Man. United | Line-ups | UEFA Champions League | UEFA.com)
ベンチ入り(番号順)
ババジャン、M・トパル、A・クヴァンチ、ジュリアーノ、グルブランセン、C・ポンク、E・カプラン、E・カラクシュ
プレミアリーグ同窓会みたいな面子ですね。
ラファエルはめちゃめちゃ期待していました。
それこそダ・シウバ兄弟でSBの両サイドを埋めてくれるのではないかなんて淡い夢を抱いた過去の私🤪
今回は怪我でいませんが、この他にもトッテナムで長年プレーしていたシャドリなんかも在籍しています。
キックオフ
試合開始直後から一目で分かるくらいにユナイテッド側のテンションが低く、(あっこれは負け試合だ……)と直観で感じ取りました。
特に出ずっぱりのブルーノ 、ワンビサカの動きがとにかく重そうに見えましたね。
そんな悪い予感の通り12分、CBが異様に高い位置を取っていたところにロングカウンターが炸裂し、小学生でも中々やらないようなイージーミスでユナイテッドは先制を許してしまいました。
The goals against us....please tell me someone is going nuts in that changing room and people are being made accountable.
— Rio Ferdinand (@rioferdy5) 2020年11月4日
The shape of the team when we lose the ball for the 1st goal 🤬😱🤯#mufc pic.twitter.com/V7aq0rvBYL
これにはリオもお怒り
私の思わずfu◯k!💩って叫んでしまいました。
得点を決めたデンバ・バといえばパピス・シセとのアフリカンコンビが印象的ですが、35歳になってもそのフィジカルは健在でした。
見返すとどうやらトゥアンゼベのポジショニングが悪く、何故か前線に1人残るFWを放置して中途半端な位置に構えていたのでこれはいただけない。
せっかく評価が上がっている最中にも関わらず、こんなミスをしているようではまたベンチ外に追いやられてしまいますよ。
そんなトゥアンゼベは20分に危険なファウルでイエローカード。(決定機阻止だと見られてもおかしくないものだったので正直レッドもあり得た)
失意のユナイテッドに追い打ちの2点目
(ユナイテッド側から見て)右サイドでブルーノ→マタへの危険なバックパスをそのまま奪われて再びカウンター被弾。
最後は反対側から走り込んできたビシュツァがゴール。
この失点もその前段階でディフェンス陣が有り得ないくらい右サイドにだけ寄ってしまっているんですよね……
(戦術アプリ初めて使ってみました。難しい)
そもそもSBどこにおるねーんって思わずツッコミたくなるのはさておき、こんな感じで数的には優位を取っているのですが位置取りがおかしいので外側に膨大なスペースを生んでしまっています。
ユナイテッドは攻撃時にSBがかなり高い位置にいるので、カウンターされるとこのようになりがち……
しかもワンビサカ、ショーはどちらも攻→守の切り替えが遅いのでこの失点シーンでも画面外でした。ワンビサカに至ってはジョギングしている始末
フレッジが欠かせない存在になっている理由はこれです。
彼くらい飛び抜けた運動量が無いとこのSB裏のスペースを一人でカバーするのは厳しいと思う。
去年からこのようにライン統率が乱れた失点があまりにも多すぎて正直守備の決まり事が存在しているのかどうか疑ってしまいます。
直後にマルシャルのヘディングで一点を返すも、後半になり逃げ切りを図ったイスタンブールの壁を越える事は叶わず。
(正直に白状すると、あまりにつまらない試合だったので後半途中で気絶してしまいました。御免!)
ユナイテッドは2vs1で敗戦です。
データ
ボール支配率を見てわかる通り、ボールを持たされて有効な攻撃を出来ない所にロングカウンターズドンで負けました。
今のユナイテッドは所謂弱者の戦い方が出来る試合は滅法強いのですが、この前のアーセナル戦や今回の試合のように主導権を相手から譲られてしまうと一気にチーム力が下がってしまいます。
こういう試合では前線の選手の連動性であったり圧倒的なドリブル突破で局面を打開する必要があると思うのですが、今のチームにはどちらも欠けています。
今から彼らにメッシになれと言っても無理なので、オフザボールの質を向上させて貰いたいところ(カバーニという素晴らしい見本もいます)。
それと、期待していたテクニシャン3人の共演は残念なものになってしまいましたね。
特にマタは失点の主要因になってしまい、攻撃面でも相手の激しいディフェンスの前に仕事が出来ず、WhoScoredの採点では5.1という著しく低い数字になっています。
総括
スールシャールさんの解任論が更に強まりそうな試合になってしまいました。
後任候補にはポチェッティーノ氏の名前が上がっていますが、彼はチームの風通りを良くするために自らの指示に従わない選手は主力であっても容赦なくチームから外す傾向にあるので、全く違うスカッドになっている未来もありそうですね。
私の意見としては、監督の首を挿げ替えても問題が解決するようには思えないので、まずは今のチームが苦手としているポゼッション時の攻め方を指導できるコーチを招聘してもらいたいですね。
監督解任という劇薬はなるべく使わずこの窮地を脱したい……