マンチェスター・ユナイテッドのFAカップは3回戦から始動。
相手は9月のリーグ戦で終盤にセットプレーから失点を許し、ホームでは実に12年ぶりの敗戦となったアストンヴィラ。
いきなりプレミアリーグのクラブと対戦というのはドロー運の無さを恨みたくもなりますが、ポジティブに捉えるならば、この試合はオールド・トラッフォードで行われるので絶好のリベンジの機会が与えられたともいえます。
ラインナップ予想
ラルフは試合前の会見で「他のクラブが行うような大胆なメンバー変更は行わない」とターンオーバーを行わずFAカップに全力を注ぐ事を示唆しており、これを踏まえて今回のラインナップは普段出場機会の無い選手ではなく次のリーグ戦で起用したいメンバーを中心に(ショー、マクトミネイは次節出場停止だが)組んでくると予想。
また、DMに関してボールを持っている場面ではマティッチ>フレッジですが、フレッジのいない試合でまるで前線からのプレスがハマらなかった事を考慮するともう一度彼がファーストチョイスに戻ってくると考えられます。
McFredの組み合わせではどうしても組み立ての局面で上手くいかない場面も見られますが、総合的に見れば今起用出来るメンバーではこれがベスト。
CBではヴィクトル・リンデロフがトレーニングに復帰し、ラルフも彼は起用可能であると発言していましたが、敗戦したウルブス戦で712日ぶりに試合に戻ってきたジョーンズのパフォーマンスが非常に良かったので、継続してスタメンの機会が与えられる可能性が高いと判断。
勝敗を分ける要素
セットプレー守備に問題を抱えるユナイテッドに対し、プレーが止まった状態からリーグ最多となる6つのGCA(ゴールに繋がった2つ前までのプレー)を記録するヴィランズの対戦という事で、勿論これが最大の注意点。
思い起こせば、9月25日のリーグ戦でも決勝点はコーナーキックからコートニー・ホースのヘディングシュートでした。
当事者ホースの試合出場は微妙なところですが、タイロン・ミングスやオリー・ワトキンスはオールド・トラッフォードでの今季2試合目に間に合う模様なので、依然としてセットプレーの守備、特にCKへの警戒感を薄める事は出来ない。
過去10戦の戦績は
WDWWWDWWWL (7勝2分け1敗)
基本的にはユナイテッドが一方的に勝ち点を積み重ね続けているカードなので、メディア予想でもホームチーム勝利とするものがほとんど。ただ、先述した落とし穴にハマってしまうと悪夢が再び訪れる恐れあり。
因みに、直近のアストンヴィラと言えば、FCバルセロナからフィリップ・コウチーニョの半シーズンローンが決まりマーケットを賑わせていますが、まだ細かい手続きが終わっていないようなので今回の対戦ではスカッド入りの可能性は低いとされています。
“63 caps for Brazil, a serial winner, played for Barcelona, was incredible at Liverpool.
— Aston Villa (@AVFCOfficial) January 7, 2022
“I can understand why a lot of supporters up and down the country are speaking about him.” 🔥