いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【試合レビュー】審判に苦しめられながらも敵地ターフ・ムーアで勝利し遂にプレミアリーグ単独首位!!

どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。

 FAカップ3回戦ワトフォード戦から中2日、延期されていたバーンリーとのリーグ戦未消化試合がバーンリーのホームスタジアム、ターフ・ムーアで開催されます。

 

 

 

ワトフォード戦についてはこちら〉

 

irohasesun-fm-foot.hatenablog.com

 

 

 

試合プレビュー

 

元々このマッチアップはプレミアリーグの開幕節に予定されていたものでしたが、マンチェスター・ユナイテッドは昨シーズンのELトーナメントが8月に開催された事でFAから休暇期間の確保を理由にこの試合の延期が認められました。

 

 

 マンチェスター・ユナイテッド

 

マンチェスター・ユナイテッドエディンソン・カバーニが3試合の出場停止処分を終えスカッドに戻ってくる事が予想されています。

 彼がいるといないとでは前線からの守備の効果が大きく差がつくので、苦戦が予想されるアウェイマッチに彼は先発出場してくると予想。

 

 

確定している欠場メンバーは負傷離脱中のフィル・ジョーンズと監督の口からこの冬に移籍があると明言されたマルコス・ロホセルヒオ・ロメロの計3名。

 

コンデイション不良でワトフォード戦に出場しなかったリンデロフ、ショー、ポグバの3名はトレーニングに合流し、そのワトフォード戦で首を痛めたバイリーも試合には間に合いそう。

 

 

バーンリー

 

ショーン・ダイチ監督によれば現在チーム内で4選手の新型コロナウイルス陽性が発覚し、当該選手は現在自主隔離中とのこと。

 

主力選手の負傷が相次ぎ、LBのチャーリ・テイラーや元ユナイテッドアカデミーのドワイト・マクニールはこの試合に出場できるかどうか五分五分の状態。

 

Embed from Getty Images  

そしてユナイテッドファンにはトラウマになっているFWのジェイ・ロドリゲスも膝の怪我でこの試合に万全で挑むことは叶わなそう。

 

 

スタメン

 

バーンリー

 

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ベンチ入り

4J.コーク、11マクニール、16D.スティーブンス、19J.ロドリゲス、25W.ノリス、26P.バーズリー、27M.ヴィドラ、28K.ロング、41J.ベンソン

 

 

事前情報の通り左サイドの主力2枚はベンチスタート。

マクニールのクロスを考えずに済むのはマンチェスター・ユナイテッドにとっては大きなプラス要素。

 

全体的にフィジカルコンタクトに長けた選手が多いので、セットプレーから得点を奪いそのリードを守り切るのが狙いだと思います。

 

 

マンチェスター・ユナイテッド

 

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ベンチ入り

8マタ、11グリーンウッド、17フレッジ、21D.ジェームズ、26D.ヘンダーソン、27テレス、34ファン・デ・ベーク、38トゥアンゼベ、39マクトミネイ

 

 

リンデロフはスカッドから外れましたが首を痛めたバイリーを先発起用出来るのでダメージは少なく済みました。

 

中盤の構成はセットプレー対策も考えたかマティッチ、ポグバの高身長コンビ。

 ポグバはようやく身体のキレが戻ってきたのか12月以降は往年のプレーを取り戻しつつあるのでこの試合でも決定的な仕事を期待しています。

 

1トップにはカバーニが入りマルシャルが左、ラッシフォードを右に配置して実質3トップのような起用になっています。

 マルシャルはアウェイでのプレミアリーグ対バーンリー戦でこれまでに4試合3ゴールと得意としているマッチアップなので、今回もゴールを奪って欲しい。

 

 

試合内容

 

恒例となっている試合前の膝立ちを忘れる選手が出るほどに気合いを入れてこの試合に臨んできたバーンリーは試合開始直後からフルスロットルで前線から激しいプレスを敢行します。 

 

 

ホームチームのこの思い切った作戦が良い方向に作用し、15分を終えた段階ではバーンリーがシュート4本、マンチェスター・ユナイテッドは0本と完全に試合はバーンリーペースで進んでいました。

 

 

問題のVAR

 

疑惑の残る判定となったのは27分、カウンターからカバーニが相手に先んじてボールをコントロールした場面でバーンリー12番、元ユナイテッドのロビー・ブレイディがカバーニの体制を崩したとしてこのファウルにイエローカードが提示されました。

 

しかしVARの対象になったのはこのプレーの前段階で発生したルーク・ショー接触プレー。

 ボールをスライディングでクリアした際に前にいたグズムンドソンに足裏を向けたとの判定でVARの適用となるレッドカードが疑われるプレーに該当したようです。

 

最終的にこのショーのプレーにファウルが取られイエローカードが提示されました。

Embed from Getty Images  

 その後のブレイディのプレーはボールデッドとなり無効。

 彼のイエローカードは取り消しというマンチェスター・ユナイテッドにとっては非常に不可解な結果となりました。

 

せめてブレイディにもカードを出すべきでは?

ファン・ダイクの件でも散々議論された話題ですがプレーが止まっていたとしても危険なタックルは処罰されるべきです。

 

 

 理解に苦しむゴール取り消し

 

フラストレーションが溜まる展開となったマンチェスター・ユナイテッドですが36分にはルーク・ショーファーサイドへのクロスから最後はキャプテン、ハリー・マグワイアがコースを狙った巧みなヘディングシュートで先制に成功……

Embed from Getty Images  

 こちらも直前にマグワイアがプッシングを行ったという判定でゴール取り消し。

 

リプレイを見ると確かにマグワイアの腕が相手の背中に触れていますがその前に相手がマグワイアに必要以上にもたれかかるような形で身体をぶつけに行っているのでこのゴールはやはり認められるべきでした。

 

主審のケビン・フレンドは元より評判の悪い審判の1人ですが、それにしてもこの試合ではピッチ上のボスたり得る資格を有していなかったと思います。

Embed from Getty Images  

 後述しますがマンチェスター・ユナイテッドに対して何か個人的な恨みでも持っているのか疑うほどに不可解な判定が多かったですね。

 

 

前半ATのショーのドリブル突破もファウルが取られるべきプレーであったと思います。

  この直後にブルーノにイエローカードが提示されているので、彼はおそらくこの事に関してケビン・フレンドに抗議したのではないでしょうか。

 

 

結局前半はスコアレスで終了しましたが、笛が鳴った後にはマグワイアがフレンド主審と話し込む姿が画面に映される等、ユナイテッドの面々はこの審判に対してかなりイラついているであろう事は想像に難くありませんでした。

 

 

ポグバのミラクルボレー

 

後半に入るとハイペースで飛ばしていたバーンリーイレブンに疲労の色が色濃くみられるようになり、60分以降はいつマンチェスター・ユナイテッドに先制点が生まれるかどうかという試合展開になりましたが、スコアが動いたのは71分。

 

ラッシュフォードのクロスの先に待ち構えていたのは直前のプレーで空中戦を制してチャンスの起点になっていたポグバ。

 狙いすましたボレーはDFに当たって軌道が変化した後好セーブを続けていたニック・ポープの股の間を抜くミラクルシュートとなってゴールネットに突き刺さりました。

 

 

ポープは今シーズンのプレミアリーグナンバーワンGKの呼び声高い極めて優秀な選手なので、このように不意を突く形でないとゴールを奪うのは難しかったでしょう。

 

本当ならば2得点目のゴールだったのですが、それはともかくとして試合終盤に差し掛かる前に得点を挙げる事が出来たのは本当に良かったです。

 

 

その後もマンチェスター・ユナイテッドは攻撃の手を緩めず、FWを2人入れ替えて因縁のジェイ・ロドリゲスを投入してきたバーンリーにも何度かゴールの匂いが感じられるチャンスもありましたが試合は以降スコアが動かずに終了。

 

試合はアウェイのマンチェスター・ユナイテッドがバーンリーに0vs1で勝利しました。

 

動画ハイライト

 

 

交代選手

バーンリー

65分 in:マクニール out:R.ブレイディ

80分 in:M.ヴィドラ out:C.ウッド

87分 in:J.ロドリゲス out:A.バーンズ

 

 マンチェスター・ユナイテッド

80分 in:グリーンウッド out:ラッシュフォード

89分 in:マクトミネイ out:ブルーノ

95分 in:トゥアンゼベ out:マルシャル

 

 

データ

 

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ホームのバーンリーは11本シュートを放ちながら枠内が0本ということで中々ゴールまでの距離が遠い90分間だったようですね。

 

パス成功率66%という数字はいくらロングボール主体のスタイルとは低すぎる結果だと思います。

 ケビン・フレンドの助力が無ければ大量失点も考えられる程に停滞したプレー内容。

 

 

アウェイのマンチェスター・ユナイテッドはシュート数13本でうち7本が枠内シュートと試行数自体はやや少なく物足りなさが残るものの、精度自体はある程度の基準を保った試合でした。

 

中でも優秀なスタッツを記録したのが決勝点のボレーを決めたポール・ポグバ

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(https://twitter.com/ManUtd/status/1349120511624814593より)

 

地上戦勝率は7/8で87.5%、空中戦は5/6で83.3%を記録し対人ではバーンリーに付け入る隙を与えない素晴らしいパフォーマンスを見せました。

 そしてクリア5回、インターセプトとタックル成功が2回と守備面ではどのスタッツを見ても優秀な戦績。

 

また、パス成功率88%、キーパス2回、被ファウル4回と攻撃においても大きな脅威となっており、これこそがクラブやファンが理想に描くポール・ポグバの理想的な姿です。

 

最近の報道では夏にクラブを去る事はほぼ決定事項であると報じられている彼ですが、思い直して新契約を締結して欲しい。

 

 

xデータ

 

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(参照:Burnley 0 - 1 Manchester United (January 12 2021) | EPL | 2020/2021 | xG | Understat.com)


 xGは0.65:1.24と比較的おとなしい試合という内容。

 バーンリー最大のチャンスは80分から途中出場したヴィドラのシュート。

彼は15分程度の出場時間で3回のシュートを放ち一定の働きをしましたがいずれもシュート自体はふかしてしまいゴールには至らず。

 

 

一方のマンチェスター・ユナイテッドはマルシャルがxG0.73でバーンリー全体のスコアよりも上回る数字を記録。

 特に後半ATのカバーニのパスからGKポープと1対1になった場面はxG0.38というビッグチャンスでしたがシュートは彼の正面へ飛んでしまいまたしても決定力不足が浮き彫りになってしまいました。

 

新年最初のリーグ戦では見事なヘディングシュートを決めてようやくスランプ脱出に向けて光明が見えたかに思われたのですが、この試合のパフォーマンスを見るにもうしばらく時間が必要かもしれません。

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年明け以降のリーグ戦首位は12‐13シーズン以来

 

この勝利で勝ち点を36に伸ばしたマンチェスター・ユナイテッドは18日に直接対決を控えるライバルクラブ、リバプールに3ポイントの差をつけてプレミアリーグ首位に立ちました。

 

シーズン全体で見ると勝ち点81でマンチェスター・シティに次ぐ2位でシーズンを終えて近年では最も成功したシーズンであるモウリーニョ体制2年目、17‐18シーズンの第4節終了時以来の1位奪取。

 

 

12‐13シーズンと言えば日本人にとってはひと際印象深いシーズンでドルトムントから香川真司選手を獲得し、ファーガソン体制のフィナーレとなった1年でもあります。

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振り返るとこのシーズンはリーグ戦全試合に出場し26ゴール15アシストという凄まじい数字を残したファン・ペルシの力で優勝をもぎ取った年でしたね。

 

ファン・ペルシのリーグ戦ゴール集〉

 

 

グリーンウッドの完成系は彼だと私は勝手に期待しています。

最近はカットインを警戒されて中々本領発揮出来ていませんが、素早いシュートモーションで両足から強烈なシュートを撃つことが出来る様は正にファン・ペルシを彷彿とさせます。

 

 

興奮のあまり脱線してしまいましたが、ここ数年のマンチェスター・ユナイテッドは本当にいいニュースが少なかったのでたまには許してください😀