東京オリンピックのサッカー競技も2節を終え、サウジアラビアを除く15か国に未だトーナメント進出とグループステージ敗退の可能性が残る拮抗した予選ラウンドとなってしますが、今回はそんな中で開催された最終節に関する記事です。
▼これまでの戦いを振り返る
試合結果
17:00 キックオフ
D組:ドイツvsコートジボワール⇒1vs1のドロー
D組:サウジアラビアvsブラジル⇒1vs3でブラジル勝利
17:30 キックオフ
B組:韓国vsホンジュラス⇒6vs0で韓国勝利
20:00 キックオフ
C組:オーストラリアvsエジプト⇒0vs2でエジプト勝利
C組:スペインvsアルゼンチン⇒1vs1のドロー
20:30 キックオフ
A組:南アフリカvsメキシコ⇒0vs3でメキシコ勝利
A組:フランスvs日本⇒0vs4で日本勝利
アルゼンチン敗退、チアゴ・アルマダもっと使うべきだった
互いにトーナメント進出を決めるためにも勝利が欲しい第3節一番のビッグマッチは前半からスペインが試合を優勢に進め、主に左サイドのマルク・ククレジャ-ダニ・オルモのラインから多くのチャンスを作り、真ん中でフォルスナインのような動きを取っていたミケル・オヤルサバルには複数の得点機がありましたがいずれもゴールに結びつける事は出来ず、スペインは7割を超えるポゼッションを記録するも無得点で前半を折り返します。
後半に入り試合が動いたのは66分。
アタッキングサードでオヤルサバル(CF)→アセンシオ(RW)→ダニ・オルモ(LW)とアタッカー3枚で中央-右-左とボールを大きく動かしたスペインはオルモのラストパスにミケル・メリーノがグラウンダーを決めて先制。
同時刻のもう1試合ではエジプトがオーストラリアからリードを奪っていたので得失点差の問題で勝利が必須のアルゼンチンは70分に国内の至宝 チアゴ・アルマダを投入し、87分にはアルマダのコーナーキックからトーマス・ベルモンテが決めて試合をイーブンに戻します。
しかしながら、終盤のパワープレイに持ち込みたいところで引き分けでも首位突破の決まるスペインのボール保持が見事に決まり時間を費やされ結局アルゼンチンは勝ち越し点を奪えず試合はドロー決着。
フルマッチ
アルゼンチンは勝ち点4得失点-1でグループCの3位となり、 この激戦区を突破したのはスペインとエジプトの2か国。
スペインは前評判通りですが、サプライズとなったエジプトはOAのモハメド・ヘガジを中心とする堅いブロックで3試合1失点と見事な内容で2枠目を掴んでいます。
個人的にアルゼンチンで最も期待していたチアゴ・アルマダは3試合で僅か20分の出場に留まりましたがその中でスペイン相手にキーパス2本、アシスト1つと見事なパフォーマンスでした。
移籍マーケットではオリンピック・マルセイユかMLSのアトランタ・ユナイテッドのどちらかに加入する事が濃厚とされていましたが、Fabrizio Romanoによれば後者への加入が近いとのこと。
Thiago Almada is now discussing personal terms with Atlanta United. He’s expected to join MLS side after Olympics once his contract will be ready. 🇺🇸 #AtlantaUtd
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) July 28, 2021
Vélez consider the agreement with Atlanta “reached and completed” - deal now at final stages, as reported today. 🇦🇷👇🏻 https://t.co/MM1m6HGEK4
本音を言えばヨーロッパで見たかったので少し残念な気持ちもありますが、まだ20歳のヤングスターなので3年後辺りにトップリーグでその姿を見られるかもしれない。
3試合11失点のフランスは品性を疑う悪質プレーも飛び出す
前節の記事でも指摘した通り、今大会のフランスは中盤のフィルターが機能せず、右サイドの守備も非常に脆いので想定通り日本が大量リードを奪う試合展開となりました。
後半に入っても展開は変わらず、70分には途中出場の三好康児選手のゴールも決まって大勢が決した試合ですが、直後のプレーでその三好選手がフランスLWランダル・コロ・ムアニに上記のような悪質なファウルを貰いコロ・ムアニは当然一発退場。
たまたま運がよく大怪我に繋がる事はありませんでしたが場合によってはキャリアを失いかねないような場所を思いっきり踏みつけているのでこれは言語道断。
ただのレッドカードだけではなく複数試合の出場停止処分を視野に入れるべきだと私は考えています。
このコロ・ムアニという選手は20/21シーズン リーグアンのナントで9G8Aを記録しオフにはドイツのアイントラハト・フランクフルト、イタリアのACミランのターゲットになっていると目されている注目株ですが、22歳という年齢になってこのような幼稚なプレーを犯してしまったのは非常に残念です。
あとがき
準決勝で戦うニュージーランドはクリス・ウッド、ウィンストン・リードとプレミアリーグを見ている方にとっては馴染みのあるOAを筆頭に様々なフォーメーションを使い分けるソリッドなチーム。
おそらく日本戦では5バックで来るのではないかと予想していますが、ブロックを敷かれた相手を崩すのは世代を問わず日本代表の以前からの課題なので、それを打ち破るような快勝を見せて欲しい。
これは完全な愚痴なのですが、ブログの下書きが謎のバグかなにかで一度消えて正直絶望しました🤮