はじめに
イングランドプレミアリーグのイエローカード累積によるサスペンションは以下のようになっています。
これを踏まえて今回はマンチェスター・ユナイテッドのキャプテン、ハリー・マグワイアの置かれた状況と首脳陣にとって欲しい判断についてです。
次節イエローを貰うとダービマッチ2連戦にキャプテンを欠いて挑む事に
まずはチームのサスペンション、そして日程について確認してみましょう。
イエローカードの枚数は上から順に
1位マグワイア:9枚
2位ルーク・ショー:7枚
3位ブルーノ、フレッジ:5枚
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と続いています。
先程確認したように32節までに10枚のカードが溜まると2試合のサスペンションが下されるのですが、現在マンチェスター・ユナイテッドはリーグ戦を31節まで消化しているので現地時間4月18日に予定されているオールド・トラッフォードでのバーンリー戦を乗り切れば累積警告に関して気にする必要が無くなります。
なので気をつけなければいけないのはマグワイアのサスペンション。
今シーズンのマグワイアがイエローカードを提示されている試合(カップ戦も含む)を抜き取ってみると以下のようになります。
ホーム開催で最後にイエローを提示されたのは歴史的大勝を収めたサウサンプトン戦まで遡りますが、気がかりなのは直近2試合でいずれもカードを貰っている事。
そして、今後の日程を見ると
4月25日 プレミアリーグ第33節、リーズ戦(A)
どちらもマンチェスター・ユナイテッドにとっては地域間の因縁がある激しいライバル関係のクラブとの負けられないダービーマッチなのでバーンリー戦の敗北リスクを上げる事になったとしてもマグワイアを休ませる方が賢明な判断だと思います。
また、順位的にもバーンリーとは大きく差が開いており、次の2戦特にリバプールを直接対決で下す事が出来ればユナイテッドの2位確保と宿敵のCL圏への望みを断つという一石二鳥の結果になるのでこちらに注力したいところ。
戦略的に見てもビッグマッチにマグワイア抜きで戦うというのはとても大きなハンディキャップになり、彼がいない試合では守備だけではなくユナイテッドの強みである左サイドからの攻撃も威力が大きく低下するので上背のある選手が多くパワープレイの得意なバーンリー相手に彼を欠くのは若干不安を残しますがここは勇気の温存を。
また、マグワイア本人のコンディション面でも既にサスペンションを食らっている明日のグラナダ戦セカンドレグに続き一週間試合から離れる事が出来るのでクラブでも代表でも中々休みのない彼にとっては良い休養になるのではないでしょうか。