いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #NORMUN 】デヘアに感謝としか言いようのない辛勝

※21/22イングランドプレミアリーグ第16節

ノリッジ・シティvsマンチェスター・ユナイテッド戦の記事です。

 

Covid-19の猛威に再び晒されるプレミアリーグ

延期された試合も出てくるなど今後日程通りに試合消化が出来るかどうかも分からないところですが、キャロウ・ロードの試合では勝ち点3を積み上げて上位クラブとの勝ち点差をこれ以上離されないようにするのは必須。

 

過去10戦8勝2敗と相性のいい対戦相手なので大勝を期待したいところですが、アウェイ戦績は毎回ギリギリの試合なので今回も苦戦を強いられるかも。

 

 

 

 

プレビュー

 

 

欠場{怪我(疑い含む)、病気、出場停止etc.}

ノリッジ
クリストフ・ジマーマン
ミロト・ラシツァ
サム・バイラム
ブランドン・ウィリアムズ

マンチェスター・ユナイテッド
ポール・ポグバ
ラファエル・ヴァラン
アントニー・マルシャル
エディンソン・カバーニ

 

 

スタメン

 

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ベンチ入りノリッジ
3バイラム、10ダウエル、14キャントウェル、19ソーレンセン、20レース=メル、26ムンバ、28A.ガン、35アイダ、40トムキンソン

マンチェスター・ユナイテッド
3バイリー、4ジョーンズ、11グリーンウッド、14リンガード、22ヒートン、23ルーク・ショー、26D.ヘンダーソン、34ファン・デ・ベーク、36エランガ

 

ノリッジは欠場の可能性が高いとされたバイラムがベンチ入り。

カバク-ハンリー、そしてギルモアのセンターラインは守備の強度という面で少し不安を抱えているかもしれない。

 

一方のユナイテッドはパレス戦と同じメンバー。

おそらくフォーメーションも同一でしょうから、要求されるのは完成度の向上。

理想としては前節の試合前半に見せたインテンシティの高く手数をかけずゴールを狙うフットボールをより長時間継続すること。

 

 

 

試合内容

 

前半

 

サンチョとブルーノは頻繁に位置を変えたり中央で純粋なトップ下のような動きを取ったりかなり自由に動き回りますが、基本形は4-2-2-2の右サンチョ,左ブルーノ。

 

ただ、この試合ではパレス戦のような守備の圧力がなく、セカンドボールの回収でもノリッジに劣っていたので試合をコントロールしていたとは到底言えず、カウンターからチャンスを作っても最後のパスがずれたり球離れが悪くタイミングを逃したりとフラストレーションの溜まる展開でした。

 

最初の得点機会は14~15分にかけて、ラッシュフォードが中央やや右寄りボックス手前の位置でFKを獲得すると、アレックス・テレスのキックはジョシュア・サージェントの頭に当たって軌道が変わりクロスバー直撃。

Embed from Getty Images  

 

16分にはクリスティアーノ・ロナウドと彼のドリブルを防ごうと前に身体をいれたグラント・ハンリーが接触し転倒。ハンリーは左腕を痛め一度ピッチに戻りましたが結局21分に途中交代を余儀なくされ、ヤコブ・ルンギ・ソーレンセンが代わりにピッチへ。

Embed from Getty Images  

 

その後もアタッキングサードでのプレー制度に欠け、変動のないまま進んだキャロウ・ロード。29分にはノリッジがユナイテッドの前線のプレスをダイレクトプレーで交わしてカウンター。最後はボックス内でルーカス・ルップからテーム・プッキにパスが通り万事休すかと思われましたが、フィンランドのエースストライカーはトラップに失敗しその後のプレーに繋げる事が出来ませんでした。

 

37分、今度は中盤でボールを奪ったユナイテッドのカウンター。

スコット・マクトミネイ→ロナウドにスルーパスが通り、ロナウドは2度のシュートフェイントを挟んで左足でゴールを狙いますがティム・クルルの好セーブに阻まれて得点は入らず。

AT直前の45分にはコーナーキックのクリアボールを拾いチャンス継続。サンチョが上がっていたマグワイアアーリークロスを入れ、ゴールに背を向けて何とか頭に当てたマグワイアのシュートはループ気味にゴールマウスに向かっていきますがクルルの左手が届いてまたしても得点を阻まれ前半は0-0で折り返し。

 

 

後半

 

エンドが変わってすぐの47分、クリアボールをプッキがキープしてノリッジの得点チャンス。左から右サイドへボールを動かしてマックス・アーロンズとのワンツーでDFをかわしたプシェミスワフ・プワヘタがボックス内でシュートを放つも、これはデヘアが正面キャッチ。

56分~57分には長時間ノリッジにこちらの陣内でボールをキープされ続け、最後はルップのパスを後ろ向きでうけたプッキの強烈な左足がゴールマウス上部へ向かいますが、今度はデヘアがジャンプして右手でクリア。

 

50分台は完全にノリッジの一方的なペースでしたが、60分を越えると今度はユナイテッドに複数のチャンス。61分、CK後のカウンターから最後はラッシュフォードのミドルシュートが惜しくも左のサイドネット直撃。62分には中盤でボールを奪取しマクトミネイからボールを受けたフレッジのスルーパスがラッシュフォードに通りますが、切り返して左足でシュートを撃てるタイミングでロナウドへのパスを選択。更にその精度も雑で大きなチャンスをみすみす逃してしまう大失態。

 

 

更に、追い打ちをかけるように70分にはヴィクトル・リンデロフが突然胸を押さえてピッチ上に座り込んでしまいます。どうやら呼吸がしづらい状況になっていたようで、大事を取ってエリック・バイリーとの交代でピッチを後にします。

 

最後の詰めが甘く得点機会を逃し続ける赤い悪魔。

それでも73分には、CK後のセカンドボール回収からマクトミネイがクロス。それと同時にボックス内ではロナウドがアーロンズに倒されてPKを獲得。

名手クルルの逆をついた弾丸シュートを決めたロナウドは通算ゴール数を802に。

Embed from Getty Images  

 

 

終盤は両チームビッグチャンス続きでした。

77分のノリッジはセットプレーからオザン・カバクのヘディングがゴールを捉えますがデヘアの腕一本がこれを防ぎ、86分にはユナイテッドが左サイドのカウンターからラッシュフォード→ロナウドにパスが通り決定機。AT2分にはノリッジがまたしてもFKからチャンスを作りますがオフサイド。しかしながら、仮にラインの中だったとしてもデヘアと信じられないセーブが成功していたのでノーゴールだったでしょう。

 

 

なんとかPKの一点を守り切ったユナイテッドが0-1で勝利。

兎に角ダビド・デヘア様様という試合でした。

 

 

ハイライト

 

 

 

ゴール⚽75分:クリスティアーノ・ロナウド(PK)

 

選手交代

 

ノリッジ

21分 ハンリー🔁ソーレンセン

70分 プワヘタ🔁キャントウェル

76分 ルップ🔁リース=メロウ

 

マンチェスター・ユナイテッド

67分 サンチョ🔁グリーンウッド

74分 リンデロフ🔁バイリー

88分 ブルーノ🔁ファン・デ・ベーク

 

データ

 

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ポゼッション、シュート数共にユナイテッドが上回っていますが、実際に試合を見ていた方々はカナリーズの方に試合の流れは傾いていたとみな一様に頷くのではないでしょうか。やはりセットプレー守備の脆さは他クラブにも知れ渡っているようで、8本の相手のCKではニア・ファー、そして球の種類をその都度変えて毎回のように脅威にさらされていました。

 

 

PSxG(GKのシュートセーブを考慮したゴール期待値)2.0というタフなシチュエーションで無失点を記録したデヘアがまごうこと無きベストプレイヤー。

この2.0という数値はPK込みのクルルの数字を上回るものであり、このデータはそれだけこの試合のユナイテッドの守備が不安定であった事を示唆しています

(source:Norwich City vs. Manchester United Match Report – Saturday December 11, 2021 | FBref.com)

 

 

xG

 

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参照:Norwich 0 - 1 Manchester United (December 11 2021) | EPL | 2021/2022 | xG | Understat.com

 

主導権を握っていたのは明らかにホームチームでしたが、期待値の上ではユナイテッドに分があったという結果を示しています。

 

ロナウドは珍しくオープンプレーの2度の大きな得点機会でいずれもゴールに結びつけられませんでしたが、自ら獲得したPKのチャンスをしっかりと決めて面目躍如。

 

また、チーム全体のxGの伸びが悪かったのはブルーノのパフォーマンスが低調だったことが大きな要因ではないかと考えています。(xG:0.07,xA:0.01)

 

 

あとがき

 

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胸の違和感で途中交代したヴィクトル・リンデロフについて、ラルフ・ラングニック監督は10分以上呼吸のしづらさを抱え、心拍数も通常より高くなっていたと明かしており、医者の検査では何事も無かったとのことで一安心ですが、場所が場所だけにしばらくは慎重に様子を見る必要があるでしょう。

 

 

ただ、心配の種は他にもあります。

ユナイテッドでも新型コロナ陽性者がスタッフ・選手内に複数人発生した事が試合翌日に練習場で行われた検査で発覚。

火曜日のブレントフォード戦に関して試合延期の可能性をメディアが報じており、この勢いで他クラブにも感染が広がっているのだとすれば19/20以来のリーグ中断の恐れすら考えられる緊迫した事態。

 

ただ見守る事しか出来ませんが、感染された方々のいち早い回復をお祈りすると共に、これ以上のアウトブレイクがない事を信じたい。