いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【プレミアリーグ】冬の移籍市場最終日の主な動き

どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。

 

今年もトレードデッドラインの忙しない1日がやってきました。

f:id:irohasesun-fm-foot:20210203171222j:plain

(https://twitter.com/premierleague/status/1356377307053744131より)

 今回はプレミアリーグ20クラブの主な新戦力を見ていきたいと思います。

流石に世界中の移籍を追うのはキャパオーバー🤮

 

 

 

CBの緊急補強に成功したリバプールスカッド整理の対象になったのは南野拓実

 

 最も積極的に動いたのは前年度リーグ覇者のリバプール

 

ヴィルジル・ファン・ダイク、ジョー・ゴメスに加え先日のトッテナム戦で負傷したジョエル・マティプも長期離脱の見込みとなってしまった為、クラブのトップチームにはCBを本職とするプレイヤーが0という緊急事態に。

 

これまではファビーニョヘンダーソンをCBに回す事で何とかその場を凌いできましたが、流石に今のスカッドでシーズンを戦いきる事は不可能という事でこの最終日に新たに2人のCBをチームに加えました。

 

ベン・デイヴィス

Embed from Getty Images  

 

緊急補強1人目はチャンピオンシップのプレストンから完全移籍で獲得したベン・デイヴィスです。

トッテナム所属のLBと同じ名前なのでこれからは若干紛らわしくなりますが、このディフェンダーは今シーズンリーグ戦19試合1691分に出場している25歳。

 

特筆すべきスタッツは特にありませんがタックル成功率88%(23/25)というデータが示すようにセーフティな守りをする選手のようで、当たりの激しいチャンピオンシップにおいて昨シーズンは36試合でイエローカード2枚、今シーズンは19試合で1枚と少なくともカードコレクターで大事な試合に居ないというタイプでは無さそう。

 

 

オザン・カバク

 

 

そしてもう1人はトルコ期待の若手CBオザン・カバク。

 2019年1月にトルコの名門ガラタサライからドイツのVfBシュトゥットガルトへ1100万ユーロで移籍すると、降格圏内に沈むチームで奮闘し15試合3ゴールと守りだけでなくセットプレーのターゲットマンとして素晴らしい戦績を残しました。

 

チームを降格から救う事は出来ませんでしたがそのプレーが評価され同じブンデスリーガの名門シャルケ04へ1500万ユーロで移籍し、半年で400万ユーロの利益をクラブに残し今度はブルーのユニフォームに袖を通しました。

 

新天地でもレギュラーポジションを獲得しますがご存じの通りシャルケは2020年1月17日の19-20ブンデスリーガ第18節、vsボルシアMG戦以来シーズンを跨いで20-21第15節、vsホッフェンハイム戦までの間30試合、ほぼ一年リーグ未勝利という状況だった為その実力を正しく評価するのは難しいかもしれません。

 個人成績は19-20:26試合3ゴール1アシスト、20-21:14試合出場。

 

特徴としては得点力と空中戦に長けたCBで、19-20、20-21シーズンは共にブンデスリーガの空中戦勝率TOP10入り。

 また、ドリブルに対しての対応が優れており、彼が目標としている今回加入したリバプールのファン・ダイクと同様の特徴を持った選手だと言えます。

自らボールを保持してビルドアップに積極的に参加するタイプなので、リバプールの戦術の大きな要の1つであったCBからのロングフィードでブロックを無効化するという攻め方にも適合する可能性も十分考えられます。

 

この度の移籍を受けて、丁度ブンデスリーガ公式YouTubeより彼の紹介動画がアップロードされているのでこちらをどうぞ

 

 

 

南野はセインツへローン移籍

 

出会いがあれば別れもある。という事で新戦力2人の加入によりこれまで以上に状況が厳しくなった南野拓実選手はかつて李忠成吉田麻也が所属して日本人にとっても印象深い イングランドのクラブの1つに数えられるであろうセインツことサウサンプトンFCにシーズン終了時までのレンタルで加入しました。

 

買い取りOPはなしなので出場機会を手にするのは簡単ではありませんがこのクラブの現指揮官ラルフ・ハーゼンヒュットルはRBライプツィヒの礎を築いた監督で、同じレッドブル資本のザルツブルクでプレーしていた南野にとっては志向するフットボールのスタイル的にも最高のマッチングだと思います。

 

現在のセインツは4-4-2のハイプレスサッカーが基本軸で2トップにはダニー・イングスとチェ・アダムスが入る事が多いですが、何せ消耗の激しいスタイルなものですからサイドハーフと2トップは試合毎の入れ替えが激しいポジションです。

 

実際に現在のセインツは怪我人続出でユース選手を引っ張り上げている状況なので彼にとってはレギュラーポジションを掴むチャンスでもあります。

 個人的に南野は右のサイドアタッカーで起用されるのが一番能力を発揮できる使われ方だと思っていますがFWや逆サイドも対応可能なので出場機会自体は必ずやってくる筈

 

因みに2月2日のマンチェスター・ユナイテッド戦には登録が間に合わないという事で最速での出場は2月6日のニューカッスル・ユナイテッドとの1戦になる模様。

 

 

 中盤~バックラインの堅実な補強を行ったWBA

 

 

もう1つの主役クラブは今季1番目に監督交代を行ったウエストブロム。

 

既にアタッカーのロベルト・スノッドグラスをウエストハムから完全移籍で、ガラタサライからストライカーで18-19シーズンのトルコ、シュペルリガ得点王エムバイェ・ディアニェをローンで獲得するなど補強ポイントを着実に埋めていったバギーズでしたが、最終日にも大きな取引を成立させて残留に向けて大きな1歩を踏み出しています。

 

オカイ・ヨクシュル

 

2010年1月、16歳でデビューを飾ったトルコ人MFで191cmという長身を生かしセットプレーで大きな脅威となる彼は正にサム・アラダイスが好むタイプのプレイヤー。

 

ここまでのキャリア通算324試合で73枚のイエローカードと5回の退場経験があり、カードコレクターなのは気がかりですがプレミアリーグの緩い基準ならば多少は緩和される事が見込める上に20節以降は累積10枚まで出場停止にならないのでイエローカードはあまり気にしなくても良いと思います。

 

これまでのキャリアではショートパスを多用してロングシュートを積極的に狙うという傾向が見られますが、セットプレーや長距離からの1発はそもそもゴール前にボールを運べる機会が少ない下位クラブにとって大きな武器になるのでは。

 

 

メイトランド=ナイルズ

 

2014年12月9日、17歳と109日という若さでトップチームデビューを飾ったアーセナルきっての期待のホープは今シーズン21試合の公式戦に出場とチームの戦力の1人でしたが、夏のユーロ2020へのメンバー入りをかけて出場機会増加を望んだ本人の希望により移籍期間最終日に同じプレミアリーグWBAに加入する事が決定しました。

 

高い身体能力を生かしたボールキープやインターセプトが持ち味の選手ですが、試合を見ているとディフェンシブサードでの不用意なパスが目立ったり周りの選手とタイミングが合わないシーンが散見されるなど長所と短所がハッキリしている選手に見えます。

 

こういうタイプの選手を再生・覚醒させるのはアラダイスの得意技なので、降格争いの熾烈な試合を積み重ねてプレイヤーとして一歩上のステージに昇ってくれる事を期待しましょう。

 

 

去就が注目されたジョシュア・キングはエバートン

 

16-17シーズン16ゴール、18-19シーズン12ゴールとプレミアリーグで2度二桁ゴールを達成している実績十分のノルウェー人ストライカー、ジョシュア・キングは今冬の移籍市場でも多くのクラブから獲得の打診が聞こえてくる人気銘柄でしたが、この最終日にエバートンへの加入が決定しました。

 

キングについては古巣であるマンチェスター・ユナイテッドが夏に再獲得を検討し本人も帰還を望んでいるという情報がありましたが実現とはならず。

 

唯一気がかりなのが今シーズンの成績です。

 9月から10月の間に3度の負傷離脱となってしまいスカッドから外れると、その間にエースの座をドミニク・ソランケに奪われてしまい、チャンピオンシップでは12試合でノーゴールと絶不調に陥っています。

 

持っている能力からすればプレミアリーグでも間違いなく通用する筈なのですが🥺

 

 

その他主要な動向

 

一時はマンチェスター・ユナイテッド加入が確実視されていたエクアドル代表モイセス・カイセドは最終日までもつれ込みましたがブライトンへの加入が正式に発表。

f:id:irohasesun-fm-foot:20210203165310j:plain

(https://twitter.com/OfficialBHAFC/status/1356650833140731905)

 

背番号は25番となり、ベルギーのクラブへ即刻ローンという噂もありましたが、実際にはクラブに留まる事になり、近い将来の移籍が噂されるイヴ・ビスマの後釜を狙う形になると思われます。

 

 

アーセナルのジョー・ウィロックがニューカッスルにローン

 この選手は何処で起用するのが一番輝くのか判断に困る選手ですね。。。

 今シーズンはメスト・エジルが構想から外れた事もありチャンスの年になるはずでしたが、彗星の如く現れたエミール・スミス・ロウの影に隠れる形となり居場所を失ってしまいました。

 

ニューカッスルの中盤もシェルビー、ロングスタッフ兄弟などライバルとなるプレイヤーが多いですが自らの長所をアピールして出場機会増加を狙うことに。

 

 

新型コロナウイルスによる大幅な収入減の影響もあり、例年に比べると静かな冬となりましたが少ない予算の中でやりくりする為にレンタル移籍が増加した印象を受けます。

 

まだ移籍市場が開いている国・リーグもありますので放出に関しては動きがあると思われます。

(こうして書いている間にもマンチェスター・ユナイテッドマルコス・ロホボカ・ジュニアーズに加入する事が決定。)

  

ロホ、良くも悪くも印象には強く刻まれる選手でした。

新天地での活躍を祈ります👍