いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #MUFC 】念願叶うか不安にさせるクラブ買収交渉

グレイザーファミリーがマンチェスター・ユナイテッドからの撤退を前提に、チェルシーのクラブ買収の際にも窓口となったアメリカの銀行,レイン・グループの手を借りて売却交渉に乗り出し、新たなオーナー候補がイギリスの化学大手イネオスの創業者,ジム・ラトクリフとカタールイスラム銀行(QIB)のチェアマン,シェイク・ジャシム・ビン・ハマド・アルサーニの一騎打ちである事は既に広く知れ渡っている。

 

一時はグレイザーズを少数株主としてクラブに残すと提案したラトクリフが優勢と報じられていたが、ここに来て買収額を上乗せしたジャシム率いる*「Nine Two Foundation」が一気に捲りカタール国内のメディアでは買収成功の一報も伝えられた。

*(アカデミーから何人ものスターが出た黄金世代,The Class of 92から名前を取っている)

 

ただ、クラブ公式からの発表は未だなく、選手の獲得/放出には例外なくグレイザーズの承認が必要という体制なので、この件が片付くまで全ての移籍交渉がストップすると考えられており、この出遅れは元々交渉能力に疑問のある赤い悪魔にとって笑い事では済まされない。

選手補強とチームの改善点について

irohasesun-fm-foot.hatenablog.com

 

レバレッジド・バイアウト(LBO)で自身の懐を痛めずクラブを手中に収め、利息を返済するのみで負債そのものには全くと言っていいほど手を付けず、老朽化著しいオールド・トラッフォードやキャリントンの練習場は勿論ほったらかし。せめて去り際くらいは潔くあって欲しかったが、最初から最後まで"労せずとも無限に金の成る都合のいい木"くらいにしか思っていなかったのだろうか?

(地元紙Manchester Evening Newsによれば、グレイザーズは過去10年間でクラブから1億5800万ドル超の配当を受け取っている。)

 

 

何の因果か、このタイミングでLBOによるクラブ買収を禁止にする事がプレミアリーグの年次総会によって全会一致で決まり、マンチェスター・ユナイテッドのような被害者が今後出なくなりそうな点だけはほんのわずかな救いだろうか。

 

ワールドカップ招致やフランスでの立ち回りを見るに、確かにこのクラブ買収がカタールのスポーツウォッシングに利用されるかもしれないという懸念はごもっともだが、個人的にはジャシム自身が熱狂的なマン・ユナイテッドのサポーターであるという報道に対する真実味と、クラブの負債を全て返済しインフラ整備やファンダムへの投資など、ピッチ上だけではなくユナイテッドを包括的に支えるという表明への期待感の方が勝っている。

 

無論、甘い言葉を囁くだけで実際には富と名声を吸うだけの良くない虫だったという事がないように、ファンやサポーターはオーナーの一挙手一投足を監視し続けるのが肝心であるのは常に変わらない。気づいた時には手遅れだったというのは現体制の限りとしなければ……