いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【マンチェスター・ユナイテッド】レバークーゼンに完全移籍したフォス=メンサーについて

どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。

 

先日、今冬のマンチェスター・ユナイテッドの移籍市場での動きについて記事にしましたが、そこでは触れていなかったあの選手が放出選手1人目となりました。

 

〈当該記事はこちら〉

irohasesun-fm-foot.hatenablog.com

 

 

 

フォス=メンサーが4年契約でレバークーゼンへ移籍

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(https://twitter.com/bayer04_en/status/1349378318773198849より)

 

マンチェスター・ユナイテッドバイエル・レバークーゼンはティモシー・フォス=メンサーに関して移籍金170万ユーロ、契約年数4年での完全移籍が完了したことを報告しました。

 

ユナイテッドとメンサーの契約は今年の夏までだったので、推定市場価値400万ユーロの半分以下の移籍金となりました。

 各メディアの報道をみると今回の移籍は出場機会を確保したいメンサー側からの希望で、レバークーゼンは現在右サイドバックセンターバックに複数の怪我人を抱えていて尚且つベンダー兄弟が今シーズン限りで引退を表明しているチーム状況なのでユナイテッドに留まるよりは出場機会が増えると予想されます。

 

特に右サイドバックアトレティコよりローン加入中のサンティアゴ・アリアスが腓骨の骨折で10月から長期離脱中、ミッチェル・ヴァイザーも年明けにハムストリングを痛めて数週間の離脱が推測されるのでまずはラース・ベンダーのバックアップとしてスカッド入りが果たせるのではないでしょうか。

 先述の通り彼は今季限りで引退するので、空席となるRBの席を巡って次シーズンはレギュラー獲得に向けた勝負の1年になりそう。

 

また、フォス=メンサーはCBやDMでもプレー可能なポリバレントなプレイヤーですのでトップチームに7人の怪我人が出ているレバークーゼンにとっては頼れる縁の下の力持ちになるであろう事は間違いありません。

 

 

経歴

 

アヤックスユースで2006年から8年間育成されてきた神童がマンチェスター・ユナイテッドに加わったのは2014年9月1日、当時の年齢は16歳。

 

その後は順調にユースでのカテゴリーを駆け上がっていくと2016年2月28日、15‐16プレミアリーグ第27節アーセナル戦。

 この試合はユナイテッドファンにとっては思い出深い試合の1つで、3日前のヨーロッパリーグで2得点を奪いセンセーショナルなプロデビューを果たした現10番マーカス・ラッシュフォードプレミアリーグデビューとなった一戦です。

Embed from Getty Images  


ラッシュフォードはこのアーセナル戦でも2ゴールを挙げ一躍その名を世界に知らしめる事になったのですがティモシー・フォス=メンサーのデビューもこの記念すべき試合で行われました。

 

若手を積極登用することで知られる当時のルイ・ファン・ハール監督の下でベンチ入りを果たしたフォス=メンサー。

 流石に出番はこれ以降の試合になると思われていましたが先発LBであったマルコス・ロホの負傷退場によりいきなり出場機会が巡ってくる事に。

 

後半55分からの出場でチームの3vs2での勝利に貢献し、非常にいい形でプロデビューを迎える事に成功しました。

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 ポジションは異なりますが当時の評判ではラッシュフォードよりも高く評価されていたので、5年の年月が経過して両者の位置がここまで変化するとはこの当時は予想だにしていませんでした。

 

オランダの年代別代表ではU‐15からU-21に至るまで継続して招集されており、母国でも高い期待をかけられていた選手の1人です。

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デビューシーズンとなったこの15‐16シーズンはリーグ戦8試合、FAカップ2試合計10試合のトップチームでの出場機会を確保し18歳ながらシーズン後半のチームにおいて戦力の1人となりました。

 

 

シーズンオフに正式にトップチームの一員となり、翌16‐17シーズンは4つのコンペティションで11試合、計323分に出場。

 この年はジョゼ・モウリーニョ体制1年目でポグバ、ムヒタリアンイブラヒモビッチ、バイリーの計4人を完全移籍で補強した事もあり、特にバイリーがこのシーズンはまだある程度頑丈だったので出場時間は前年より減少。

 

 

すると翌17‐18シーズンは同じプレミアリーグクリスタル・パレスへ1年レンタルで加入。

 開幕節からスタメン入りし、このシーズンは自己最高となるリーグ戦21試合に出場(うち17試合先発)とようやくまとまった出場機会を得る事に。

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 ちなみに、この時のポジション争いのライバルは後にマンチェスター・ユナイテッドで再開する事になる同年代のアーロン・ワン=ビサカでした。

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このレンタル移籍が成功した事もあり翌シーズンもプレミアリーグに昇格してきたフラムへローンされ更なる飛躍が期待され実際に加入直後はレギュラーとして主にRBで起用されましたが、9月に負った肩の怪我でポジションを失うと翌年4月13日のエバートン戦では膝の十字靱帯を負傷する大怪我を負い無念のままシーズン終了。

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復帰を果たしたのはマンチェスター・ユナイテッドに復帰して年を跨いだ2020年1月10日のプレミアリーグ2(U-23)ニューカッスル戦でした。

 しかしながら2日後には再び膝を負傷してしまい50日前後の負傷離脱……

 

怪我に悩まされ続けた事もありトップチームで出場は新型コロナによるリーグ中断期間を経て十字靱帯の手術から約1年3カ月が経過した2020年7月16日のクリスタル・パレス戦まで待たなければいけませんでした。

 LBで起用され、かつてのライバルワン=ビサカと両サイドバックを形成すると、フル出場しチームの0vs2の勝利に貢献。

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今シーズンはここまでプレミアリーグ1試合、チャンピオンズリーグ2試合(どちらも途中出場)と居場所を失っている状態だったので移籍の噂は早い段階から囁かれていましたが、ここ数日で一気に具体的な話が進展したようです。

 

18‐19シーズンにはプレミアリーグ1位となる35.32km/hのスプリントを記録するなど身体能力が非常に高い選手なのでスピードのあるウインガー相手にも劣勢にならずに勝負する事が可能。

 ボールコントロールにはやや課題がみられましたがこれは試合勘の無さも影響しているかもしれないのである程度時間を与えられれば改善できるものだと思います。

 

www.manutd.com

 

レバークーゼンではおそらくRBがメインになると考えていますが監督の信頼を得て1つでも多くの試合に出場して下さい😉

  両クラブともに現在好調なので、翌シーズンに欧州のコンペティションで再会出来るよう高い順位でシーズンを乗り切ってまた彼に会える日が来る事を祈っております。