「優先順位」というのかゲームをプレイする上での根幹となる考え方の話。
まず、勝利するために必要な2つの事は相手ゴールにボールを入れる、味方ゴールにボールを入れないという非常にシンプルな約束事。
ここを頭に入れた上で全てのプレーを行うというのは大前提ですが、今回は相手ゴールにボールを入れるの方に焦点を当てて書いていこうと思います。
Opponent’s Goal
直訳するとゴール方向
つまりは全てのプレーをゴールを奪う為の布石にしようという事で分かっている人にとっては当たり前の話ではあるが深堀りしていくと帰ってこれない沼でもあります。
ボールホルダーに対して近づくような動き✖
オリンピック日本代表の堂安-久保のように近い距離2人以上のプレイヤーが存在する場面を作ってしまうと特に3on3や2on2主体のロケットリーグでは広大なスペースを相手に与える事と同義なのでゴール前を除けば車3~4台分くらいのスペースを確保したいところ。
上達するほどこの範囲が自然に広がっていくので、GC2人vsプラチナ以下3人という数的不利マッチでも前者の方が勝利する回数が多くなるかもしれない。
後ろでカバーに入る動きは確かに必要な場面も多いですが、この画像の青い車(見辛かったらごめんなさい)のようにほぼ真後ろにいるのは全く意味がないのでボールホルダーの動きをよく見て反対サイドにハンドル切りながら斜めに前進するといい位置でラストパスを受け取れるかも。
或いはもう1人の味方が右サイドにいるので両者の中間やや後ろ目に位置取りしてカウンターをケアするでもOK。
後ろ向きでプレーする時間の減少
(例:ゴール前に詰めた後の帰陣の速度、空中に浮いた後の姿勢制御)
背中向きで相手ゴールを狙うのは正対時より遥かに高い集中力とシビアな入力タイミングが必要とされるので、シュートを打ったプレイヤーはすぐさま自陣へ戻るべき。
以前の記事で三角形をキープする事がこのゲームにおいても試合を優勢に進めることに役立つのではないかと書きましたが、そこにも繋がっており、▽△を形成していれば必然的に1人か2人はボールの後方、正対出来る場所にいる事になるのでカウンター阻止のプレスをすぐさまかける事が出来ます。
1stディフェンダーが時間を稼ぐ間に他の味方は適宜ブーストを回収しながらゴールポストを意識して戻るのがこのゲームに置けるサイクルの基本パターン。
Key Pass(チャンスクリエイト)
↪シュートに直結するパス
スコアだけを意識するなら自分1人でひたすらシュート乱打が効率的だが、試合に勝利する事を目的とするならば空いている味方を上手く使って車ではなくボールを積極的に動かした方が勿論強い。
*上記画像のケースではニアサイドへのシュートを選択してしまいこの決定機を得点に結びつける事は出来ませんでした。
相手を誘いだす
時には相手を釣るバックパスも選択肢に
ランクが上がると相手もニアポストとファーポストに1人ずつ人員を割いてブロックを固めて来るので、安易なシュート<味方へのパス になる場合が多い。
ある程度習熟度を得たプレイヤーはポストに構えてシュートブロックを意識したプレーをするので、単純にシュートを打つだけではなく敢えてボールを懐に置いて相手を釣るような動きも要求されます。
↪ドリブル・頭乗せの練習
4人目の味方
既存の球技と大きく異なるのはロケットリーグにはラインを割るという概念が存在しない事。つまり左右前後+天井の壁は敵にも味方にも変化します。
左右の壁とのワンツーで相手を往なす動きは空中制御に比べれば難易度も低く、プレッシャーのかかる場面でも再現性の高いプレーだと思われるので積極的に取り入れたい。
壁にボールを当てて跳ね返りに対しシュートを狙う"ダブルタッチ"や天井から浮いたボールにアプローチする"シーリング~"と名の付く技もこの考え方の応用なのでボールは友達ならぬ壁は友達と言えるくらいに壁+天井を使いこなせるようになるのがランクを上げるコツの1つ。