現実になってしまえばイングランド・プレミアリーグの勢力図が(19チームにとって)悪い意味で大きく変化するかもしれない。
そう危惧されたトッテナムとスリーライオンズのエース ハリー・ケインの練習不参加を端に発した本格的な移籍の噂について。
ケインは今夏の残留を明言
仮にマンチェスター・シティへの加入が実現してしまえば単純なスカッドの暴力で彼らの1強リーグになり兼ねないと私も危惧していましたが、昨日、ケイン本人からスパーズへの残留宣言と明確に受け取れる発信が成され、8月中ユニフォームの色を変える事は無いとみて良いでしょう。
It was incredible to see the reception from the Spurs fans on Sunday and to read some of the messages of support I've had in the last few weeks. 👏⚽
— Harry Kane (@HKane) August 25, 2021
I will be staying at Tottenham this summer and will be 100% focused on helping the team achieve success. #COYS pic.twitter.com/uTN78tHlk1
ヌーノ・エスピリト・サントの新チームではこれまでのところ4-1-2-3ベースの戦い方となっていますが、CFには本来サイドアタッカーのソン・フンミンが入り2勝しているとはいえ内容を見るとマン・シティ戦、ウルブス戦共に相手が複数スコアで勝っていてもおかしくないような90分だったのでやはりこのチームにはケインの存在が不可欠。
ただ、ケインが言及したのはあくまで"this summer"
冬、或いは翌年夏のマーケットでは再びこの移籍騒動が再燃する可能性が高く、トッテナムでの彼を見れるのは恐らく21/22シーズンが最後になると考えられます。
良いところまでは行っても未だ主要タイトルを獲得出来ていないスパーズの現サイクルにとっても、今季はラストチャンスになる恐れが強い。
CR7⁉流石に無いと思うが……
一方、ターゲットを逃したマンチェスター・シティには早速他のストライカーの補強に関する様々な噂が飛び交っており、中でもSky Sportsが報じる等ここにきて突如として話が出てきたのがなんとなんとまさかのクリスティアーノ・ロナウド。
Manchester City have been offered the chance to sign Cristiano Ronaldo from Juventus and are keen to sign the forward this summer
— Sky Sports News (@SkySportsNews) August 26, 2021
今でもマンチェスター・ユナイテッドに対する思い入れの深さを度々言及する彼がまさか同じ街のライバルチームに加入する事は無いだろうと私は考えていますが、ユベントスでロナウドが置かれている状況を鑑みると移籍自体は100%無いとは言い切れない。
そもそも、クラブ側の散漫経営が招いた因果とは言えあのレオ・メッシとバルセロナの蜜月関係が終わりを迎え、スペイン2大巨頭のキャプテン同士がパリの地でチームメイトになるくらいには一歩先に何が起こるか分からない今のフットボール界において、"絶対"という2文字の信用は無に等しい。