21/22イングリッシュプレミアリーグ
マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシー戦をプレビュー。
前節、アーセナルに敗れCL出場が露と消えたマンチェスター・ユナイテッドは勝ち点2差に7位ウエストハムが迫っているなか、ミッドウィークにオールド・トラッフォードでチェルシーとの今季2度目の対戦を予定しています。
奇しくも次のブレントフォード戦含め、3試合続けてロンドン勢との対決となりますが、ユナイテッドの3連敗も全くもって現実的であるとファンですら思わざるを得ない程に現状のチームはまとまりがなく、直面する困難に成す術なくただ漂っているだけにも見える。
実はホーム開催のチェルシー戦では12/13のリーグ戦以来9年間負けを記録しておらず、過去15年間に対象を広げても通算16試合8勝6分け2敗とかなり相性のいいカードなのですが、金曜日以降もその記録が続いているかどうかは怪しい。
チーム状況
マン・シティとのダービーマッチ以降、プレミアリーグのアウェイ戦で4連敗と一時は30に迫る無敗記録を作ったスカッドとは思えない程に成績悪化の止まらないユナイテッド。今シーズンのホーム開催はこの試合と来週月曜のビーズ戦で最後となり、せめて最後だけでもいい形で締めくくって欲しい。
しかし、モチベーション面の問題にとどまらずチェルシーとの試合では怪我や病気を理由に起用出来ないトップチームの選手が非常に多い。
欠場が続くショー、フレッジ、ポグバ、カバーニに加え、マグワイアに膝の問題、サンチョは扁桃腺炎を発症。ワン=ビサカも明確な理由は分からないものの出場できるか微妙という事で、クラブの公式サイトの記事を信じるならばシニア選手は僅か14人という危機的状況。
リバプール戦のハンニバルに続き、アカデミー選手に時間が与えられる可能性も十分にあり、順当にいけばLWの先発になるであろうラッシュフォードよりもU-23で目覚ましい活躍を見せるアレハンドロ・ガルナチョをスタートから見たいという声は決して小さくありません。
一方、優勝争いとも4位を争うCL圏争いからも少し離れた位置につけるチェルシーはアントニオ・リュディガーがトレーニンググラウンドに復帰。
今季終了後のクラブ退団は明らかであり,レアル・マドリーへの移籍が確実視されている状態でモチベーションがあるかは不明ですが、彼を欠いたアーセナル戦では4失点負けを喫しているようにチームへの影響力は非常に大きい。
長期離脱のベン・チルウェル、マテオ・コヴァチッチ、カラム・ハドソン=オドイは欠場しますが、リース・ジェームズや胃痙攣のアンドレアス・クリステンセンはこの試合に出場すると予想されています。
ラインナップ予想
テレス-ラッシュフォードの左サイドには攻守両面で不安要素しかありませんが、トップチームの選手に拘る場合は殆どこれ以外に選択肢がありません。
ブルーノのパフォーマンス低下も大きく騒がれるようになった感がありますが、残念ながら今のチームに彼を休養させる余裕はなく、同じくアジリティとスタミナに問題のあるマティッチもフル稼働させなければいけないのが現実。