いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

東北楽天イーグルス、茨の道へ突き進む

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普段はプロ野球に関して何か意思表示するほどの熱量を持っていないのですが、あまりに衝撃的なニュースを目にしたので急遽書いてます。

 

 

news.yahoo.co.jp

 

 

取締役兼GM兼監督

 

何ですかこれは……

 

 

石井一久氏のGMとしての手腕は私個人としては高く評価していたのですが、だからといってここまで一人にタスクを集中させてしまって大丈夫とはとてもじゃないが思えないです。

 

GMという役職はサッカーでいうフットボールディレクター、あるいはスポーツディレクターに相当する長期的な視野が求められるポジションです。

 

一方、監督は勝利のために今ある人的資産(野球でいえば投手の肩肘など)を逐次投入していく事が仕事ともいえるので、この相反する責務を一人に押し付けてしまうのはどうなんでしょうね。

 

楽天はここ3年毎年監督交代をすることになります。

 

誰が決定を下しているのかは知りませんが、これではチームの根幹を為す哲学は一生身につかないと思います。例を挙げると西武ならとにかくオフェンス力の高い野手を揃えて打ち勝とうといった類のもの。

 

本来なら編成面においてはGMに大きな権限が持たされている筈なのですが、各メディアや楽天イーグルスの公式サイトを見る限りでは球団社長や役員等から持ち掛けられた話で石井氏の提案ではない様子。

 

 

立花社長:11月7日にシーズンが終わりました。そのあとチームの振り返りと反省をしました。
今後どうやったらチームを強くできて、優勝できるかという話の中、11月10日に役員の皆さまとお話をして、石井さんに一軍監督のお願いをしました。
ずっとチームを見てきたこと、選手を知っていること、そして、今まではユニフォームを着ていない形でチームを牽引してくれていましたが、今後はユニフォーム着て石井さんの野球をファンの皆さまに届けられたらということで、お話をさせていただきました。
そして昨日11月11日に石井さん、三木さんに内諾いただきました。

 

石井 一久監督 監督就任に関して|東北楽天ゴールデンイーグルスより引用ー

 

 

 

ご存じの通りこの球団のオーナーは楽天創業者の三木谷浩史氏ですが、同じく彼が会長を務めているヴィッセル神戸でも同じような人事がありました。

 

 

SDの役職についていたブレ球FKでお馴染みの三浦淳宏氏がトルステン・フィンク前監督の退任を受け今年の9月から新監督の座についています

 

news.yahoo.co.jp

 

 

偶然……ですかね?

 

私だけではなく、多くの方が三木谷氏の一声で監督交代が行われたのではないかと勘繰ってしまうと思います。

 

 

プロ野球における全権監督の成功例として現巨人指揮官の原辰徳監督を例に挙げる方もいらっしゃるでしょう。

 

しかし、原監督は監督としては3期目で通算14年という長いキャリアを持っていて、新任の石井氏とは大きく状況が異なります。

 

 

そして楽天球団の短所として球団創設から歴史が浅いので、慢性的な指導層不足に悩まされているという弱点を抱えています。

 

せっかくGMとしてキャリアを積ませて育ててきた石井氏が例によって成績不振等で短期解任された場合には文字通り後がありません。

 

 

平石前監督はソフトバンクへ流出してしまいましたし、生粋のリーダーであるキャッチャーの嶋基宏選手も今はヤクルト在籍ということでしばらくは監督候補に挙げられないと思います。

 

 

率直に言えば背水の陣というやつです。

 

しかもうまくいったとしてもそれほど大きなリターンは見込めず、裏目に出てしまったらそれこそ暗黒時代に突入してしまうと危惧しています。

 

 

 

雑感

 

まあ私は楽天ファンではないのでこうして外野から茶々を入れながらテキトーに見ていられますが、ファンの方々は心穏やかではないでしょうね。

 

過去の傾向から言えば石井新監督も短期政権で終わってしまう可能性が高いと思いますが、その前評判を覆す活躍を期待して見守ります。