Free Hitを下さい、そう嘆きたくなる終盤の怪我人ラッシュとカップ戦によるゲーム延期の連続でジワジワ削られていくスコア。その様はまるでガス欠で成績が悪化する実際のチームの如く。
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スカッド
ワトキンスキャプテンは不発。消極的な理由で残していたサカが久々の活躍でポイントを伸ばし、何とか全体平均と同じ所まで数字をリカバリーした。
クラブ
(スタメン)
アストン・ヴィラ:ワトキンス、ブエンディア
ブレントフォード:ベン・ミー、イェンセン
フラム:レノ、リーム
アーセナル:サカ
ニューカッスル:トリッピアー
トッテナム:ケイン
クリスタル・パレス:エゼ
ウルブス:キルマン
(リザーブ)
ダニー・ウォード、三笘、チルウェル、ハーランド
IN:エベレチ・エゼ
OUT:ミカエル・オリーズ
結果的に欲に目がくらんだ補強でしたね。それでも後悔はありませんが、どうしてもフィールドプレイヤー優先になってしまう思考回路なので放置したままのウォードが飛んでもない不良債権になっている事に関しては完全に編成のミス。
対戦カード
(自チームスタメンのみ)
アーセナルvsサウサンプトン
↪3-3ドロー
フラムvsリーズ
↪2-1フラム勝利
レスターvsウルブス
↪2-1レスター勝利
クリスタル・パレスvsエバートン
↪0-0ドロー
ブレントフォードvsアストン・ヴィラ
↪1-1ドロー
ニューカッスルvsトッテナム
↪6-1ニューカッスル勝利
サカは復活したがアーセナルの勢いには陰り
理由はハッキリしていると個人的に考えています。マンチェスター・ユナイテッドと同じくセンターバックの怪我人続出により、ビルドアップのプレッシング回避,縦パスの配球能力が低下していることが最大の原因。
ユナイテッドがリサンドロ・マルティネス離脱後の試合でハリー・マグワイアのプレーに批判が集まっているのと同様に、アーセナルではウィリアム・サリバの代わりにスタメン起用が続くロブ・ホールディングが悪目立ちする形に。
もう少し正確に表現すると、ホールディング自身のやれることはやっていて尚且つ少しずつ縦パスの精度も良くなっているように見えますが、単純にCFとの浮いたボールのデュエル(ヘディングではなく足元で収めるようなケース)で脆い点と持ち運ぶ力の低さ、さらに配球面の不安からDMの選手がバックスの近くに吸収されやすいといったチーム全体へ及ぼす影響もあるので、ポゼッションコントロール型の戦法には不向き。
更に離脱していないコアメンバーも選手層の厚いとは言えないスカッド故に勤続疲労が色濃く出ており、そういう意味でもリザーブの充実が明らかに違うペップ・グアルディオラのマン・シティとのタイトルレースは最終的にアルテタの師匠筋にあたるペップが競り勝つ事になりそうです。
なお、セインツ戦ではサカが1ゴール1アシストと2得点に絡んでFPLでも13Ptsと中々の高スコアをマークしているので、上記の理由からアーセナル守備陣を信用していない私としては狙い通りの結果。
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— SPOTV NOW JAPAN (@SPOTVNOW_JP) April 23, 2023
首位を走るアーセナル🔴
試合終盤に追いつくも...
\#アーセナル 3-3 #サウサンプトン
20分、マルティネッリ(0-2⇨1-2)
88分、ウーデゴール(1-3⇨2-3)
90分、サカ(2-3⇨3-3)#プレミアリーグ全試合観られるのはSPOTVNOWだけ pic.twitter.com/OEXG2eaRgh
セント・ジェームズ・パークの衝撃
前指揮官アントニオ・コンテの参謀であったクリスティアン・ステッリーニ率いる暫定体制で順位争いのライバル ニューカッスルのホームへ乗り込んだトッテナム。
コンテの代名詞であった3バックではなく4バックを採用し、LBペリシッチ,RBペドロ・ポロというかなり攻撃的な布陣で臨みましたが、案の定守備不安のあるポロを集中的に狙われあっと言う間に2点ビハインド。
その後はマーフィーのゴラッソや得点を奪い返す為に前へ比重を置いた所へのカウンター炸裂と典型的な大敗ゲームの様相を呈し、ハリー・ケインが意地のゴールで1点を奪い返すのが精一杯だった。
ニューカッスルが大量6ゴールを加算した割にトリッピアーは0アシストと個人的には旨味の無い内容になってしまったのでそういう意味でも誤算。ただ、マンチェスター・ユナイテッドのファン目線で言えば5位以降とのラインが明確に線引きされたのでこれはこれでアリかも。
大敗したスパーズの選手団はこの試合を見る為に遠征したサポーターのチケット料を払い戻すと発表し、クラブ側も暫定監督ステッリーニを早くも解任と大きなショックが広がっていると見られる。そして後任にはモウリーニョ後に続く2度目の暫定指揮となるライアン・メイソンが就任した。
あとがき
Gameweek33の試合にあたるマンチェスター・シティvsアーセナルの首位攻防戦、後半から見ましたがやはりマン・シティが圧倒して勝利。疑惑まみれのクラブなので癪に障る部分が無いと言えばウソになりますが、チーム強化やトレーニング設備の充実ぶりを見てもしばらく彼らの王朝が続きそうですね……
ユナイテッドはまずグレ○ザーファミリーをどうにかしてどかさない限りどうにもならないと思います。その点では新オーナーは○レイザーを経営陣に残すという報道もあるラトクリフではなくカタール一択。