いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #WorldCup 】Day6、一転して苦戦する欧州勢

 

 

 

 

ウェールズ vs イラン

 

イランはCBの間にDMのエザトラヒが下がってビルドアップ補助、深い位置への侵入はウェールズWBの上がった裏にロングボールを狙い、15分にはコナー・ロバーツのサイドチェンジをゴリザデがカットした所からカウンター発動。アズムンとの連続ワンツーで完全に崩しオープンゴールの形を作ったが惜しくもオフサイド

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イランペースで進みながらもスコアが動かなかった試合だが、アリ・カリミのロブパスにオフサイドラインギリギリで抜け出したタレミに対しヘネシーがボックス外でファウル覚悟でタックルし、これでウェールズの守護神が一発レッドで退場した事によって大きく状況が変化する。

(1つ前までプレーを振り返ると、ネコ・ウィリアムズの放り込んだボールの精度が悪かったところからカウンターが始まっている)

11 vs 10の数的優位を得たイランはアディショナルタイムにチェシミのミドルシュートが丁度ウェールズDF2人のブラインドになる形でGKの視界を遮ってネットを揺らし、更に同点を狙い前に出た所を突いて追加点、計0-2で勝ち点3獲得。ヘネシーよりもダニー・ウォードを推していた私ではあるが、このような形で彼に出番が回って欲しくは無かった。。。

 

 

カタール vs セネガル

 

タイムマシンがあったらあの瞬間に今すぐ戻りたい。カタールCBのBoualem Khoukhiはセネガルの先制点についてそう後悔しているでしょう。

 

 左サイドでボールを持つセネガルはLBのヤコブスが一列前のディアッタにボールを預けるとフリーランでカタールDF2人の意識を外に向けさせ、空いたスペース目掛けて縦にいれたディアッタのパスは通らなかったものの、足元に流れたボールを処理したKhoukhiがまさかの空振り。降って湧いた決定機をディアが冷静に沈めて前半40分過ぎにセネガル先制。

 

48分、セットプレーから2点目を奪ったセネガルだが、寧ろ後半はカタールが押している時間の方が長く、バックラインでのパスワークで頻繁にエラーも出ていたように集中力を欠いたような場面が多かったが、メンディの驚異的なセーブにも助けられリードを保つ。

 

 開催国も80分前に遂に大会初得点を途中出場モハメドムンタリが記録するが、ゴールキーパーの差が残酷なまでに大きく、正面のシュートをMeshaal Aissa Barshamがフットワークの逆を突かれた形で止められず再び2点差にされ、結局1-3で敗れている。

 勝ったとはいえ粗も多かったセネガルは統率されたエクアドルにどう対処するのか、シセ監督の真価が問われる最終節になりそう。

 

オランダ vs エクアドル

 

 共に1戦目で勝ち点3を獲得しているチーム同士の対戦はオランダが早々にガクポのミドルシュートで先制したものの、以降は常にエクアドルの良さばかりが目立つ内容。コンパクトな3-4-3でオランダがサイドにボールを動かした所を奪い時にし、WBとCMは多少の無理は全く問題ないタフな選手なので中盤の主導権を完全に握っていた。

 

エクアドルの方が1日試合間隔が長かったというのが1つのキー。オランダの先発メンバーで走行距離10.00kmを越えたのはブリント,フレンキー,ダンフリースの3名ですが、エクアドル側はインカピエ,エストゥピニャン,プレシアド,プラタ,メンデス,カイセドの6人が達成しており、スプリント回数もエクアドル511回,オランダ429回と前者が約1.2倍。

 

 平常時のクオリティではオランイェが上回っているのかもしれませんが、現代フットボールの土台である攻撃→守備,或いは守備→攻撃の切り替えにおいてハードワークを怠らなかったエクアドルの勝利に近いドローという結果はある意味当然。エースFWエネル・バレンシアが再び負傷交代してしまった事が悔やまれるが、次節ドロー以上でトーナメント進出が決まるので彼にノックアウトステージの景色を見せて欲しい。

 

 

イングランド vs アメリ

 

スリーライオンズのメンバーは初戦と同じ11人、負傷交代したマグワイアもラインナップに入っています。中盤は若干役割に変更があり、イラン戦よりも顕著にライスが下がり目,ベリンガムが一列前に吸収されるような形で実質4-1-2-3に。

 

そんなイングランドのビルドアップに対しアメリカも同数の3枚でプレッシングをかけるので、基本形は4-4-2フラットながらサイドのどちらかが前線にスライドする3-4-3でプレーする時間も長くなる。これに伴い縦の細かい位置調整が求められたアントニー・ロビンソンは試合を通じて非常に動きが俊敏で、チームとしてはスクエアパス(サイドチェンジ)から相手のスライドが完了する前にボックス内にボールを入れてイングランドゴールを脅かし、内容としては彼らの方が濃かった。

 

唯一、イングランドに可能性を感じたパターンは右のマッケニーがルーク・ショーにプレスをかけた際、内側にスペースが生まれる傾向にあったのでここをスターリングやマウントが使ってショーからの斜めの楔が入る時で、やはりイングランドのキーマンは控え不在で替えの利かない点や試合中の動きでもこのLBとみて間違いなさそう。

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オンターゲットはイングランド3、アメリカ1と少なかったがボックス内に侵入する頻度は高かったので見応えのある90分。LWが変わってからポゼッションを奪えるようになった事からも分かるように、ボールを持てるゲームになりそうな場合イングランドはグリーリッシュをスタートで使った方が良いのではないか。彼は1人で相手を押し込みつつチャンスメイク出来る選手で、スリーライオンズに欠けがちな柔らかさを提供できる貴重なアタッカー。