いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

プレミアリーグの交代枠について

 

どうもこんにちは、いろ覇です。

 

いきなり関係ない話ですみません🙄

 

TwitterのDMって普通にエンターキー押すだけだと改行じゃなくて送信してしまうのでなかなかイライラさせられていたのですが、Shiftを押しながらEnterをおすと改行できるらしいですね。

 

これまであまりやってこなかったので全然知りませんでした😣

 

スペースキーで無理やり改行しようとして階段状の怪文を送ってしまった方には申し訳なく思ってます😨

 

 

 

 

 

🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿我が道を行くプレミアリーグ

 

さて、今回は各地で議論が巻き起こっているプレミアリーグの交代枠についての話。

 

新型コロナウイルスと向き合いながら日程をこなしていく今のフットボール界では、試合間隔が例年より短く、更にいえばオフシーズンもまともに取れないチームが多かったので怪我のリスクを考慮して各国のコンペティションでは交代枠を3→5へ増加しているところが非常に多いです。

 

しかしながらプレミアリーグでは今シーズンからこれまで通りの交代枠3、ベンチ入り7人の従来ルールに戻ってしまいました。

 

プレミアリーグではルール改定が行われる際にはその時点でディビジョンに所属している20クラブの多数決で可否を決めるという決まりがあり、その結果元のルールが採用されることになりました。

 

これは主に中下位クラブの反対票が相次いだために下された決定で、彼らの言い分では『交代枠増加の恩恵に預かれるのはビッグ6だけだ。』というもので、これ自体は一応筋の通った意見といえるでしょう。

 

 

ここで生じる疑問は交代枠の増加で得をするのは本当にビッグクラブだけなのか?というものです。

 

中下位のチームは欧州のカップ戦には出場しないもののイングランド国内でも2つカップ戦があり、場合によっては何週にも渡って中二日や三日で試合が連続することも珍しくはありません。

 

怪我人が致命傷になりかねないのはむしろそういったクラブの場合が圧倒的多数ではないでしょうか。

 

(そもそもプレミアリーグに所謂プロビンチャ的なクラブが存在するのかという他リーグからの総ツッコミを食らっても何ら不思議ではありませんが……)

 

 

そのうえイギリス国内の新型コロナ感染状況を見るとまたリーグ戦の中断が始まっても何らおかしくありません。

 

現在行われているロックダウンではプレミアリーグは対象外になっていますが、それでも予断を許さない状況にあることに変わりはないでしょう。

 

 

次に、交代枠増加がどのようにリーグ戦成績に影響を与えているかをいくつかの主要リーグをサンプルにしてみていきましょう。

 

 

 

他国のリーグ

 

🇪🇸ラ・リーガ

 

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(参照: 海外サッカー - リーガ・エスパニョーラ順位表 - スポーツナビ

 

暫定首位につけているのはラ・レアルことレアル・ソシエダ。2位は久保選手のレンタル加入でお馴染みイエローサブマリン ビジャレアルです。

 

3強といわれるレアルマドリーアトレティコバルセロナはそれぞれ4、3、9位に位置しています。

 

マドリード勢はまだ勝ち点差がトップとそれほど離れていませんが、バルセロナはやや劣勢か。

 

試合数を考慮するとアトレティコは順調ですがエル・クラシコの2チームは既に2敗とそれほど交代枠増加の恩恵を得ていないように見えますね。

 

 

🇩🇪ブンデスリーガ

 

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(参照:海外サッカー - ブンデスリーガ順位表 - スポーツナビ

 

 こちらはスペインとは対照的に欧州カップ戦出場組がそのまま順位表のTOP3に君臨。

 

CLではマンチェスター・ユナイテッド相手に苦渋を飲まされたライプツィヒですが、こちらでは順調な滑り出しを見せています。

 

上位勢は顔なじみが並んでいますがその中で5位につけるウニオン・ベルリンは予想外の好スタートを切りました。

 

対戦カードを見ると上位勢との対戦が少なかったのでこの調子が持続できるかは怪しいですが、それでも昇格クラブが7試合3勝は文句なしの戦績。

 

kicker.town

今季から加入の遠藤渓太選手は移籍後初ゴールを決めたビーレフェルト戦で負傷交代してしまいましたが、来週には復帰できるそう。

 

 

ドイツではビッグクラブが順調に勝ち点を重ねていますが、これまでと何かが変わったかと言われればそうではないように私の目線からは見えています。

 

 

 

🇮🇹セリエA

 

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(参照:海外サッカー - セリエA順位表 - スポーツナビ

 

ミラニスタ歓喜の順位表ですね。

近年はすっかり古豪にカテゴライズされてしまっていた名門ACミランが7試合を終えて未だ無敗と最高のスタートを切っています。

 

Embed from Getty Images  

好調のキーマンとなっているのは10月に39歳の誕生日を迎えたイブラヒモビッチ

 

今シーズンは9月に新型コロナ陽性が発覚し一時戦線をはなれましたが、復帰後も変わらず得点を重ね5試合の出場で8ゴールを奪い得点ランキング暫定首位につける大活躍。

 

ゴール期待値でもリーグ内の全選手で一番のxG:6.74(ソース:Serie A xG Table and Scorers for the 2020/2021 season | Understat.com)を記録しその影響力は40歳を間近に控えてなお健在。

 

 

 

そして2位につけるはなんとサッスオーロ

 

30を過ぎて突如本格化した遅咲きストライカー、フランチェスコ・カプートは今季もゴール量産。

 

10番のフィリップ・ジュリチッチもパス系の指標でリーグ上位の数字を記録するなどその攻撃力でリーグを席捲しています。

 

昇格シーズンから結果を残し続け、クラブ生え抜きでチームの象徴であるドメニコ・ベラルディも6試合3ゴール2アシストと相変わらずの活躍。

 

 

タイトルホルダーのユベントスは無敗ですが引き分けが4つあり、首位とは勝ち点4差の5位。

 

 

やはりイタリアでも例年に比べ特段ビッグクラブの成績が突出している傾向は特にみられず、むしろ苦戦気味のように思えます。

 

 

 

やはり交代枠は増加が望ましい

 

3つのリーグを見てきましたが、交代枠の増加によってクラブ間の格差が広がっているという主張に正当性は見られない結果となっています。

 

今までとは違う予想外のクラブが上位進出しているケースも多くみられるので、交代枠が増えてもそれほど影響はないのではないでしょうか。

 

これらのリーグはプレミアリーグよりも資金力の差が激しく、そもそもの収入がリーグ全体でプレミアと比べれば遥かに少ないものなので、これまで反対に回っていた中下位クラブも選手の身体を慮って賛成票を投じる決断を下してほしい。

 

 

現にイングランドでも下部のカテゴリーでは既にこの流れは主流になりつつあり、EFLでは、所属する全72クラブが交代枠の3→5への増加に同意し、早ければ次節からこの新ルールが採用される可能性があります。

 

(ソース:www.skysports.com

 

追記

 

www.efl.com

11月20日、金曜日の試合から交代枠5人制が正式採用されるとEFLから公式アナウンスがなされました。

 

EFLは24チームのホーム&アウェイで46試合あるので一概に語ることは出来ませんが、この大きな流れはさすがにプレミアリーグも受け入れざるを得ないのではないでしょうか。

 

 

 

あとがき 

 

取りあえずの問題は怪我人の多さなので、戦術的要素からどうしても交代枠増加を受け入れられないクラブも例えば負傷者特例のような形で、プレー続行が不可能な怪我とピッチに帯同するドクターが判断した場合のみ枠の制限を受けずに交代可能になる。みたいなルールを折衷案として呑んでくれたりしないかな……