インターナショナルブレイク明け最初の試合はヴィカレージ・ロードでのアウェイマッチ、ワトフォード戦。
オーレにとってはこの中断期間でどれだけ傾いたチーム状態を立て直す事が出来たのかを内外に強くアピールする機会であるとともに、改善の兆しが無いのであれば解任の最後の一押しにもなる正念場であると考えられますが、順位争いを語る上でもこれ以上の敗戦は致命傷になり得ます。
必勝態勢で臨むホーネッツとの試合、どのようなラインナップで来るのか、両チームの相性などと共に考えていこうと思います。
両クラブの戦績
Transfermarkt.comによれば、マンチェスター・ユナイテッドとワトフォードはこれまでに33回の対戦があり、戦績はユナイテッド23勝-ワトフォード5勝-5引き分け。
プレミアリーグに対象を絞って直近10試合を見ると、
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(期間:15/16~19/20)
ユナイテッドが8勝2敗と大きく勝ち越していますが、喫した2敗はいずれもアウェイでのものなので、ヴィカレージ・ロードでの対戦に限って言えば全くもって油断ならない相手とも言えます。
更に、ホーネッツにクラウディオ・ラニエリが就任した10月4日以降に行われたプレミアリーグ4試合の両チームを比較すると、xG,xA,xPTSの3項目でユナイテッドは後塵を拝している(参照:https://understat.com/league/EPL)ことからも分かるように、チーム状態がそのままであると仮定した場合は最早この2クラブにこれまでのような大きな差は無い恐れすらあるでしょう……
正直に言えば、オーレがどのようなラインナップ、戦い方を選択するかで試合の結果が決まると考えられる対戦ですが、上手くハマれば再興のキッカケになるかもしれないのが下記の選出。
ラインナップ予想
ワトフォードはブロックを固めて前線のスピードのある選手3、4人のカウンターに好意を見出すような戦い方で来ることが予想されるので、必然的にユナイテッドがボール保持に回る時間が増えると思われます。
また、ポール・ポグバは代表戦でトレーニング中に負傷し年内アウトの恐れ、スコット・マクトミネイも代表戦に体調不良で出場していない事を考えると必然的にスタメンの幅は狭まってきます。後述する理由も考慮すると、私の中ではほぼ即断でこの形に落ち着きました。
それゆえ、オンボールで貢献が出来る選手を多く採用する事が好結果につながると思われ、全体のバランスは勿論ですが2人、3人のケミストリーが試合の展開を左右する場面も出てくるかもしれません。
そうなると、Shaw-Rashford,Sancho-Beek,Ronaldo-Fernandesといったユニットを重要視したこの4-4-1-1が最も適しているのではないかと私は予想します。
凄まじい速度でバグが発見され続けている某ゲーム、今のマン・ユナイテッドと同じような親近感を感じてしまう