いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

スールシャールはペップに勝ち越している数少ない指揮官の1人

どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。

今回はマンチェスターの2チームの監督同士の相性について。

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はじめに

 

オーレ・グンナー・スールシャールペップ・グアルディオラ

現在はマンチェスターの両雄の指揮官をそれぞれ務めており、細かい約束事を重視してポゼッションスタイルのフットボールを指向するペップに対し選手個人にある程度自由を与え、縦に速いショートカウンタースタイルを最も得意とするオーレという関係性もあってこの2人は比較される事も多いです。

 

ペップがマンチェスター・シティの監督に就任したのは2016年7月。

就任初年度は無冠に終わりますが翌シーズン、翌々シーズンとプレミアリーグを連覇してカップ戦を含めるとこれまでに積み上げたタイトルの数は8つ。

カラバオカップでは3連覇も達成しており、クラブ史上最高の指揮官である事に疑いの余地はありません。

 

オーレがマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任したのは2018年12月、当時はジョゼ・モウリーニョの後任を決めるまでの暫定監督というポジションでしたが、就任後のユナイテッドが公式戦11試合10勝1分けという奇跡的な復活劇を遂げた事やチャンピオンズリーグパリ・サンジェルマンに2戦合計3vs3、アウェイゴールの数で勝利した結果が評価され2019年3月には正式監督に昇格。

 

初対戦はそのひと月後の4月19日のプレミアリーグ31節の延期分でこの試合はベルナルド・シウバと途中出場のレロイ・サネのゴールでアウェイのマンチェスター・シティが勝利するのですが、ここから約2年で両者は8度相まみえる事になります。

 

 

19‐20はオーレがプレミアでダブル達成。

 

18‐19シーズンの両者の対決は上記の1度。

 

19‐20シーズンのマンチェスター・ユナイテッドは最悪なシーズン序盤を過ごしておりマンチェスター・ダービーを迎えるまでの15試合で得たポイントは僅か21。

チャンピオンズリーグ出場圏内の4位チェルシーとは8ポイントも離されておりオーレ解任論も日を増すごとに強くなっている状況下でした。

 

対するマン・シティも順位は3位とライバルに比べれば大分マシでしたが何せこの年のプレミアリーグリバプールが信じられないペースで勝ち点を積み上げていたので首位からは11ポイント差。

 

双方傷を負った状態での対決となった12月7日の対戦はベルナルド・シウバがラッシュフォードを倒して得たPKによりユナイテッドが先制すると、そこから5分後にマルシャルが左足のコントロールショットで追加点を奪いシティの反撃はコーナーキックからオタメンディのヘディングシュートの1点に抑えてアウェイのユナイテッドが勝利という結果に終わりました。

〈動画ハイライト〉

 

 

 

リターンマッチは年が明けて2020年3月8日。

この頃は丁度新型コロナウイルスの脅威が世界中に襲い掛かり始めていたその時で結局このダービーマッチを最後にプレミアリーグ自体が中断される事になったのですが、オールド・トラッフォードでの1戦にはマンチェスター・ユナイテッド側に大きな変化がありました。

 

1月29日、冬の移籍期間終盤に加入が決まったブルーノ・フェルナンデスが早速チームの救世主となり、2月のプレミアリーグ月間最優秀選手に選出されるなど以前とは全くの別チームに生まれ変わったユナイテッド。

実際に彼の加入後からダービーまでの4試合は無敗をキープ。

 

対するマン・シティも直近3連勝、内2つはレスター、アーセナルと難敵を下しての勝利だったのでこのマッチアップはどちらが最も好調なクラブなのかを決める試合でもありました。

 

試合はFKのトリックプレーからマルシャルがダイレクトシュートを沈めてまたもや先制に成功したユナイテッドが主導権を握り続け、終盤にはエデルソンのハンドリングミスをついてマクトミネイが追加点を決めて2vs0で完勝。

〈動画ハイライト〉

 

シティのシュートを僅か7本に抑えて決定機を一度も与えなかったユナイテッド。

その強さは本物でシーズン中断を挟んでもこのシーズンはブルーノ加入後リーグ戦負けなしで終える事に成功しました。

因みに、このシーズンのシティがリーグ戦でダブルを食らったのはユナイテッド相手のみです。

 

このシーズンはカラバオカップ準決勝でも両者は相まみえており、お互いに1勝ずつでスコア差でシティが決勝に駒を進めています。

 

ダービーのシーズン通算成績は

  1. マンチェスター・ユナイテッド3勝✅✅✅
  2. マンチェスター・シティ1勝✅

 

 

20‐21もユナイテッドはリーグ戦でライバルに負けなし

 

最初の対戦は12月12日のプレミアリーグ第12節。

試合前の段階で4位対5位の直接対決でもあったこの試合はホーム戦績5試合1勝1分けとオールド・トラッフォードで全く勝ち点を得られていないユナイテッドが下馬評では不利と目されていました。

 

試合は両チームリスクを避けてダービーだとは考えられないくらい淡々としたまま90分をスコアレスで終えてドロー決着。

 

〈試合の詳細はこちら〉

irohasesun-fm-foot.hatenablog.com

 

2度目の対戦は昨年度と同様にカラバオカップ準決勝。

今シーズンは新型コロナウイルス下の特別ルールによりイングランド国内のカップ戦は全て1発勝負となり、ユナイテッドのホームで開催されましたが昨シーズン同様オールド・トラッフォードで敗戦してシティが名誉挽回

失点2つはどちらもセットプレーからだったので良くも悪くも今シーズンを象徴とする試合でした

〈動画ハイライト〉

 

 

 

3戦目は直近の週末にエティハド・スタジアムで行われたリーグ戦のリターンマッチ。

試合前にレスターが勝利を収めたので、ユナイテッドとしては2位死守の為にも勝利が絶対条件でしたがその期待に見事に応える最高の結果。

今シーズンのユナイテッドはアウェイマッチに滅法強く、リーグ戦では昨シーズンのリバプール戦を最後に22試合不敗神話を積み上げています。

一方のシティは21連勝の記録継続中でしたがライバルに道を阻まれる結果となりました

 

〈試合の詳細はこちら〉

irohasesun-fm-foot.hatenablog.com

 

 

結論:外弁慶ダービー

 

過去の8試合をプレイバックしてみましたが、見えてきたのは両チーム共にホームで結果を出せていないというデータでした。

 

これまでの通算はユナイテッド4勝、引き分け1つ、シティ3勝ですが、勝敗がついている7試合の内ホームチームが勝利したのは僅かに1度。

 

新型コロナウイルスの影響でスタジアムに観客を入れる事は出来ないのでかつてのようなホームアドバンテージが失われているという議論はよく行われていますが、それにしてもここまで極端な結果が出ているのは何故なんでしょうね。

 

また、両監督のこれまでの対戦成績はオーレが4勝1分け3敗で勝ち越していますが、ペップの監督キャリアの中で負け越しを許している指揮官は全部で6人のみで、オーレを除くコーチは最大でも3試合しか対戦経験が無いので8試合を経てリードしているオーレはペップ最大の天敵と称する事が出来そうです。