はじめに
先日行われたニューカッスルユナイテッドVSマンチェスター・ユナイテッドについての記事です。
試合は開始直後にオウンゴールで先制を許してしまったユナイテッドが後半80分以降に怒涛のゴールラッシュで1VS4で勝利しています
孤軍奮闘のニューカッスルのGKダーロウは途中で足を痛めた様子で見ていて心が痛みました…
一部ではユナイテッド界の最弱王決定戦などと揶揄されたこの一戦ですがxGなどのデータでみるとどのような中身が見えてくるのでしょうか
スタメン
ニューカッスル
参照:https://formation-y.com/ja/formation/newcastle.html
4‐3‐3、あるいは4‐1‐4‐1を採用
10番のマクシマンは予測のつかないプレーを連発する選手なので見ていて飽きません
FWのウィルソンもプレミアで長年実績があり、特にFootball Manager2020をプレイした方にはお馴染みの選手の一人だと思います。
自分のデータでもこんな感じでコンスタントに15ゴール以上得点を挙げているゲーム内最強ストライカーの一人です😅(囲った部分がシミュレート分)
マンチェスター・ユナイテッド
参照:https://formation-y.com/ja/formation/manchester_united.html
前節のトッテナム戦でマルシャルが一発レッドで退場したためラッシュフォードが1トップに入りました。
リーグでは久々の先発起用のマタがどのように攻撃に絡んでくるか注目して見ていました。
データで見たこの試合
①
②
③
参照:Newcastle United 1 - 4 Manchester United (October 17 2020) | EPL | 2020/2021 | xG | Understat.com
③の各種スタッツを見るとどれもアウェイのマンチェスター・ユナイテッドが優勢
ニューカッスルのブルース監督は選手時代の大半を過ごした古巣相手に少しリスペクトが過ぎた感もありますね。
個人的には今のユナイテッド相手には高い位置からのプレスでビルドアップの稚拙さを露呈させるのがセオリーであると思います。
ニューカッスル
ニューカッスルは7本しかシュートを撃てずxGも0.87とあまり得点に繋がるチャンスを作れませんでしたね。
特に本職ではない右サイドで起用されたジョエリントンは全く試合に入れていなかった印象で、75分に交代でピッチを去った際にようやく存在を思い出す程度には影が薄かったです。
唯一の得点も青の中に一つだけ紛れ込んだ☆でわかるようにOGでした。
ゴールエリア内でのxG0.60のビッグチャンスはデヘアの超反応で防がれてしまいました
We're still not over this 😳
— Manchester United (@ManUtd) 17 ottobre 2020
📂 #DaveSaves https://t.co/24RPuahNAG pic.twitter.com/7lkS04RG5c
②のxGチャートをみても分かるようにこれ以外にはゴールが見込めるプレーを中々創出することが出来ませんでした
マンチェスター・ユナイテッド
一方早々に失点したユナイテッドは28本のシュートを放ちxG2.22で4ゴールと終わってみれば快勝。
ブルーノ・フェルナンデスのPK連続成功は途切れてしまいましたが、その後にxG0.12の難しいシュートを決めしっかり帳尻を合わせてくれました
The @ManUtd football in question ⬇️
— Manchester United (@ManUtd) 2020年10月18日
Featuring speed that would make @UsainBolt proud! ⚡️#MUFC https://t.co/1K3qUSQUdT pic.twitter.com/wMGIvV5mBx
この得点までの美しいカウンターこそスールシャール監督の理想とするサッカーなんでしょうね。
起点になったファンデベークの速いグラウンダーパスは世のサッカー少年少女の見本になるような基本に忠実なプレーでした。
マタの浮き球のパスもお洒落。
ブルーノの個人スタッツはこんな感じ
参照:Bruno Fernandes | Manchester United | xG | Shot Map | Goal stats | Understat.com
昨シーズン程活躍は出来ないという予想も多かったがxG,xA共に高水準。
KP90(90分辺りのキーパス数)はレギュラー起用の選手ではデブライネに次ぐ第二位と今年もブルーノFC状態は継続しそうです。
改めてすごい選手なんだと実感させられます
最後までご覧いただきありがとうございました。