どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。
サッカーのデータサイトも最近は大分増えて群雄割拠の時代ですが、その中でもデータの豊富さと利便性では上位に入る私自身もお気に入りのサイト、FBref.comに新しい機能が搭載されたので今回はそちらについて。
選手同士のスタッツ比較や似た選手の検索が可能に
元々、このデータベースは他のサイトでは網羅していない細かい部分までフォローの行き届くサイトだったのですが、2月に入ってからはその指標をパーセンタイル値で表示して他のプレイヤーとの比較が容易になる新機能が追加されました。
パーセンタイル値の求め方は対象コンペティションで一定の出場時間を得た他の選手との比較で計算します。
どのようにこの数値を算出しているかについては、直近365日のスタッツを元にして選手の質を判断しているらしい。
何故シーズン区切りではなく直近1年という区切りにしたのかという疑問についてはサンプルサイズの問題という事で現在のシーズン(この記事では20‐21)が進むにつれて過去のシーズンのデータに頼る事が減っていく為、シーズン終盤には殆ど最新のシーズンのみのデータで選手の質を判断できるようになります。
また、過去のスタッツを見たいというユーザーの声に応えて国内リーグのシーズン毎のパーセンタイル値もサイト内の”Complete Scouting Report"をクリックすると表示されるので、あの年のあの選手はどのようなスタッツだったのかという調べ物をする時にも安心してこのデータベースを使用できます。
対象コンペティション(2021年2月14日時点)
男子⚽
フランス:リーグ・アン
ドイツ:ブンデスリーガ
イタリア:セリエA
スペイン:ラ・リーガ
女子⚽
ポジションの区分け
※¹ウイングバックも含む
※²ディフェンシブ・ミッドフィルダー、セントラル・ミッドフィルダー、インサイドハーフを1つにまとめた区分。それぞれを別にするとサンプルサイズが足りなくなるという事でこのような分け方になったらしい。
比較対象にするための最少出場時間
スカウティングレポートと比較プールでそれぞれ時間に差があり、基本的には少ない時間で所謂出来すぎた成績を残した選手を弾く為、後者の方が求められる時間は多くなる傾向にあります
スカウティングレポート/比較プール(単位:min)
直近365日
5大リーグ&欧州大会:450/1350
MLS:450/450
シーズン
5大リーグ&MLS:450/450
似ている選手の検索
スカウティングレポートが作成されている選手の中から統計的に類似性がある選手を最大10人まで計算して表示します。
算出方法は各プレイヤーのトップページにあるスカウティングレポートのサマリーの統計情報から計算していて、パーセンタイル値の差が最も小さい選手が最も類似しているとみなされます。
また、今のところ類似度を測る計算では全てのスタッツが等しく扱われているので特定の指標が他のものより重要視されたりするような事は無いのだとか。(例えば、FWならばxGの値を優先して判断するというような事はなく、空中戦勝率などと同じように扱われる。)
指標を比べた場合にクリスティアーノ・ロナウドと似ている選手は
- カリム・ベンゼマ
- リオネル・メッシ
- アンソニー・マルシャル
- チーロ・インモービレ
- ドゥバン・サパタ
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となるようで、そう言われてみれば確かにという面々が並ぶ一方でマルシャルが3番目に入っているのは正直驚きました。
過去365日だと絶好調だった昨シーズンの新型コロナによる中断明け以降のデータが入っているのでそういう事かな?
ここを見ているだけで半日くらい暇をつぶせそうなくらい面白いので皆さんも是非自分のお気に入りの選手や試合をみて気になった選手のデータを見たり、他の選手と比較してみたりして欲しいです。