7月15日以降約1ヶ月弱ペナントレース中断期間に入るという事で、振り返りには丁度いいタイミングですから久々にプロ野球について触れます。
▼開幕前に書いた記事
セ・リーグ
順位 試合数 勝 敗 引き分け 勝率 首位との差
1位:阪神⇒86 48 33 3 .593
2位:巨人⇒85 43 32 10 .573 2.0
3位:ヤクルト⇒83 42 32 9 .568 2.5
4位:中日⇒86 32 42 12 .432 12.5
5位:広島⇒82 30 42 10 .417 13.5
6位:DeNA⇒86 31 44 11 .413 14.0
セントラルリーグは阪神がレースを牽引し、一時期ほどの強さは無くなったものの中断前の時点で2位巨人に2.0ゲーム、3位ヤクルトには2.5ゲーム差をつけてリーグ首位。
元々数の多いタイガースファンも久々の首位街道に喜びが爆発したのか、オールスターのファン投票では投手3人(先,中,抑)+野手8人の計11人中7人が白黒の縦縞ユニフォームと正に独壇場。
新人野手の中では横浜DeNAの牧秀悟選手と並びトップクラスの評価を与えられていた佐藤輝明選手も311打数83安打(内訳:42単打,21二塁打,20本塁打)OPS.833と素晴らしいパフォーマンスを見せており、彼に関しては学生時代のスタッツを基に乱高下の激しいシーズンを送るだろうと予想した私の予想が誤っていたのかもしれません。
▼関西大学リーグでの成績
また、下位に目を向けると巨人・阪神に続く第2集団のトップにつくだろうと予想したDeNAは首位から14.0差の単独最下位に沈んでいます。
三浦大輔監督にとっては新型コロナウイルスの影響で外国人選手の合流が遅れ、日本人でも平良拳太郎投手がトミージョン手術を余儀なくされるなど就任初年度から苦しいシーズンとなってしまいました。
3位ヤクルトとのゲーム差は11.5。残り試合数が57試合という事を考えればCS進出も非常に厳しい立場でありますが、今後に向け新戦力の発掘と現在のスカッドの整理を進めたいですね。
パ・リーグ
順位 試合数 勝 敗 引き分け 勝率 首位との差
1位:オリックス⇒87 42 34 11 .553
2位:楽天⇒88 41 36 11 .532 1.5
3位:ロッテ⇒83 37 34 12 .521 2.5
4位:ソフトバンク⇒88 37 37 14 .500 4.0
5位:西武⇒85 33 38 14 .465 6.5
6位:日本ハム⇒81 30 42 9 .417 10.0
個人的に嬉しいのがオリックス・バファローズの躍進をある程度予想出来た事。
開幕前,、彼らの評価は決して高くなく新聞に記載された解説者の順位予想やファンベースの評価でも下位に置かれる事が多かったのですが、蓋を開けてみれば近年大補強が続く楽天イーグルスや絶対王者ソフトバンクを差し置いて中断期間を首位で迎えました。
投打の柱山本由伸、吉田正尚は前者防御率,FIP,xFIP、後者は打率,出塁率,OPS,wOBA一位と主要部門でもセイバー指標でも期待通りの活躍。
そして、投手では高卒2年目の宮城大弥、野手では齢30を迎え遂に完全開花したラオウ 杉本裕太郎がそれぞれ個人成績で前述の2人に次ぐリーグ2、3番手につけて投打のエース2人にマークを集中させない見事なシーズンを送っています。
パシフィックリーグは全体的に混戦模様なのでまだまだ油断は出来ませんが、このまま順調に行けば"頑張ろう神戸"のスローガンのもと連覇を果たした95、96年以来25年ぶりのペナントレース制覇、そしてCS導入後12球団で唯一未達成の日本シリーズへの扉も開かれてくるでしょうから是非ともこのまま首位でシーズンを終えて欲しい。。。
日本ハムに関してはシーズン前から苦戦するだろうと踏んでいましたが、実際にこの結果を突き付けられるとサイクルの終わりを実感させられます。
正直パ・リーグの球団はセに比べると知識が大分少ないので見当違いな感想かもしれませんが、BOSシステムにより他球団に先んじてチーム管理、若手育成のパイオニアと称されたチームも時代が進みデータによる管理・指導が当たり前になった今日ではその長所も埋もれてしまったように思います。
あとがき
現段階ではセ・リーグ2球団、パ・リーグ3球団がシーズン前予想と一致。
新人王に関しては牧選手は佐藤選手とデッドヒートを繰り広げていてまだまだ何があるか分かりませんがパ・リーグは宮城投手がほぼ当確でしょう。
早川隆久投手も13試合防御率3.39投球回79 2/3と決して悪い成績ではありませんがちょっと競争相手のパフォーマンスが凄すぎましたね……