いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #マスターデュエル 】LO(Library Out)型ライトロードは邯鄲の夢

マスターデュエル、サービス開始当初は昔を懐かしむように遊び耽ったものの、少し前まではすっかりログボ勢(といってもログインすら不定期)になっていました。そんな中、愛用するテーマと相性が抜群に良いカードが実装されたことで再び熱が戻ってきたところだったが……

 

 

 

 

【はじめに】邯鄲の夢

 

邯鄲(かんたん)の夢というのは粟粥が炊き上がるほんの短い間の夢のことで、栄枯盛衰の儚さを意味する故事の1つ。

 

高い確率で起こる手札事故を乗り越えた上に、尚且つ誘発で止まらなければという条件付きながら、ルミナスループを活用した様々なデッキタイプが秘かに生息していたマスターデュエルにおけるライトロードにも春が訪れ、満開の花を咲かせた桜は今散っていこうとしています。


≪ライトロードデッキ及びルミナスループについて»

簡易的にルミナスループを説明すると、2種3枚のカードを墓地・除外ゾーンを行き来させながら何度も特殊召喚し、その最中にEXデッキの強力モンスターをフィールドに並べていく所謂ソリティア。無効持ちモンスターを並べたりトリシューラを使いまわすハンデスがこれまでの代表的な例。

と、このような感じでこれまでは日陰者であったライトロードの状況が一変したのが「イシズギミック」と呼ばれる強力な墓地肥し効果を持つモンスターの実装。

 

ネクロフェイスフル活用のLO型

 

 古尖兵ケルベクと古衛兵アギドは手札orデッキから墓地へ送られた場合に名称ターン1でお互いのデッキの上から5枚を墓地に送る事が出来、単純にルミナスループに必要なパーツが揃いやすくなった。

 

こちらが先手を取って対戦相手が40枚デッキの場合、初期山札は35枚なのでケルベク,アギドの適用後に残るは25枚。それならば制圧盤面を作るよりも山札を全て墓地・除外ゾーンへ送ってしまった方が簡単で効率も良いという考えの元流行したのが"ネクロフェイス"を搭載したデッキデス型ライトロードである。(大半のデッキにとって展開を止めざるを得ない増殖するGがこのデッキにとっては格好のカモという痛快さも魅力)

カードテキスト
①:このカードが召喚に成功した場合に発動する。除外されているお互いのカードを全て持ち主のデッキに戻す。このカードの攻撃力は、この効果でデッキに戻った数×100アップする。②:このカードが除外された場合に発動する。お互いのプレイヤーは、それぞれ自身のデッキの上からカードを5枚除外する。

 

ネクロフェイスの除外手段は主に妖精伝姫-シラユキや混沌魔龍 カオス・ルーラーで、カオスルーラーに移行しやすいP.U.N.Kカード群やランク8エクシーズで自分・相手の山札を4枚墓地へ送れる真血公ヴァンパイアも重要なパーツの1つ。

 

一般的なレシピの場合、ネクロフェイス抜きで削れる山札の枚数は14枚(未開域のモスマンの効果を使用すれば更に+1)なので、相手が40枚デッキならば5回、60枚デッキならば9回ネクロフェイスの効果を通さなければならない計算。

 

 そこでスポットライトが当たったカードが"終焉の精霊"

 フルール・ド・バロネスや恐牙狼 ダイヤウルフといった能動的に自分フィールド上のカードを破壊できるモンスターで終焉の精霊を破壊し、墓地に戻ったネクロフェイスを再度シラユキで除外する事で60枚だろうがお構いなしにデッキデスに持っていくのが必勝パターン。

カードテキスト
このカードの攻撃力・守備力は、ゲームから除外されている闇属性モンスターの数×300ポイントになる。このカードが破壊され墓地へ送られた時、ゲームから除外されている闇属性モンスターを全て墓地に戻す。

(このカードを採用せずとも虚空海竜リヴァイエールを使いまわせば60枚デッキでも一応削りきる事が出来ますが、300秒でデッキデスを成立させる難易度が一気に上昇するので、手札事故の恐れを考慮しても採用の価値アリ)

 

 

・・・ここまでが山札飛ばしライトロードの説明でしたが、残念ながら次回のレギュレーション改訂にてネクロフェイスが準制限カードに指定された為、この類のデッキタイプは揃って壊滅的な被害を被る事になってしまいました……

 

【あとがき】ライトロードは何度でも蘇る

 

私は元々ライトロードを組んでいたのでほぼ被害なしですが、昨今の流行を見て慌ててパックを開封したり、URレアリティの光の援軍等を生成したプレイヤーの方々は頭を抱えているかもしれません。

 

ただ、4月にもマスターデュエルでの実装が噂される『ティアラメンツ』のカードとは好相性である事から引き続きライロに風が吹く期間の継続が予想され、前述の制限改訂後もトリシューラループのハンデス等他の有力プランはノーダメージ。

 一番初めにサラッと触れたようにライトロードのデッキパターンは無数にあるので、これを機に愛用してくれる人が増えた結果の新たな展開ルート開拓やコミュニティ自体の盛り上がりがあらんことを。