いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #Euro2024 】ポルトガルの風変りなシステム、細部を詰めれば大きな成果をもたらすかも

ポルトガルの守備時5-3-2、ポゼッション時3-1-3-2-1の可変は突き詰めるとかなり面白い形だと思うので、ダロト,カンセロの所を中心に上手くいかなかったところを修正した上で次の試合以降も見てみたい。

 

 

 

 

 

【Match Review】トルコvsジョージア

 

前半

ベンチ入り

トルコ
2 Çelik, 3 Demiral, 5 O.Yokuşlu, 7 Aktürkoğlu, 9 C.Tosun, 11 Yazıcı, 12 Bayındır, 13 Kaplan, 15 Özcan, 16 Yüksek, 23 Çakır, 24 Kılıçsoy, 25 Akgün, 26 B.Ö.Yıldırım

ジョージア
9 Davitashvili, 11 Kvilitaia, 12 Gugeshashvili, 13 Gocholeishvili, 14 Lochoshvili, 15 Gvelesiani, 16 Kvekveskiri, 17 Kiteishvili, 18 Altunashvili, 19 Shengelia, 23 Lobjanidze, 24 Tabidze, 26 Sigua

 

 

後ろに人数をかけてスペースを潰し、ボールを奪った後はコチョラシュヴィリの推進力やミカウタゼのコンタクトの強さ等を活かしダイレクトに相手ゴールを狙うジョージア。一番得意な形がタッチライン近くから味方とのコンビネーションを挟んで斜めにゴール方向へ侵入というクヴァラツヘリアは少し特徴を活かしにくく、なおかつ彼自身がチームを背負いすぎているからなのか、自分で局面を打開しようと普段よりも球離れが悪いので絶対的なエースの貢献度は低くなった。

 

一方のトルコはフルバックを前に上げてチャルハノールがCBの横に降りてくるドイツ代表の左右が逆になったようなビルドアップを採用し、アタッカー顔負けの攻撃性能を誇るカディオグルを中心とした左サイドのコンビネーション、ギュレルの個人打開力を活かした右サイドと左右でチャンスを生み出して試合の主導権を握る。

 

25分のトルコ、アタッキングサードでのボール保持でユルディズからコクチュに横パスが入り、コクチュからニアポケットのカディオグルにテンポを変えるダイレクトパスが蹴られると、評価上昇中の若きLBのクロスは一度クリアされるものの、その先に待ち構えていたRBのミュルドゥルがアウトサイドでボールを擦るような巧みな右足のボレーショットを決めてトルコ先制。

 

大雑把に言えばバイタルを誰が埋めるのかという決めごとがクラブチームに比べて曖昧なので、国際大会ではこのようなミドルシュートのゴラッソが生まれやすい傾向にあるが、それにしてもお手本のようなボレーで何度見ても味がする素晴らしい一撃。

 

続く27分にはジョージアロングフィードを弾き返して右サイド始動のカウンターからLWユルディズがネットを揺らすが、オフサイドによって幻のゴールに。

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畳みかけるようにトルコの決定機が続いた為、このまま点差を広げていくのかと思われた矢先、32分のジョージアは右サイドに流れたコチョラシュヴィリがハーフスペースでボールを受け、ユルディズとの1on1になると高速シザースからの縦突破でマークを外してグラウンダークロス。その先に待っていたミカウタゼがここしかないというボール1つ分の空間へ流し込み、トルコGKギュノクの左手の下を通過していったボールはそのままゴールネットに到達した。

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トルコ代表のDF-MFライン間のスペースが広めなので勢いに乗るジョージア代表がアタッキングサードでボールを持てるようになり、逆にトルコも奪ってからの強力なショートカウンターで反撃と無防備の殴り合いの様相を呈した事で試合そのもののエンターテインメント性は一気に高くなる。

 

後半

 

1トップのバリシュ・アルパー・ユルマズが右サイドに流れたがる選手なので、入れ替わるようにギュレルが中央に位置取りする時間が増えていくトルコ。流動性が高まった結果ポジショニングが乱れてジョージアのカウンターの餌食になる事もあったが、代表戦はこれくらい入れ代わり立ち代わりチャンスが続く方が面白い。

 

スコアが動いたのは65分のこと。敵陣左サイドでポゼッションするトルコはコクチュのインスイングクロスを逆サイドでユルマズが折り返し、一度ジョージアにボールを奪われたが素早いカウンタープレスでツィタイシュヴィリのボールロストを誘い、ギュレルが右斜め45度からゴール左上隅を正確に捉えるコントロールショットを決めた。

 

レアルマドリーで素晴らしいシーズン終盤を送った流れのまま、調子を維持しているように見えるトルコの神童は同い年のユルディズと共に10代のウイングデュオとしてこのEURO2024で旋風を巻き起こす可能性も十分に考えられるので今後も注目していきたい。 

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トルコのウィークポイントしてはやはり左サイドの守備。カディオグルは絞りの意識が少し不足しがちで、左CBのバルダクチは一発で解決しようとして安易に飛び込んで交わされる傾向にある為、勝ち越した後もジョージアに試合をひっくり返されかねないチャンスを何度も与えていた。

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最後の最後まで何が起こるか分からないシーソーゲームになり、ジョージアアディショナルタイムにGKを前に上げたパワープレーでセットプレーからあと一歩までトルコを追い詰めたが、惜しくも届かず2-1で敗戦。

 

 

【Match Review】ポルトガルvsチェコ

 

前半

ベンチ入り

ポルトガル
1 Rui Patrício, 2 N.Semedo, 6 Palhinha, 9 G.Ramos, 11 J.Félix, 12 José Sá, 13 D.Pereira, 14 Inácio, 15 J.Neves, 16 M.Nunes, 18 R.Neves, 21 D.Jota, 24 A.Silva, 25 P.Neto, 26 F.Conceição

チェコ
2 Zima, 6 M.Vitik, 7 Barák, 8 Ševčík, 9 Hložek, 13 Chytil, 15 Jurásek, 16 Kovar, 17 Černý, 19 Chorý, 20 Lingr, 21 Červ, 23 Jaroš, 24 Vlček, 26 Jurásek

 

 

5-3-2ローブロックのチェコに対して、ポルトガルは3-5-2のベースシステムからカンセロが左CMに入り、レオンが左外、逆サイドはダロトが幅を取る一風変わった3-1-3-2-1の可変でポゼッション。バック3がボールを持っている際にヴィチーニャが相手1stプレス後方で毎回縦パスを付けられる場所に顔を出すので、2ライン目を1人で問題なくこなしていた事もポルトガルにとっては大きい。

ポルトガルの可変

 

両サイドで相手のWBを留め置く事が出来ていたのでその背後やチャンネル(CB間)にスペースがある事が多かったものの、カンセロ,ブルーノ,ベルナルドの3センターは縦のオフボールというよりも低めの位置で自分がボールを受けてロナウドへパスを出すという意識が強かった為、逆にロナウドのサポートが少なくなって最終局面での人数不足が生まれていた事については修正が必要。

 

そもそもカンセロ-レオンのユニットの守備についての不安もあるが、カンセロとダロトを逆にした方が良いという提案のも正にこれを改善する為で、配球も出来るが自身の裏抜けの意識が高いダロトをポゼッション時の2列目の1人に入れる事で全体のバランスが良化する予想され、逆にサイドでの純粋なドリブル突破はカンセロがダロトを上回っているので右サイドの突破力というこの試合で見られた課題も同時にケアする事が可能。ダロトのパフォーマンスについて否定的な意見が多い印象を受けるが、もし次戦でこの変化が見られれば必ず好転すると断言してもいい。

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ポルトガルのチャンスは基本的に左ウイングの位置に入るレオンがツォウファルとの1on1に勝利してサイドからの折り返しというパターンが主なものだったが、折角相手の守備を崩してもクロスを上げる際に全く中の状況を見ずに感覚で蹴るので中々味方にパスが届かないのが難点。

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ロナウドにパスをという意識が強すぎて逆に動きが鈍るのは国際大会では最早見慣れた光景だが、肝心のロナウド自身は33分のヴィチーニャへのフリックのように味方を活かすプレーも上手いので、もっと彼の近くに多くの選手を寄せていって時には囮に使うくらいの心意気でいる方が全体の循環もロナウドのゴール数も増えていくはず。

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後半

 

相手陣内で継続してボールを持つも最後の一押しが足らないポルトガル、走り回されて精神的消耗は激しいものの全員の守備意識が高く守りが堅いチェコ、後半に入っても基本的な展開は変わらず。

 

ただ、雨足が強くなって行く中で、ポルトガルのショートパスのズレが時間と共に増えていき、チェコアタッキングサードに侵入出来るようになり始めた事でやや不穏な空気がピッチ上に漂い始める。

 

62分、チェコゴールキックから中央での空中戦になった所でカンセロがパヴェル・シュルツに競り負けてチェコが右サイドでボールの所有権を得ると、ゴール前のFWを狙ったアーリークロスはタイミングが合わず流れたものの、ルーズボールに対しダロトの反応がワンテンポ遅れた事で左WBドウデラが余裕をもって中央にクロスを送る。

 このボールはペペがクリアしたものの、再びセカンドボールをチェコに拾われ、ツォウファルの落としにルーカス・プロヴォドが豪快なミドルショットで応えて得点を奪った。

 

 

失点空けのポルトガルはダロト,レオンを下げてイナシオ,ジョタを投入。ウイングバックはシンプルに大外を取るように変わり、ジョタがロナウドの周りで生まれるスペースに走り込むので使う側と使われる側のバランスが良くなり、相手DFの裏を効果的に使えるようになった。

 

69分、ポルトガルはヴィチーニャ→ベルナルドの縦パスでボックス内にボールを進め、ベルナルドが相手の意識を自分に寄せた所でヴィチーニャに戻すと、これにダイレクトで合わせたアウトスイングクロスに大外からファーサイドでのターゲットとしてボックス内に入っていたヌーノ・メンデスが相手より頭1つ分高い打点からヘディングで折り返し、ゴール前の混戦でGKの弾いたボールが丁度CBのフラナーチに当たりオウンゴールで同点。

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ターゲットマンにもなれるメンデスのプレーの幅の広さと、しっかりとゴール前でロナウド,ジョタがリバウンドを待ち構えているFWとして嗅覚、オウンゴールではあったがしっかりと自分たちの力で奪い取った得点なので、指揮官の交代策が当たった事も含めてポルトガルの底力を改めて感じる。

 

振り出しに戻った後も引き分け上等で戦い方を変えず、なおかつ終盤になってもハードワークを続けるチェコの前に苦しめられる2016年大会の王者。それでも87分にはカンセロの完璧なクロスをロナウドが頭で合わせ、ポストに当たり跳ね返ってきたボールをジョタが咄嗟に反応して勝ち越しゴールを奪ったかに見えたが、僅かにロナウドの左肩がオフサイドラインを飛び出ていたとして取り消し。。。

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大舞台でのエンジンのかかり始めの遅さには定評があるポルトガルらしく、初戦をドローで終えるのかと思われた中で迎えた後半アディショナルタイム、直前に投入されたネトがイナシオのロブパスを受けて左サイドを侵攻し、同じタイミングでピッチに入ったフランシスコ・コンセイソンが父セルジオを思わせる勝負強さを発揮し値千金のゴールを奪った。

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冷静に振り返ればチェコCBのフラナーチのボーンヘッドでこのレベルの選手なら誰でも決められるようなオープンゴールではあるものの、同じような決定機で緊張して普段のプレーが出来ないケースも多いので、しっかりと決めきった事を評価したい。