どうもこんにちは、いろ覇です。
とても悲しいニュースが入ってきてしまいましたね
フットボール界のアイコン、ディエゴ・マラドーナ氏が11月25日にブエノスアイレスの自宅でお亡くなりになったそうです。
マラドーナに関しては少し前に硬膜下血腫の手術を受けたという報道もあり心配していたのですが、残念ながら60歳という若さで旅立ってしまいました。
各界から別れを惜しむ声が上がっており、その影響力の大きさを改めて実感しました。
これまでに何度も死の淵から生還した神の子でしたが、やはり身体は相当ボロボロだったんでしょうね。
ご冥福をお祈りいたします。
さて、試合について書く前に、近いうちにトップチームに顔を見せるかもしれない有望株について触れていこうと思います
アルナウ・プイグマル(Arnau Puigmal)
U-23ではプイグマルが大活躍していますね
出場3試合で5ゴール2アシストという素晴らしいスタッツをここまで記録しています。
彼はFWではなく主にセンターハーフや右サイドを担う選手ですので、この数字は見た目以上に飛び抜けていると思います。
昨シーズンは怪我人の穴埋めとして右サイドバックでの起用も多かったプイグマルですが、今シーズンは中盤でのプレーに専念出来ているのでその攻撃センスが開花したのかもしれません。
ここではプイグマルと表記しましたが、英語の実況を聞いているとプジマルと発音している事が多いですね。
最近は選手本人に読み方を聞くのが慣例になってきたので、彼自身の口から正式な読み方が確定するまではプイグマルで通そうと思います。
この調子が続くのであればトップチームでも是非見てみたいプレイヤーの一人です。
今シーズンのプイグマル
②ブライトンU-23戦
試合プレビュー
それでは本題のCL第4節、ホームでの対イスタンブールBBSK戦について話を移しましょう。
irohasesun-fm-foot.hatenablog.com
前回対戦ではまさかの敗北を喫したユナイテッドですが、次こそは試合を圧倒して勝ち点3と得失点差のプラスを更に上積みしたい。
グループHの順位表はこのようになっています
下馬評を覆しユナイテッドが1位につけていますが、それ故に前回の敗戦が無ければと思ってしまう。
最も勝ち点を積み上げると思われたパリは新型コロナのクラスター発生が響いたか折り返し地点で既に2敗の3位。
ユナイテッドに有利な情報としては、ライプツィヒ戦の大勝のお陰でグループ内で唯一得失点差がプラスなので、勝ち点で並んだ際には優位な立場に立てるという保険。
理想としては今節のもう1試合、ライプツィヒとパリの一戦で前者が勝利する事ですが、昨シーズンのファイナル進出チームがそう簡単にダブルを喰らうとは考えにくいので自力で次のステージへの切符を掴みたい。
勝ち点12まで積み上げられればトーナメント進出は堅いでしょう。
因みにこの一戦もUEFA.TVのピックアップに選ばれたのでサイトから無料でフル視聴可能でした。(他にもっと注目のカードがあるはずなんだけど何故かこの試合でした。同じグループ内ですらパリvsライプツィヒ戦の方が需要高い気がするが……)
スタメン
マンチェスター・ユナイテッド
ベンチ入り
8マタ、11グリーンウッド、13グラント 、21ジェームズ、24フォス=メンサー、25イガロ、26ヘンダーソン、28ペリストリ、31マティッチ、33ウィリアムズ、38トゥアンゼベ、43メンギ
カバーニが1トップに入りマルシャル、ラッシュフォードが両サイドに布陣する攻撃的な陣形で来ました。
ファン・デ・ベークとフレッジの2センターは一度見てみたかった布陣。
ポグバについてはスールシャール監督からまだ試合に起用できる状態では無いという説明がありました。
マクトミネイに関しては不明です。
特に怪我などの報道もないので単純に休みを与えただけかも。
イスタンブールBBSK
ベンチ入り
1ババジャン、3カルドゥム、13クヴァンチ、20ジュリアーノ、21テクデミル、22グラブランセン、26ポンク、77E.カプラン、89E.カラクシュ
こちらは4-1-4-1で中盤の層を厚くして試合をコントロールしようという意図でしょうか。
中盤の底に起用されているオズジャンは比較的攻撃的な役割を負う事が多い選手ですので、守りに徹して縦ポン一発狙いという訳ではなく真っ向勝負で試合に臨んでくる予感
試合内容
リベンジに燃えるホームのユナイテッドはキックオフ直後から猛攻撃。
6分にはテレスのコーナーキックからブルーノがアウトサイドにかけたハーフボレーで幸先よくユナイテッドが先制!
攻勢は続き11分にはブルーノのスルーパスからラッシュフォードがゴールネットへボールを突き刺しますがこれは直前のプレーでオフサイド。
18分にはテレスのクロスボールをGKのギュノクが前にこぼしてしまい、ボールはブルーノの元へ。
今度は左足で冷静にボールを流し込みユナイテッドがリードを広げます。
すると32分には自陣深い場所からリンデロフの素晴らしいDF裏へのパスに抜け出したラッシュフォードがPKを獲得。
普段ならブルーノが蹴るところですが、ここ数日のユナイテッドFW陣に対する決定力不足の批判に配慮したか、キッカーを譲りボールをセットしたのは、PK獲得のラッシュフォード。
タイミングをずらしたキックはGKの逆を突き、試合の大勢を決める3点目を前半のうちに挙げることに成功しています。
後半に入るとイスタンブール側が前回対戦同様カウンターに特化した戦い方に変更し、チャンスの数もユナイテッドとほぼ同数まで戻してきました。
そんなイスタンブールの得点は思わぬ形から。
75分、ペナルティエリア右手前(ユナイテッド視点)からトゥリュチが放ったフリーキックがデヘアの虚をつく形となり、一度はボールをはじき出したように見えましたが審判の手元にはゴールの合図。
リプレイで見ると味方に合わせるボールを想定していたのか大分ニアサイドを空けていたところに素晴らしいカーブボールが落ちてきてそのままゴールの中にボールが完全に収まったのが確認できました。
ここからしばらくはユナイテッドにとって危険な時間帯が続きましたが、AT2分にダメ押しとなるD.ジェームズのインサイドシュートが決まり、試合は4対1でユナイテッド勝利に終わりました。
映像ハイライト
交代選手
ユナイテッド
46分 in:トゥアンゼベ out:リンデロフ
59分 in:D.ジェームズ、グリーンウッド、ウィリアムズ out:ブルーノ、ラッシュフォード、ワン=ビサカ
82分 in:マティッチ out:マルシャル
46分 in:テクデミル out:カフヴェジ
61分 in:グルブランセン out:シャドリ
74分 in:カルドゥム、ジュリアーノ out:ボリンゴリ、オズジャン
87分 in:ポンク out:シュクルテル
データ
それぞれのスタッツでややホームのユナイテッドが上回っていますが、スコアの差が開いた最大の要因は枠内シュートの数でしょう。
ユナイテッドは16本中8本と50%の割合でシュートをゴールマウスに飛ばせているのに対してイスタンブール側は13本中4本とおよそ30%程度にとどまりました。
また、シュートの位置に注目してみるとユナイテッドは13本をペナルティエリア内から放っているのに対してイスタンブールは6本とイスタンブール側の守備組織があまり機能していなかった事も伺えます。
(https://twitter.com/ChampionsLeague/status/1331340245003022342より)
この試合でもMVPは勿論ブルーノ・フェルナンデス。
59分間の出場で2ゴール。
チャレンジパスが多いので成功率こそ73.4%でしたが3つのキーパスを通しチャンスメイクでもチームの中心として機能していました。
そしてLBのアレックス・テレスも攻撃面で素晴らしいスタッツを残しています。
試合を通じて11本ものクロスを放ち内4つの成功。
キーパスも4つとDFながらチームの攻撃パターンの一つのなる秀でたキックの才能を存分に見せつけました。
このパフォーマンスを継続出来るならばルーク・ショーも安泰では無さそうですね。
他にもマグワイア、フレッジ、ラッシュフォードもハイレベルなパフォーマンスで平均採点も7.0の壁を超えています(SofaScore)
アウェイチームに目を移すと良かった選手はオズジャン、トゥリュチ、ビシュツァの3人。
この3人は前回対戦でも目立っていた選手だったのでやはり能力が高いのでしょう。
オズジャンは1対1に強いという傾向を見せており、
前回対戦では4分の4、今節は6分の5と地上戦ではほぼほぼ負けを知らない状態。
この2戦でじっくり見るまでの印象としてはトップ下のプレイメイカーだと思っていたのですが、どうやらアンカーの適性が高いらしい。
ビッグクラブからのオファーも舞い込んできそうで楽しみな選手ですね。
あとがき
リンデロフとワンビサカが負傷で次のサウサンプトン戦に間に合うかどうか微妙なところらしいので、トゥアンゼベ抜擢しましょう
丁度この試合でサスペンション溜まってCL次節使えないので……
そういえばイスタンブールのLBボリンゴリ=ムポンボがルカクの従兄弟だと聞いて驚きました
顔はあんまり似てない気がする