レオ・メッシのパリSG入団が正式発表され、背番号はネイマールが10番を空けて三顧の礼で待っているという報道等もあって気になるところでしたが、バルセロナでのプロデビュー時に着用していた30番に決定。
A new 💎 in Paris !
— Paris Saint-Germain (@PSG_inside) August 10, 2021
PSGxMESSI ❤️💙 pic.twitter.com/2JpYSRtpCy
メッシの背番号遍歴
30(04/05~05/06)⇒19(06/07~07/08)⇒10(08/09~20/21)⇒30(21/22~)
今季も積極的な目立つPSG、もしかするとフットボール史上最もネームバリューの高いスター軍団が誕生したので今回は少し彼らのスカッドを見ていこうと思います。
令和の銀河系軍団
8月11日時点の主な新戦力は以下の通り。
いずれもフットボール界で高い知名度を誇る選手ですが、彼らを全員起用しようとするとこの3-4-3が最も自然な形になると思われます。
このシステムは攻撃時に両ウイングの相手をサイドに引きつける個人能力、守備時には左右CBの横への強さが求められる機会が多いですが、ネイマール-エンバペ-メッシの前線トリオの攻撃貢献は最早語るまでもなく、マルキーニョスは中盤を任せれてもハイレベルで対応するフットボールへの理解の深さ、キンペンベも身体能力に優れた選手なのでこちらに関しても(見た目上は)問題ありません。
アンヘル・ディ・マリアのカットインが構成上失われてしまうのは少し勿体ない気もしますが彼は利き足サイドでシンプルに縦に仕掛けるだけでも十分脅威なので大きな問題にはならないでしょう。
懸念はセンターラインの守備強度と純粋なCF不在ですが、このチームにはアンデル・エレーラ、レアンドロ・パレデス、ダニーロ・ペレイラ、そしてマウロ・イカルディとこれらの問題解決に大きく尽力出来そうな駒が幾らでもいるので、マウリシオ・ポチェッティーノ監督としては寧ろこのスター軍団の中でポジション争いに敗れた選手の不満をいかにしてマネジメントするかという所が最大の肝になるかもしれない。
他の陣形
メッシを中央に置いた4-3-3も考えられる候補の1つ。
流石にこの陣形で元々守備貢献が低く、加齢によって更に運動量の落ちたメッシRWは守備崩壊の恐れがあるので、彼には昨季のバルサで慣れ親しんだフォルスナインの位置で攻撃に専念させた方がベター。
ポチェッティーノ監督の過去のデータから言えば4-3-3、4-2-3-1など4バック+アタッカー3枚の形を好む傾向があるので、現実的にはこちらがメイン戦術になるのではないかと思っています。
いずれの形を採用するにしてもバルサが過去に陥った落とし穴が大きく参考になりそうなので、直近10年で言えばペップ指揮下の11/12、そして昨季辺りがパリにとっての生きた教材になりそう。