いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #FPL 21/22 】Gameweek38 ここにきてようやく補強のコツを掴む?

 

前節、Gameweek37はこちら

 

 

今季最終節となったGameweek38では、Wild Cardを使用しCL争いと残留争いに焦点を当てた編成をしましたが、アベレージを15点上回ったという事で結果的にはまずまず上手くいったと言えるかもしれません。

 

 

 

 

スカッド&マッチアップ

 

 

Wild CardとTriple Captainの2択で前者を選択し、かなりメンバーを入れ替えて臨んだ最終節。目下絶好調のクルゼフスキ、そして対ノリッジに相性のいいケインとスパーズ勢の活躍や引き続き得点関与のマディソンと選出がハマった選手も多く中々いい結果で終える事が出来ました。

 

 

クラブ

 

(スタメンのみ)
バーンリー:ポープ、A.バーンズ、コルネ
マンチェスター・シティ:カンセロ、ジンチェンコ
トッテナム:ケイン、クルゼフスキ
マンチェスター・ユナイテッド:ブルーノ
レスター:マディソン
ブライトン:ククレジャ
ブレントフォード:ウィサ

(前節はFree Hit使用なので、入れ替えはGameweek36との比較)

 

IN:ニック・ポープ、マルク・ククレジャ、オレクサンドル・ジンチェンコ、ヨアヌ・ウィサ、マクスウェル・コルネ、デヤン・クルゼフスキ、アシュリー・バーンズ、ハリー・ケイン、ジョエリントン
OUT:ジョゼ・サ、マティ・キャッシュ、ジェームズ・ウォード=プラウズ、クリスティアーノ・ロナウド、ヴァウト・ヴェフホルスト、エマニュエル・デニス、デマレイ・グレイ、コナー・ギャラガー、タイロン・ミングス

 

タイトルレースはマン・シティ、CL争いはトッテナム、ELはマン・ユナイテッド、残留争いはバーンリーの勝利を予想し、それに倣ったスカッドを作りました。

ロナウドの欠場が分かったのは試合まで24時間を切ってからだったので正直かなり焦らされましたが……

 

 

対戦カード

 

 

 

逆転勝利のリーズが残留。バーンリーは7季ぶりにEFLへ

 

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運命を分けた最終節、17位を巡るリーズとバーンリーの戦いを時系列順に振り返る。

 

日本時間5月23日0:00の同時キックオフから18分後、まずはバーンリーのネイサン・コリンズがCK守備でハンドボールの反則を犯しカラム・ウィルソンのPKでニューカッスルに先制を許す。

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丁度同じ頃、ブレントフォード・コミュティ・スタジアムではリーズのジョー・ゲルハルトがネットを揺らすもパスを受けた際に僅かにラインを飛び出しておりVARの介入後オフサイドに判定が変わって幻のゴールに。

 

ハーフタイムの段階では得失点差で大きく不利のリーズが勝ち点1を積み重ねて暫定17位につけていたが、そんなホワイツはビーズ守護神ダビド・ラヤのパスをボックス手前でカットしたハフィーニャがそのままラヤとの1on1でPKを勝ち取り、自らのキックでチームにリードをもたらす。

 

一方、ターフ・ムーアではアラン・サン=マクシマンが得意のテイクオンでDF2人を完全に手玉に取り、ブロックが崩れたボックス内のパスを送ってカラム・ウィルソンが2ゴール目。ホームチームが勝ち点を得るには最低でも2点を奪い返す事が要求され、1試合平均得点が1.0を下回るクラレッツにとっては非常に厳しい展開へ。

 

それでも、6季連続の残留に向けて69分にはマクスウェル・コルネが自身のシュートのこぼれ球を押し込んで1点を返すと、ロンドンのゲームではヨアヌ・ウィサのクロスをセルジ・カノスが見事な頭でのコントロールショットで合わせ試合を振り出しに。

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2点目を許して以降、これまでに見た事のない猛攻撃でニューカッスルゴールマウスを脅かすバーンリーにも僅かに希望の生まれる状況となったが、先述のカノスが①ゴールパフォーマンスでユニフォームを脱ぐ,②直後にファウルを冒すの連続反則プレーで瞬く間に退場という俄かには信じられない事態を引き起こし、数的優位のリーズはアディショナルタイムにCKのこぼれ球をボックス外からジャック・ハリソン!!

 

終結果はリーズ38Pts、バーンリー35Pts。

後者は7年ぶりにEFL Championshipで戦うことになります。

 

 

因みに、FPLでバーンリーの選手を3名起用したように私個人としてはこの結果を歓迎していませんでしたが、得点を挙げたコルネが9ポイントを獲得したのでゲーム的には然程悪くはない。

 

 

【Kulusevski】この選手の加入が無ければスパーズCL出場は無かっただろう

 

 

 

トッテナムと言えばリーグNo.1ユニットのソンとケイン。これは彼ら2人以外の得点貢献度が著しく低いという事の裏返しでもありましたが、2022年冬の移籍マーケットにおいて遂にスパーズは彼らに続く3人目の得点源を手に入れました。

 

パルマでのブレイクから1シーズン半、ユベントスでは戦力構想には入っているものの、絶対的なレギュラーとまでは行かずやや停滞気味のキャリアを送っていましたが、トッテナムではリーグ戦18試合5ゴール8アシスト、90分辺り0.93得点に直接絡む大活躍。これはリーグ全体でもサラー、マフレズ、デ・ブライネに次ぐリーグ4番手の高水準で得点王を獲得したチームメイトのソン(0.90)をも上回っています。

 

Gameweek38ではノリッジ相手に2ゴールを決めて計16Ptsを獲得。

トータルでは99Ptsと惜しくも3ケタには届かなかったものの、1試合辺り5.5Ptsとファンタジーフットボールでも非常にコストパフォーマンスに優れた選手でした。

 

 

あとがき

 

ピンポイントでGameweek38全体1位のクルゼフスキを獲得出来た事は正直かなり自信になります。終盤3節で46Ptsを荒稼ぎしたマディソンに関してもGameweek34終了時点で目付していたのは幸運でした。

 

マンチェスター・ユナイテッドの不振から今季は大きくプランを狂わされましたが、逆にそれが各ボーナスの使いどころや選手補強の肝に関して向上のキッカケを作ってくれたのかもしれない。そんな終盤戦だったように思います。

 

FPLプレイヤーの皆さん、1シーズンお疲れ様です!

 

 

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FPL-記事一覧

 

 

【 #CRYMUN 】凡ミスから失点。アウェイ6連敗で21/22シーズンを終える

※21/22イングリッシュプレミアリーグ

クリスタルパレスvsマンチェスター・ユナイテッド戦の記事です。

 

 

シーズン終盤、マンチェスター・シティとのダービーからプレミアリーグリーグのアウェイ戦を5連敗していた赤い悪魔ですが、イーグルスとの最終節でもそのスパイラルから抜け出す事が出来ずに連敗記録を6に伸ばして終了。ロナウド不在時未勝利というジンクスも最後まで覆す事が出来ませんでした。

 

ハイライト

 

 

 

 

 

 

 

プレビュー

 

 

 

 

スタメン

 

 

ベンチ入りクリスタルパレス
1バトランド、4ミリヴォイェビッチ、8クヤテ、9J.アイェウ、10エゼ、14マテタ、18マッカーサー、20ベンテケ、34M.ケリー

マンチェスター・ユナイテッド
3バイリー、4ジョーンズ、8マタ、19ヴァラン、22ヒートン、47ショレティレ、72C.サベージ、74A.フェルナンデス、75ガルナチョ

 

ベンチには4人のアカデミー選手がベンチ入りを果たし、ハンニバルにはスタメン出場のチャンスが与えられました。彼が加入したのは2019年夏、今季終了後にはクラブ内育成選手となるので来季はローンに出る事が濃厚ですが、昨季最終節のアンソニー・エランガのようにここで結果を残せば1ステップ飛ばしトップチームの一員になれるかもしれない。

 

 

試合内容

 

前半

 

主審を務めるマーティン・アトキンソンはマイク・ディーン、ジョナサン・モスと共に今季限りでプレミアリーグの審判員としてのキャリアを終えると明らかにしており、これが最後の試合となります。

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LWに配置されたハンニバルは意図的か自然になのかは分かりませんが、ピッチ中央に位置取りするので結果として左サイドの大外レーンは空いている事が多く、密集地でのプレーにぎこちなさを残すテレスとしては前にスペースがあるので久々にまともなパフォーマンスに見えた。とはいえ、2者の連携面についてはほぼ皆無でこのユニットが機能していたと言えばそれは否。

ハンニバルのプレーマップ
参照:Crystal Palace vs Manchester United live score, H2H and lineups | SofaScore

 

12分、パレス陣内でボールを回すユナイテッドだが、フレッジが中央でボールを失うとオドソンヌ・エドゥアールとザハの2人にカウンターを許す。ザハ→エドゥアールのパスが流れた事で危機を脱したが、前線の動き直しやチーム全体のトランジションの遅さなど杜撰な部分が目立つ。前の選手で唯一全速力でプレスバックしたのが最も経験の少ないハンニバル

 

基本的にはアウェイチームがボールを持つ展開が続くが、パス&ムーブの基本を怠る選手が多く相手守備ブロックの外を迂回し続ける時間が大半。特にRBダロトがボールを持った際のフォローの薄さ(大半はマクトミネイの気が利かないポジションニング)には同情の念すら覚える程。

 

26分には前線へのロブパスをリンデロフがクリア出来ずボールが後方に流れ、これをジェフリー・シュラップに拾われると最後はザハが左足のシュート。パレスは28分にも相手のミスからシュラップに決定機があったがデヘアがこれを阻み得点には至らない。

 

そして37分、自陣左サイドからのスローイン、テレスからのボールにブルーノが何を思ったのかダイレクトでダロトの後方にしかも浮き球のキック。これがザハへのスルーパスになり、対処したダロト,リンデロフもパニック気味且つボックス内という事で有効的な守備を行えずそのまま失点。

 

確かに2人の守備は余りにも緩く褒められたものではありませんでしたが、試合後にラルフも若干愚痴っぽく語ったようにこれは殆どブルーノの失点であり、責任の矛先を守備陣に向けるのは間違いだと個人的には考えています。ゴールを狙う局面でのリスキーなパスは彼の持ち味ですが、低い位置での軽率なプレーで失点に直結する事が度々あるのもまた事実。

 

その後、40分には右サイドタッチライン際で対人に強いタイリック・ミッチェルをエランガが完全に抜き去りクロスを入れた場面もあったが見せ場はそれくらい。勝利せねばEL出場権すら怪しいというユナイテッドだったが前半を1点ビハインドで折り返す。

 

 

後半

 

見せ場ほぼ無くセットプレーのチャンスも決めきれず

 

両チーム交代無しで迎えた後半キックオフ。

47分にはカバーニが中央やや左寄りでFKを獲得するがブルーノのシュートはビセンテ・グアイタの範囲内。

 

53分にはハンニバルがボックス内で見事なオフザボールからフレッジのパスを引き出すが、シュート前にジョエル・ウォードの寄せが間に合って得点には繋がらず。

ハンニバルは61分にもフレッジのパスに右足インサイドでダイレクトシュートを放ちゴールを脅かすが、そのすぐ後にマタとの交代でピッチを後に。後半はアタッカーの中で最も得点に近づくプレーが多かっただけに、この交代は少し残念でした。

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アンダー世代ではカードコレクター。この試合やリバプール戦ではも闘争心が強すぎて裏目に出る場面もありましたが、トランジションの速さと迫力のあるプレッシングもそこから由来しているように見えるので今後はそのバランスを求めたい。クリエイターに分類されるタイプながら守備意識が高いという点は将来必ずプラスに働くはず。

 

73分、マタ-ダロトを中心に右サイドからバイタルエリアにボールを運ぶと、マタのDF裏を狙う左足インスイングの浮き球をヨアキム・アンデルセンが危うくオウンゴールになる後ろへのクリア。ここから暫くユナイテッドがCKを中心に相手ゴール前でのチャンスを得ますが、ファーサイドでフリーになったマクトミネイが決定機のヘディングシュートをGK正面に飛ばしこの機会も得点に繋がらない。

 

その後、フレッジ🔁ショレティレ、ダロト🔁ガルナチョとアカデミーの選手を続々と投入するも、彼らにこの状況を打開しろというのは酷な話で結局試合はミス由来の得点を守り抜いたイーグルスの勝利。

ホームチームがセルハースト・パークで赤い悪魔に勝利したのは実に31年ぶり。改めてSAF期のユナイテッドがどれだけイングランドを支配していたのか思い知らされますが、今はその栄光からは程遠い姿。

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スコアラー⚽37分:ウィルフリード・ザハ

 

 

データ

 

 

ポゼッションこそ62%を記録もシュートは10本、決して主導権を握っていたとは言い難い事がスタッツにもしっかり反映されています。

 

また、両クラブ合計30回以上のファウルを記録する荒れた試合でしたが、特に終盤にリンデロフとザハが接触したシーンは非常に危ないプレーでした。

 

この1戦は新監督エリック・テン・ハフ、アシスタント就任が発表されたミッチェル・ファン・デル・ガーグとスティーブ・マクラーレンもスタンド観戦していましたが、もしかすると現状のチームのあまりの酷さに頭を抱えているしれません。

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xG

 

参照:

Crystal Palace 1 - 0 Manchester United (May 22 2022) | EPL | 2021/2022 | xG | Understat.com

 

パレスはビッグチャンスと言えるシュートシーンが一度もなく、期待値は0.35に留まったがミスを見逃さず一発で仕留めた。

逆に、ユナイテッドはノンプレッシャーの近距離シュート(CKからマクトミネイ)も得点に結びつけられず、ポゼッションは6割超もシュート数自体僅か10回と消化不良。

 

両クラブのゴール期待値を足しても僅か1.13と非常に静かな90分だったと言える。

 

あとがき

 

 

怪我人で言い訳をするにしろ、本職RBのジョエル・ウォードをCBに持ってきたようにクリスタルパレスも決して万全のスカッドではありません。ハッキリ言えばシンプルに弱い、この一言に尽きる。

 

ダニー・ウェルベックらのゴールでブライトンがウエストハムを3-1で下した事によって6位を確保することは出来ましたが、暫定ながら半年間チームのボスを務めたラルフの最後の指揮は後味の悪いものとなってしまいました。

リーグ勝率41.7%、1試合平均1.54Ptsと近年の監督では最も結果が悪かったラングニックですが、彼には今後クラブの構造改革の為にコンサルタントとして精を出して貰わなければいけません。

 

 

【 #CRYMUN 】予想。CR7欠場? アウェイのイーグルス戦は相性○だが不安要素多し

21/22イングリッシュプレミアリーグ最終節

クリスタルパレスvsマンチェスター・ユナイテッド戦をプレビュー。

 

 

選手同士の衝突があったというゴシップが出回ったり、ラルフ・ラングニックが自身の代名詞であるプレッシングスタイルを早々に諦めた事を認めるなど、内部から様々なモノが溢れ出ている感もあるここしばらくのマンチェスター・ユナイテッド

仮に最後の試合で勝ち点3を獲得出来なかった場合は勝ち点60にすら届かず、来季カップ戦もECLになる事が濃厚なのでここも必勝しなければいけない。

 

 

チーム状況:相変わらずの怪我人地獄、エースも不在

 

イーグルスと言えば昨シーズンの開幕戦(Matchdayは2だが)で敗戦を喫し、一昨季にもオールド・トラッフォードで負けているようにここのところ相性の悪いカードだが、実は中立地含め夢の劇場以外では30年以上負けておらず、その無敗記録は15に及ぶ。

 

後述のようにチーム事情はユナイテッドの苦戦を示唆しているが、この記録が苦境に陥るアウェイチームを後ろから支えてくれるかもしれない。

 

 

マンチェスター・ユナイテッド

 

ジェイドン・サンチョ、ポール・ポグバフィル・ジョーンズは恐らくこの試合に間に合わない。ルーク・ショーはトレーニングに復帰したが、パートナーが第2子を出産したため前日のトレーニングには参加せず。

 

更に、マーカス・ラッシュフォードも万全ではなく、クリスティアーノ・ロナウドは股関節の問題から最終節を欠場すると見られ自身のリーグ戦20G以上の連続記録はここで途切れる事がほぼ確定的。

よってFWの選択肢は実質カバーニ1人で、ラッシュフォードが無理なればワイドアタッカーも人数が足りなくなるかもしれない。

 

 

クリスタルパレス

 

古巣対決のウィルフリード・ザハは今季プレミアリーグで自身キャリアハイとなるシーズン13ゴールを記録しており、うち年明け以降の得点が9つ中期的に見るとと上り調子で来ているので注意が必要。

 

中盤でタクトを振るうミカエル・オリーズは欠場濃厚で、ジェームズ・マッカーサージェームズ・トムキンス、ネイサン・ファーガソンも負傷中。

 

 

ラインナップ予想

 

 

デヘアとマクトミネイがトレーニング中に取っ組み合いのけんかになったという報道について個人的にはそれほど信用していません。

ハイクロスに弱く、ビルドアップ時の貢献度の低さを考慮すれば私もヘンダ―ソンの先発を見たい気持ちがありますが、シーズントータルで見れば不安定なチームにおいて数少ない敢闘賞に値する彼をここでベンチに落とすというのは考えにくい。

 

 

また、ラルフは現在のスカッドではハイプレスのスタイルに適応することが出来ず暫定監督就任から3試合でそれを半ば放棄したと語っていますが、実際に試合を見ていく中で感じた感想とは若干異なる部分もあります。

 

うまくいかないであろう事を頭の中では理解しつつも、やはり自身の哲学を最後まで諦めきれず、かといってOGS期のロングカウンター主体にも戻れないor戻りたくなかったので結果として中途半端なフットボールになってしまったというのが自論。

 

 

【 #FPL 21/22 】Gameweek37 今季初の大勝!! それでも100の壁は高かった……

 

前節、Gameweek36はこちら

 

やってやりました!!

思い切って2マッチの中堅クラブに全てを託し、BIG6からはソン1人という大胆なスカッドを組んだGameweek37でしたが、主にレスターの2名の大活躍によって(恐らく)今季一番の好成績。

 

ありがとうヴァーディありがとうマディソン

 

 

 

 

スカッド&マッチアップ

 

 

イングスとヴァーディのキャプテン、副キャプテンについては当初逆にしており、直前で入れ替えたのが正に勝負の分かれ目となりました。

10点越えの2名以外のスタメンの平均は約3.8Ptsと低水準。ここが伸びていれば夢の3ケタも十分射程圏内であった事に若干の心残りはありますが全体としては大満足。

 

 

クラブ

 

(スタメンのみ)
レスター:ヴァーディ、マディソン、カスターニュ
エバートン:グレイ、ミコレンコ、ピックフォード
アストンヴィラ:イングス、キャッシュ
トッテナム:ソン
クリスタルパレスギャラガ
バーンリー:コルネ

 

IN:ジョーダン・ピックフォード、ヴィタリー・ミコレンコ、ティモシー・カスターニュ、マクスウェル・コルネ、ソン・フンミンジェイミー・ヴァーディ、ダニー・イングス、ヨアキム・アンデルセン、リース・ジェームズ


OUT:ロベルト・サンチェス、ジョアン・カンセロ、エメルソン・ロイヤル、ディオゴ・ダロト、ブルーノ・フェルナンデス、ジェームズ・ウォード=プラウズ、クリスティアーノ・ロナウド、エマニュエル・デニス、タイロン・ミングス

 

まず、マンチェスター・ユナイテッドがGameweek37はゲーム無しという事情が前々から分かっていたので、元々ここをFree Hitの使いどころとして定めていました。

入れ替え基準は前述の通り37節で2試合組み込まれているクラブを最優先とし、次のステップで対戦カードや個人の調子を考慮しこのような編成となった。

 

 

対戦カード

 

トッテナムvsバーンリー
↪1-0トッテナム勝利

アストンヴィラvsクリスタルパレス
↪1-1ドロー

ワトフォードvsレスター
↪1-5レスター勝利

エバートンvsブレントフォード
↪2-3ブレントフォード勝利

エバートンvsクリスタルパレス
↪3-2エバートン勝利

アストンヴィラvsバーンリー
↪1-1ドロー

チェルシーvsレスター
↪1-1ドロー

 

 

鬱憤を晴らす大勝劇!! マディソンはGW37全体一位

 

 

 

開幕から37節まで、8位~13位と常に中位に彷徨い続けCLはおろかEL、ECL出場権とも縁が無かった今シーズンのフォクシーズ。一時はブレンダン・ロジャーズの解任も囁かれましたが、最終盤に来て既に降格の決まっているノリッジワトフォードに連勝しチェルシー相手にもドローと本来の姿を取り戻しました。

 

マディソンはプレミアリーグにおける自身初の二桁得点、ヴァーディは怪我に苦しみここまで24試合の出場にとどまるも90分辺りのゴール数では得点王を獲得した19/20を上回る数字を記録するなど個人成績の面でも非常に大きな意味をもつ週となった。

 

特にホーネッツに対しての5ゴールは圧巻の一言。

2マッチのクラブの中では最もゴールが多くなるだろうと当初から見込んでいましたが、ヴァーディがワトフォードに2ゴールでマディソンに至っては2試合2ゴール2アシストと正に八面六臂の働きを見せたのは良い意味で誤算でした。

上位5人はレスターとエバートンで独占。
マディソンは今節だけで今季通算の15%程のポイントを稼いだ。

 

 

 

Gameweek38について考察する

 

参照:Premier League Fixtures & Live Matches on TV Season 2021/22

 

昨日の記事でも言及した通り、最終節まで何らかの形で順位争いを演じるクラブはマン・シティ、リバプールトッテナムアーセナル、マン・ユナイテッド、ウエストハム、バーンリー、リーズの8つ。

 

そして、8チームの直接対決は1カードもありません。

チェルシーvsワトフォード、レスターvsサウサンプトンは実質消化試合に近く、モチベーションも個人成績が掛かっている選手以外はそれほど高くないと思われるので、スカッドを考える際には優先順位を低くしても良いかもしれない。

 

相性から言えば

マン・シティvsアストンヴィラ⇒シティ

リバプールvsウルブス⇒リバプール

この2つは鉄板に近く、互いに優勝争いの真っ只中でもあるので特に主力アタッカーに関しては抑えておくのがベターだろう。

 

他、気になるのはトッテナムの最新チーム状況。

16年前、最終節の直前にホテルの食事で集団食中毒を起こした所謂ラザニア・ゲートの再来かのように、チーム内で胃痛や腹痛を訴える選手が続出という報道があるので、これをどこまで深刻に捉えるかどうかでこのクラブのプレイヤーを採用するかどうかの判断が分かれる。

因みに、ノースロンドンのライバルアーセナルは対エバートン3連敗中なので、体調不良問題を差し引いたとしてもスパーズがCLに近いと思うが、Spursyを発揮してしまう可能性も否定は出来ない。

 

 

あとがき

 

まだどんな編成にするか決めかねていますが、クリスティアーノ・ロナウドが股関節のトラブルで最終節を欠場する事が濃厚となっているので、今回に限っては優柔不断さが吉と出るのかもしれない。

本来ならば2ゴール以上を挙げてシーズン20G継続に成功したクリスティアーノを見たかったです。彼の異常なまでの勝負強さならば決して不可能ではなかった。

 

 

 

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FPL-記事一覧

 

 

【 #PremierLeague 】最終節の見どころ

21/22イングリッシュプレミアリーグは全クラブが37試合まで消化し、残りは同時キックオフのMatchday38 最終節を残すのみとなりました。

 

関心を集めているのは大きく分けてこの4つ。

  1. タイトルレース
  2. CL出場権
  3. EL or ECLの分かれ目となる6位
  4. バーンリーとリーズの残留争い

 

勝戦

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37試合消化時点で首位マンチェスター・シティ90Pts、2位リバプール89Ptsと僅か勝ち点1差の熾烈な戦いが繰り広げられており、マン・シティはエティハドでアストンヴィラリバプールアンフィールドでウルブスと共にホームでミッドランドのクラブとの最終戦を予定している。

 

それぞれ、対戦クラブとの直近10戦の戦績は大きく勝ち越している得意なカードだが、特にシティはヴィランズに12試合負けが無く、得失点ベースで見ても過去10戦で1試合辺り2.8G0.6GAと圧倒的なスタッツ。

 

Man City(vs Aston Villa)

WDWWWWWWWW 9勝1分け 28ゴール6失点

 

Liverpool(vs Wolves)

WLWLWWWWWW 8勝2敗 18ゴール7失点

 

勝てば自力で優勝を決められるという点を考慮してもやはりペップ・グアルディオラのチームが大きく優位なのは間違いないだろう。

 

 

CL最後の1枠

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トッテナムアーセナル、ノースロンドンのライバルクラブが来季のUEFAチャンピオンズリーグへの切符をかけて戦う。

 

5月12日の直接対決で3-0の勝利を収めているスパーズ有利は揺ぎ無く、アーセナルはダービーから3日後のニューカッスル戦ではビッグチャンスを1つも作れず惨敗し2連敗中と完全に下り調子。

 

ガナーズにとって救いとなったのは最終節の相手エバートンが37試合目で残留を決めており、後がない状態における火事場の馬鹿力に対処せずに済む点だろうか。トッテナムは最終節の相手ノリッジに対し4戦5ゴールと非常に相性のいいエース ハリー・ケインの得点で勝負を決めたいところ。

 

 

👿vs⚒ 6位争い

 

オーレ・グンナー・スールシャールが解任され、後任のラルフ・ラングニックもチームを立て直せずにクラブ史上ワーストとなるプレミアの勝ち点でシーズンを終える事が決まった赤い悪魔vs今季も終盤に失速し悲願のCL出場とはならなかったデイヴィッド・モイーズウエストハムというEL2枠目をかけた6位争い。

 

ELとECLの違いはいくつかありますが、前者ならばトーナメントを勝ち抜けば翌季CLグループリーグ出場権、後者の場合はELグループリーグ出場権というのが両クラブにとっての最大の差。

(通常ならばEL出場権2枠目はリーグカップ王者に与えられますが、今季はGKまでもつれ込む壮絶なPK戦の末に既にCL圏を手にしているリバプールがトロフィーを手にしたのでリーグ戦6位クラブに権利がスライド。)

 

共に最終節はアウェイ戦。

マンチェスター・ユナイテッドはセルハースト・パークでクリスタルパレスウエストハムはファルマーでブライトンと対峙するが、両クラブが直近5試合で1勝しか挙げられていない事を考えると譲り合いになる可能性も。

 

個人的にはクリスティアーノ・ロナウドのリーグ20得点継続がなるかどうかにも注目している。

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17位は天国18位ならば地獄、残留争いは2クラブの戦い

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この写真に写る2名、ロートンとダン・ジェームズは共にレッドカードのサスペンションで最終節はベンチ外から見守ることに。

 

1月前の予想を覆し、エバートンマンチェスター・ユナイテッド戦からの8試合で勝ち点14を積み上げた事で最終節を待たず残留を勝ち取り、当初は3クラブの中で1抜けすると思われたリーズと対戦カードの比較で有利と目されたバーンリーの2クラブが最後のの椅子をかけて残り1試合を戦う事に。

 

現時点で2クラブ共に勝ち点35で並んでいますが、リーズは40ゴール78失点、バーンリーは33ゴール51失点と得失点差に大きな差が開いているので、クラレッツは勝てばほぼ残留決定。

 

ピーコックスは最終節の相手ブレントフォードに直近5試合1勝。チャンピオンシップ時代からやや苦手としているカードだが、それ以上にバーンリーvsニューカッスルの戦績が後者優勢であり、最後のワンプレーまでこの降格回避の戦いの行方から目を離す事は出来ない。

 

 

【 #FPL 21/22 】Gameweek36 Bench Boost不発、赤いクラブの大敗が響く

 

前節、Gameweek35はこちら

 

 

 

今節からはBench Boost、Free Hit、Wild Cardと残っているボーナスを使い切りながら終わりよければすべてよし、最後の大逆転を目指す意気込みでしたが、いきなり出鼻を挫かれました。。。。。。

 

 

 

 

スカッド&マッチアップ

 

 

マン・シティがニューカッスルに大勝し、2マッチのカンセロは合計14Ptsと奮闘したが、なんといってもマンチェスター・ユナイテッドの4失点完敗が響きベンチブーストを使用しながらも平均以下の点数に留まった。

 

 

クラブ

 

マンチェスター・ユナイテッドロナウド、ブルーノ、ダロト
アストンヴィラ:キャッシュ、ミングス
マンチェスター・シティ:カンセロ
トッテナム:エメルソン・ロイヤル
レスター:マディソン
ブライトン:R.サンチェス
クリスタルパレスギャラガ
サウサンプトン:ウォード=プラウ
エバートン:グレイ
バーンリー:ヴェフホルスト
ワトフォード:デニス

 

IN:タイロン・ミングス
OUT:マックス・キルマン

 

キルマンが怪我でシーズンアウトとなったので補強の予定が無かったCBを緊急テコ入れ。ミングスに決めた理由はアストンヴィラがGameweek36で2マッチ予定という点を重要視したから。

 

 

対戦カード

 

ブレントフォードvsサウサンプトン
↪3-0ブレントフォード勝利

クリスタルパレスvsワトフォード
↪1-0クリスタルパレス勝利

バーンリーvsアストンヴィラ
↪1-3アストンヴィラ勝利

チェルシーvsウルブス
↪2-2ドロー

ブライトンvsマンチェスター・ユナイテッド
↪4-0ブライトン勝利

リバプールvsトッテナム
↪1-1ドロー

レスターvsエバートン
↪1-2エバートン勝利

マンチェスター・シティvsニューカッスル
↪5-0マンチェスター・シティ勝利

ワトフォードvsエバートン
↪0-0ドロー

レスターvsノリッジ
↪3-0レスター勝利

ウルブスvsマンチェスター・シティ
↪1-5マンチェスター・シティ勝利

アストンヴィラvsリバプール
↪1-2リバプール勝利

トッテナムvsアーセナル
↪3-0トッテナム勝利

 

 

赤い悪魔の崩壊、混迷する欧州カップ戦争い

 


↪【BHAMUN】

 

2022年に入ってからリーグ戦19試合で僅か勝ち点27、1試合辺り1.4ポイントしか獲得できていないマンチェスター・ユナイテッド。得失点に至っては27得点-30失点とマイナスに突入しており、これより下はセインツ、ノリッジワトフォード、リーズとほぼほぼ降格圏のクラブしかいません。

 

つまり、今の実力はボトム5といっても何ら差し支えなく、ルーク・ショー、ジェイドン・サンチョと左サイドの組み立てを担っていた重要な選手を欠いている事を考慮したとしてもプレミア制覇13回という名門クラブとしての格は失われつつある。

 

勿論、FPLでもロナウド、ブルーノ、ダロトの3人で僅か3Ptsに留まり、ボーナス使用ながらアベレージから15点以上離されるという失態の最大の要因。

 

 

今が旬。安価でリターンも大きいエメルソン・ロイヤル

 

個人ハイライトを自身のSNSにアップロードするというスタイルは中々斬新かもしれない

 

ノースロンドンのライバル、アーセナルで加入から短期間でチームにフィットした冨安健洋との比較で、特にシーズン前半は失敗補強と称されることの多かったエメルソン・ロイヤル。しかし、ライバルクラブ達の停滞をよそにチャンピオンズリーグ出場権をほぼ手中に収めた終盤戦のスパーズ内でも、パフォーマンスのムラが大きく減り3-4-3の右WBとしてマッチアップするツワモノを次々と封じ込めている彼の貢献は決して小さくありません。

 

実際にGameweek31以降は8Pts→5Pts→1Pts→8Pts→2Pts→8Ptsと1試合辺りで約5.3ポイントを獲得しており、ゲーム内価格£4.5M前後という安価なプレイヤーとしては非常に優秀な推移。この1試合平均5.3という数字をプレミアリーグの全DFのシーズン通算得点と比較した場合、リバプールジョエル・マティプやマン・シティのルベン・ディアスといった優勝戦線の主力並なので、残すところ僅かの21/22シーズンのリーグ戦、ファンタジーフットボールにおいては彼をチームに加えるプレイヤーが増加するだろう。

 

 

あとがき

 

次節はFree Hit、最後にWild Cardと大きくチームを組み替えながら残り2節で何とかLiverpoolに頼らず100点越えを達成したい。

 

 

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【 #FPL 21/22 】Gameweek35 安寧のひととき

 

前節、Gameweek34はこちら

 

 

アベレージ+15Pts。今節だけ見ればまずまずといった内容だが、既に結果の出ているGameweek36における某クラブの惨敗はその喜びを吹き飛ばすほど大きな影を落とす事になる。。。

 

 

 

 

スカッド&マッチアップ

 

 

マンチェスター・ユナイテッドが久々のクリーンシートで勝利した週なので3選手で28Ptsを稼ぎ、突出した選手こそいなかったものの全体の平均が高くプラス収支。

 

 

クラブ

 

(スタメンのみ)
マンチェスター・ユナイテッドロナウド、ブルーノ、ダロト
マンチェスター・シティ:カンセロ
トッテナム:エメルソン・ロイヤル
ウルブス:サ
サウサンプトン:ウォード=プラウ
アストンヴィラ:キャッシュ
エバートン:グレイ
バーンリー:ヴェフホルスト
ワトフォード:デニス

 

IN:エメルソン・ロイヤル、ジェームズ・マディソン
OUT:セルヒオ・レギロン、ブカヨ・サカ

 

1枠目は同クラブ内の入れ替えなので理由は単純明快コストの差。

また、レギロンは短~中期の離脱を何度も繰り返しているので計算しにくいという事もある。

 

2枠目はレスターの試合消化が少なく、今後2マッチの週が複数あるのでその中から比較的調子のいいマディソンを選択。コスト面を考えてサカをスカッドから外した。

 

 

対戦カード

 

 

 

残留争い勢力図に変化。エバートン大金星

 

 

Gameweek35最大のサプライズといえばマンチェスター・ユナイテッドに続きグディソンでチェルシーを破り勝ち点3を手にしたトフィーズ

 

正直それまでのチーム状態では今後1勝すら厳しいのではないかと思っていましたが、ダーティーな戦い方に批判を受けたとはいえ前半はリバプールを塩漬けにしたマージ―サイドダービーから潮目が変わったように感じます。

 

ミコレンコ、イウォビ、リシャルリソン辺りの感情を積極的に表に出してハードワークする選手に周りも引き上げられたのかもしれませんが、この調子なら降格回避も最終節を前にして達成するかもしれない。

 

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そして自チームに起用するデマレイ・グレイはリシャルリソンが敵陣高い位置でアスピリクエタから奪ったボールを懐に収め、後ろからタックルを受けて倒れ込みながらもエースにパスを繋いで決勝点をアシスト。

トータルで7Pts獲得、よくやってくれました。

 

 

各ボーナスは勿体ぶらず使える内に消費しよう

 

自戒も込めてこれを強く主張していきたい。

 

Free HitとWild Card

  • どちらも制限なしに資金プール内で選手入れ替え可能
  • Free Hitは次節に以前のスカッドに戻り、Wild Cardは入れ替えた状態を維持する
  • Wild Cardはシーズン前半、後半で1度ずつ配布され、Free Hitは特別措置が無い限りシーズンに1度きり

 

 

私の場合はGameweek35時点でFree Hit(今年はCovid-19特別処置でシーズン途中に追加された)、Bench Boost、Triple Captain、Wild Cardを全て余しており、特に制限なくチーム組み換えが出来るWild Cardを一度も使わずにここまで来たのは余りにも大きな損失。

 

 

一度、次の試合までの間に3選手の入れ替えを敢行した事があったと記憶していますが、今思えばあの時や選出メンバーの試合が余り無かったGameweekに勿体ぶらずボーナスを使ってしまうべきだった。

 

性格的に大きくスカッドを組み替えてリセットする事をあまり好まないので昨シーズンも使わないまま終わりましたが、本格的にポイントの上積みを狙うのならばインターナショナルブレイクや2ゲームマッチの多い週が狙い目。

 

 

あとがき

 

上を目指すなら愛着は時に邪魔になる事もある。

 

話は逸れますが、シーズン前半~中盤ほどMo.Salah無双では無くなっているので全体的にポイントの伸びが悪くなっているような気がします。

もっとも、マンチェスター・ユナイテッドはそれ以上に暗黒なので私のスカッドはそれ以上に大打撃を受けているのですが……

 

 

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【 #MUFC 】FA Youth Cup制覇!! 高まる黄金世代到来への期待

2022年のFA Youth Cup決勝はオールド・トラッフォードマンチェスター・ユナイテッドノッティンガム・フォレストの18歳以下のチームが衝突し、ユナイテッドは現在トップチームに在籍するポグバ、リンガードらを擁した2011年以来11年ぶり11回目の優勝を果たしトロフィーを獲得。

 

 

ハイライト

 

 

 

 

 

 

 

The Class of 22、早期抜擢が最良とは限らない?

 

結論から言えば、22世代の前にまずは2000年±一年生まれの選手達をトップチームに定着させる事が最優先ミッションだと私は考えています。

(筆頭のグリーンウッドがああなったのは残念でならない)

 

中央で存分にボールスキルの高さを見せつけたコビー・メイヌーやイサク・ハンセン、バックスではマルク・フラドや失点時のミスはあったとはいえそれ以外は安定感のあった守護神ラデク・ヴィテクなど、まだそれほど過熱した注目を集めていなかった選手もそれぞれファンに名前を売り、大団円を迎えた2021-2022FA Youth Cup。

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リーグ最終節のクリスタルパレス戦や来期のチームで彼らをトップチーム入りさせるべきだという声も高まっていますが、ユナイテッドの過去の歴史を踏まえるとプロデビューに際しては慎重すぎるくらいが丁度いい。

 

08/09シーズン、アストンヴィラ戦でクライフターンからのシュートでネットを揺らしチームを救う勝ち越し弾で一躍ヒーローとなったフェデリコ・マケダ、デビュー戦2ゴールもその後は鳴かず飛ばずだったジェームズ・ウィルソン、鬱屈としていたモイーズ期のチームで数少ない光であったアドナン・ヤヌザイなど、傑出した才能の片鱗を見せながらも試合経験を積ませられずに赤い悪魔の恒常的な戦力にすることが出来なかった選手は多数います。

 

勿論、いくら順調なステップを歩ませても補強や当人の怪我など、様々な要因で上手くいかない事の方が多いというのが事実ですが、早すぎる抜擢は例えピッチ内で成功を収めたとしても精神面や肉体への負担が大きく、順調に見えたグリーンウッドやラッシュフォードでさえもその毒牙に蝕まれた(前者に関しては本人の資質の問題だったのかもしれないが)というのが21/22シーズン。

 

 

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例えば、決勝の2ゴールで一躍スターレットに名を連ねたアレハンドロ・ガルナチョは既にInstagramのフォロワー100万人越えを達成するなど急速にフットボールピラミッドを駆け上っていますがまだ17歳のティーンエイジャー。

 

2点目のゴールパフォーマンスで脱いだ際に分かったように敬愛するCR7に比べればまだまだ上半身の筋肉も薄く、トップチームのボディーコンタクトに身体が耐えきれるかどうかは分からない。また、LWを主戦場にする彼がサンチョを差し置いてまでファーストチョイスになる可能性は低く、バックアップ扱いでトップチームに帯同すれば試合経験を積めないまま月日だけが経過する未来も十分に考えられます。

 

身体の成長と相談しながら試合に継続して出場できるカテゴリーを選び続けていくというのが個人的に最も成功できる可能性の高いルートだと思っているので、そういう意味ではハンニバル・メイブリやショラ・ショレティレといったスター候補を安易にトップチームのベンチに塩漬けにしない事については概ね好意的に見ており、ローンに出ているジム・ガーナ―、ディラン・レヴィット、イーサン・ガルブレイスの中盤3人衆のうち1人以上をトップチームに定着させる事が出来れば場所探しの面でも今の体制が正しい方向に向かっていると判断していいかもしれない。

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2011年優勝メンバーの現在地

 

11年前の決勝では、現在ユナイテッドのトップチームでキャプテンを任されるハリー・マグワイア擁するシェフィールド・ユナイテッドと対戦し、2戦合計6-3でレッド・デビルズが勝利を手にしている。(この時はまだ2マッチ制)

 

自らの記憶を頼って当時を振り返ると、ポグバ,モリソン,キーン兄弟,タニクリフ,リンガード辺りの評価・注目度が高かったという印象を持っていますが、そんな彼らの11年後の近況はどうなっているかをざっくり確かめてみようと思う。

 

スタメンは2戦とも同じ11人で、当時のサブは5人制で1戦目と2戦目で二人入れ替わっているので対象者は18人。

 

 

サム・ジョンストン


 同時期に同年代のダビド・デヘアがクラブに加入した事でトップチームでの出番は無かったが、アストンヴィラへのローンで大きく飛躍。2018年夏にWBAに完全移籍後はバギーズの守護神としてプレミア昇格、そしてスリーライオンズ入りも果たし、2022年夏のマーケットでは激しい争奪戦が予想される。

 キックの飛距離が長く、これまでのキャリアで2度アシストを記録している。

 

 

マイケル・キーン


 トップチームではカップ戦4試合、PL1試合に出場。本格的に才能が開花したのはバーンリー加入以降で、その後はクラレッツとトフィーズの2クラブでこれまでにプレミアリーグ200試合以上に出場するなどリーグ有数のセンターバックに。ただ、今季は不安定なプレーが続きクラブも降格の危険に瀕している。

 

 

ショーン・マクギンティー


 トップチームでの出場はなく、SAF体制で最後に放出された選手でもあるマクギンティーは完全移籍したシェフ・ユナイテッド、ロッチデールでも苦戦が続いた。以後はノンリーグからの再出発を図り、現在はスコティッシュ・チャンピオンシップ(2部相当)のエア・ユナイテッドでレギュラーCBとしてプレー。

 

 

トム・ソープ


 ユースカップではゲームキャプテンを務めたソープ。世代別代表にもU-16からU-21まで選出され続けるなど期待度の高いヤングスターだったが、プロキャリアは思うように行かず2018夏にインド・スーパーリーグのATKを退団して以降クラブに所属した形跡はなく、地元紙Manchester Evening Newsをもってしても現在の動向は分からなかったとのこと。

 

www.manchestereveningnews.co.uk

 

 

ミケーレ・フォルナシエ


 フィオレンティーナのユースチームから加入したフォルナシエは2013年夏に母国イタリアのサンプドリアに完全移籍し、加入後のシーズンはセリエAで10試合、16/17シーズンにはペスカーラでセリエA22試合に出場。その後はローンも挟みながらペスカーラパルマクレモネーゼと渡り歩き、今季はセリエC-ジローネC(イタリア3部は20×3グループの60クラブ)のモノポリでプレー。

 

 

ライアン・タニクリフ


 ユースではポグバと2センターでプレーしていたタニクリフ。息子のトップチームでのプレー実現という賭けで10,000ポンド勝ったという父親のエピソードが有名ですが、彼自身はそのひと月後には飲酒運転での事故を起こすという汚点も。

 2014年1月、後述するラーネル・コールと共に、SAFのアシスタントを務めたレネ・ミューレンスティーンが指揮するフラムに完全移籍で加入したが、頼みの綱のレネがすぐさま解任されると後任のフェリックス・マガトの構想から外れ居場所を失った。

 その後はチャンピオンシップのクラブを転々とし、今季からはリーグOneのポーツマスでプレー。

 

 

ポール・ポグバジェシー・リンガード

 

現在もマンチェスター・ユナイテッドのトップチームに在籍する彼らに関しては説明不要でしょう。

 それぞれ今季終了後に契約切れを迎えクラブを離れる可能性が極めて高く、時折物議を醸す言動があった事は確かですが、ポグバは他の選択肢もありながらクラブに復帰してくれた事、リンガードはローンを除けば赤い悪魔一筋でクラブを支えてくれた事に対する感謝は今後も決して忘れません。

 

 

ウィル・キーン


 2011年の決勝では2戦合計3ゴール、次代のストライカーとして輝かしい未来が待っていると思われたウィル・キーンですが、彼のキャリアは常に怪我との戦い。

 2012年5月、U-19イングランド代表の試合で前十字靭帯断裂の大怪我を負い、2016年2月には鼠径部の怪我でシーズン終了まで離脱。そのオフにマイク・フェランが監督を務めるハル・シティへ完全移籍で加入しますが、11月には再び前十字靭帯を損傷。3度の長期離脱は計900日強にも上り、最初の怪我からの6年のうち半分はリハビリという非常に残酷なキャリアを強いられてきました。

(参考:UTD Unscripted Will Keane reflects on career so far time at United | Manchester United)

 転機が訪れたのはウィガンへの加入で、最初のシーズンとなった20/21はリーグ戦32試合10G5A、今季は44試合26G6AでリーグOne得点王に輝き、そんな彼の活躍もあってウィガンは首位でチャンピオンシップへの昇格を果たしています。

 

レスターのジェイミー・ヴァーディやブライトンで二桁得点を2度達成しているグレン・マレーのように30歳前後でトップリーグへ初挑戦し結果を残したストライカーもいるので、キーンにもここから逆襲のストーリーが開かれているかもしれない。

 

 

ラヴェル・モリソン


2011年の優勝メンバーの中でも最も早くトップチームへの切符をつかみ、将来のトップチームの絶対的な主力になると誰もが疑わなかったモリソンのプロ生活はピッチ外で起こした数々の問題にも足を引っ張られ、20/21終了時点で一度もリーグ戦30試合以上の出場なしという期待とは程遠いものとなっていた。

 しかし21/22シーズン、管財人を置くなど危機的な財政問題に加え、その件で勝ち点-21という厳しいペナルティの中で戦ったダービーで遂に主力として1年を戦い抜き、トップ下を中心にリーグ36試合に出場,4G4Aを記録。監督が彼を知るウェイン・ルーニーであった事もプラスに働いたのかもしれない。

 

 

ジリアーノ・ファン・フェルゼン

 

アヤックスユースから加入し決勝のスタメンでは最も若い94年4月生まれだったファン・フェルゼン。19歳の夏にユトレヒトのアンダーチームにフリーで移籍し同シーズンにはトップチームで5試合に出場。キャリアの主戦場はオランダの2部リーグだが、エールディビジでも通算40試合のキャップを持っている。

 

 

ジョン・コフィー

 

2007年、当時14歳の若さながらリバプールとの争奪戦を制し100万ポンドの移籍金を支払ってバーンリーから獲得、所謂ワンダーキッド候補だったコフィ―。しかしながら、怪我,指揮官との不和,リーグへの適応などいくつかの大きな要因に阻まれプロとしては大成することなく、2020年にフィリピンのグローバルF.Cを退団して以降はピッチに立っていません。

 The Athleticのインタビュー記事によれば今後はコーチングとメンタリングに焦点を置き、指導者としての歩みを始めているとのこと。

 

theathletic.com

 

 

アルベルト・マサッチ


決勝では2試合にベンチ入り。2012年7月にユナイテッドを離れて以降はイタリアに戻り、15/16シーズン,セリエDのVFコッリジャーナで16試合に出場したのを最後にプレーした形跡はない。

 本人らしきLinkedinアカウントによれば、2022年現在はシエナ大学(Università degli Studi di Siena)の経済学部博士課程に在籍中。

 

 

ジョー・コル


当時のU-18チームのリザーブGKで、2012年夏に出場機会を求めてユナイテッドを退団している。トライアル期間を経てアイルランド1部リーグのデリー・シティに加入するものの、トップチームで出場することはなく半年後にはここも退団。その後、生まれ故郷のアイルランド ドニゴールに戻って以降の経歴を辿ることは私の力では叶わず。

 

 

タイラー・ブラケット

 

プロデビュー後、ルイ・ファン・ハールの下で一定の出場機会を経た事でそれなりに知名度を誇るブラケット。左利きで体格に恵まれ、20歳でトップチームのメンバーに定着しかけた事で一時は期待度も高かったがセルティックへのローンが失敗に終わり、そのシーズンのオフには完全移籍でレディングへ加入。

 レディング、フォレストの2クラブに跨りチャンピオンシップで5シーズン129試合に出場した後、今季からはアメリカに新天地を求めMLSシンシナティ・レッズでプレー。

 

 

ラーネル・コール


アンダー世代ではCFやウイングなど攻撃的なポジションをどこでもこなしたエース級で、プロデビューは2011年9月のEFLカップ リーズ戦。ただ、赤い悪魔のトップチームで巡ってきた出場機会はこの1試合に留まり、タニクリフと共に完全移籍で加入したフラムでも3シーズンで僅か1試合。

 16/17にはローン先のインバーネススコティッシュ・プレミアシップ21試合に出場するがインパクトを残す事は出来ず、その後は徐々にプレーするディヴィジョンを下げていき、ノーザンプレミア(イングランド7~8部相当)のラドクリフFCを退団以降はどのクラブにも属していない。

 因みに、リンガードとは子供の頃からの友人で、2020年のCovid-19によるリーグ中断期間中には共にトレーニングに勤しんでいたという報道も。

 

 

ゼキ・フライヤーズ

 

地元出身でブラウン,リンガード,ラッシュフォード,ウェルベックなど、後のトップチームメンバーも多くプレーし現在でも多くのアカデミー生を送り出すフレッチャー・モス・レンジャーズFC経由でユナイテッドに入団と正に秘蔵っ子だったが、トッテナム加入に際しルール違反ギリギリの手法を取った事で禍根を残してしまった。

 スパーズ→イーグルスプレミアリーグのクラブを渡り歩いたもののいずれもバックアップ止まりで、その後いずれのクラブ、いずれのディヴィジョンでもレギュラー獲得には至っていない。現在はナショナルリーグ・サウス(6部相当)のウェリング・ユナイテッドに所属。

 

 

トム・ローレンス


同年代にはウィル・キーン、リザーブチームにはフェデリコ・マケダ、ジョシュア・キングとライバルが多くプレー時間はそれほど多くなかったが、数少ないチャンスを活かし2014年5月のPL vsハル戦でトップチームデビューを飾った。

 その年の9月にはレスターと4年契約を結び、ミラクルレスターと称された15/16シーズンもクラブに在籍したがローンに出ていた為メダルは受け取れていない。16/17シーズン、イプスウィッチでチャンピオンシップ9G11Aの好成績を残して以降は同ディヴィジョンで安定して結果を残し続け、今季も苦しい戦いが続いたダービーで11G5A。モリソンと共にチームと指揮官ルーニーを支えた。

 

 

ハーランドのマン・シティ入りから始まるアタッカー大移動?

 

マンチェスター・シティは日本時間5月10日夜、BVBドルトムントノルウェー代表FW Erling Haalandの移籍に関し合意に達した事を発表。

 

一方、2シーズン半の在籍でここまで公式戦88試合85ゴール23アシストと90分辺りの得点関与が1.0を大きく越える偉大なエースストライカーを失ったドルトムントも1日と経たずRBザルツブルクのアタッカーで、今季はここまで国内リーグで19ゴール、CLでも3ゴールを奪い大きな飛躍を遂げたカリム・アデイェミの移籍交渉成立を明らかに。

 

 

シーズンオフを待たず注目度の高い優秀なアタッカーの玉突き移籍が発生しましたが、この流れは今後更に加速していく事が想定される。

 

例えば、念願のCFをチームに加えたマン・シティでは、更に出場機会を減らす恐れがあるガブリエル・ジェズスがトランスファーリクエストを提出し他のクラブ(噂ではアーセナルが筆頭)へ新天地を求める可能性が高い。そのアーセナルではアレクサンドル・ラカゼットが今年6月で契約切れで、最近ビッグマッチで活躍を見せるエディ・エンケティアも退団の意向がかねてより報じられている。

 

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また、結果的にクリスティアーノ・ロナウド以外に起用出来るストライカーがいない期間が数か月あったマンチェスター・ユナイテッドSLベンフィカのダルウィン・ヌネスやRBライプツィヒのクリストファー・エンクンクを筆頭に1人以上は新FWを取りに行く事はほぼ確定事項。

 

他のビッグネームでは、今季終了後FAになるユベントスパウロ・ディバラのインテルへの加入が濃厚と見られ、仮にそうなればネラッズーロのアイドル ラウタロ・マルティネスにも昨夏のロメル・ルカク同様高額な移籍金収入を目論んで放出オペレーションが進行するかもしれない。

 

最初の2名以外は現段階では筆者の推測に過ぎないが、今年の夏の移籍ウィンドウはここ数年で最も騒がしいものになる事は間違いない。

 

 

あとがき

 

個人的にはアデイェミを失うザルツブルクがどのように動くかに注目したい。

具体的には、すっかり出世ルートとなったFCリーフェリング→RBザルツブルクルートに従ってダリオ・シミッチの子息ロコ・シミッチを次代エースとして迎え入れるのかそれとも現有戦力から新エースを作り上げるのかどちらの選択を取るかという部分。

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CBやFBとして母国+イタリア、フランスの名門クラブを渡り歩いた父ダリオを上回る190㎝という体格を持つロコ・シミッチ。バルセロナや父もプレーしたミランの関心も伝えられるNext Haaland筆頭格。

 

シミッチ以外にもFootball Managerシリーズをプレーする方にはお馴染みかもしれないスロベニアのワンダーキッド ベンジャミン・シェシュコや、ドーピング問題と長期の負傷で停滞したものの,パトソン・ダカ(現レスター)の次のエースと期待されていたセク・コイタ等有望株揃いなので、近未来のスターを今のうちに発掘しておきたいというフットボールファンはこのクラブの動向を抑えておくと良いかもしれない。

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【 #BHAMUN 】失墜。リーグ戦勝ち点&失点のワースト記録更新が確定する

21/22イングリッシュプレミアリーグ

ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンvsマンチェスター・ユナイテッド戦の記事です。

 

 

オーレ退任の決定打となった1-4で負けたワトフォード戦を越え、今シーズンのワーストゲームとなったファルマーでのブライトン戦。マンチェスター・ユナイテッドというクラブが最早名ばかりの虚構であるという事を自ら全世界に発信してしまった。単に結果が付いてこないというだけでなく、築き上げたメンタリティに崩壊の兆候が見られるという点で、次の監督 エリック・テン・ハフは困難な船出を余儀なくされる事でしょう……

 

これでプレミアリーグ設立以降の1シーズンの勝ち点、失点の2項目で歴代ワースト記録の更新が確定し、最終戦で2点差以上の敗北を喫した場合得失点差もマイナスに突入するという危機的状況。

 

 

ハイライト

 

 

 

 

 

 

プレビュー

 

 

欠場{(疑い含む)怪我、病気、出場停止etc.}

ブライトン
ヤクブ・モデル
エノック・ムウェプ
ジェレミーサルミエント

マンチェスター・ユナイテッド
エリック・バイリー
ルーク・ショー
ポール・ポグバ
マーカス・ラッシュフォード
ジェイドン・サンチョ

 

 

 

スタメン

 

 

ベンチ入りブライトン
2ランプティ、4ウェブスター、9モペイ、14ララーナ、17アルザテ、23J.スティール、24S.ダフィ、57O.オファイア、58E.ファーガソン

マンチェスター・ユナイテッド
4ジョーンズ、5マグワイア、14リンガード、17フレッジ、21カバーニ、26D.ヘンダーソン、29ワン=ビサカ、74A.フェルナンデス、75ガルナチョ

 

ブライトンはぱっと見4バックに見える人選ですが、予想ではククレジャを3バックの左に配置した3-4-2-1になっているケースが多い。

 

ユナイテッドは予想通り前回と全く同じ11人でスタートし、前節同様早い時間帯に先制点を決めて試合を支配しながら進めたいところ。

 

 

試合内容

 

前半

 

常に数的不利の守備を強いられるフルバック

 

最初の10分でポゼッション7:3、完全にシーガルズの攻撃に対し後手に回ったユナイテッドですが、3-4-2-1に対し4-2-3-1で対応する場合よほどウイングの戦術理解が高くない限り相手のWBをフリーにしがち。

 

スピード・アジリティの部分で厳しいテレスの左サイドは攻守でブレーキとなり、エランガがククレジャに消され漂うだけのマクトミネイを抱える右はダロトがサポートの薄い中で単独でボールキャリーに成功する場面もあったがチームとしての連動は皆無。

 

15分、マタが自陣ミドルサードでボールを失いブライトンが高い位置でチャンスを得ると、トロサールのクロスはそれほど対処の難しいボールではありませんでしたがテレスが真上にヘディングしクリアミス。そこからグロスのボレーはブロックに成功しますがセカンドボールをモイセス・カイセドが拾いボックス外からの地を這うミドルシュートで先制はブライトン。

 

失点直前のリンデロフの対応も余りにも稚拙。これほど大きく股を空けていては単にGKの目線を遮っているだけで利敵行為に等しい。彼はカバーリングに長け基本的には完成度の高い選手だと思いますが、時折ボールへの勇敢さを欠いて中途半端な対応になる事があるので、今回はそれが裏目に出たシーンとも言えるかもしれない。

 

また、見事な一撃をお見舞いしたカイセドはかつてユナイテッドが獲得直前まで行ったとされる選手で、昨季冬のブライトン加入当初はセカンドチームでの出場が続き、一時は三笘選手のいるユニオンSGへローンが基本線という報道もありましたが今やクラブにとって欠かせない選手の1人に。

 

そういえば、彼についてはこんな記事も書いていました。

ブログ初心者時代の書き物なので今よりも更に稚拙文章ですが、彼がブレイクすると共に一定のアクセスを頂いているのはありがたい限りです。(アイキャッチ画像の意味不明さも今となっては懐かしい……)

 

 

ユナイテッドのチャンスと言えるプレーは20分のマティッチ-マタの来季いない2人の連携で左サイドからボックスに侵入したところくらい、徹底してサイドの数的有利を活かすブライトンに対するまともな対策を打てないまま前半を終え、42分にはロベルト・サンチェスのロングフィードにヴァランが対処を誤ってウェルベックの決定機を与えるなど、チーム・個人双方で相手に劣っていた。

 

 

後半

 

訳の分からない交代策、案の定膨れ上がる失点数

 

ハーフタイム明けマンチェスター・ユナイテッドはマティッチに替えてカバーニ、エランガに替えてフレッジの2枚交代を行い、4-2-3-1から4-2-2-2へ。

 

しかし、DMに手を加えるならば明らかにマクトミネイを下げるべきでしたし、WB対策を放り出してカバーニを入れ、更に中央偏重を推し進め寧ろサイドの穴を広げるというこの判断。本当にラルフがこれを良しとしたのか、そうだとするならばその手腕には極めて厳しい評価を下さざるを得ない。

 

元々中央,もといボールに集まっていくマタとブルーノの両サイドはボールロスト後に大きなスペースを晒し、ブライトン2点目、ククレジャのゴールは正にスローイン時にマタが左サイドまで寄ってしまいダロトが1人で2人をマークせざるを得ない状況に追い込まれた事、そして中盤のスライドが遅くシューターをフリーにした事が原因。

ダロトのポジショニングを批判する人もいますが、仮にサイドの選手に比重を置いた場合、最初のクロスで13番のグロスに中央の決定機が生まれるのでハッキリ言って彼1人ではどうしようもない場面。

 

57分にはGKから右サイドにロングボールを振られ、そこから中央の相手をがら空きにし最後はトロサールがデヘアとの1on1を制し3失点目。

 

60分には畳みかけるように左サイドから崩され、ヴァランがグロスの縦のスルーパスをクリアミス。最後はウェルベックの折り返しをダロトが懸命にクリアしようとしますがトロサールが詰めて遂に4失点。

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65分にも被カウンターからマック・アリスターに決定機を許しますが、ただ1人気迫のこもったプレーを見せるダロトがギリギリでつま先を伸ばしポストにも助けられクリアに成功。アジリティに優れたククレジャ相手に裏街道を成功させて単独でボールを運ぶなど身体的なところでこの日の彼はよくやっていたと思う。

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終盤に入る所でマタに替えてマグワイア、ビハインドでアタッカーとディフェンダーを入れ替えるというのは通常試合を諦めるような交代ですが、皮肉にも3CBになってミラーマッチ化した事で攻守が安定し、それ以降はシュート数2:6、ポゼッション3:7と初めてアウェイチームが主導権を握る展開となった。

 

ただ、この日のサンチェスのシュートストップは悉く赤い悪魔の前に立ち塞がってゴールが生まれる事はなく、ビルドアップ、セービングの両方でラ・ロハのライバルデヘアを圧倒。

 

スコアラー⚽15分:モイセス・カイセ
49分:マルク・ククレジャ(👟レアンドロ・トロサール)
57分:パスカルグロス(👟レアンドロ・トロサール)
60分:レアンドロ・トロサール

 

 

データ

 

 

被シュート17本、これでリーグ戦では3-2で勝利したノリッジ戦から6試合連続となる10本越えで、同期間内では1試合平均約15.3本のシュートを相手に許しているという計算となる。

 

この数字を他クラブのシーズン通算のデータと比較するとノリッジ(16.17)、バーンリー(15.77)に次ぐリーグワースト3に入る水準なので、勝ち点を思うように積み上げられない事に関しては"そら、そうよ"としか言いようがない。

 

原因の全ては分かりませんが、一因として考えられるのが中盤,特にDMが全くフィルター役になれていない事。マティッチは運動量の継続と元々バックラインに吸収されがちというプレーの性質、マクトミネイはこの試合において単純にデュエルで負け続けたのとネガティブトランジションで手を抜く場面の多さ……

 

ユナイテッドの試合を多く見ている方ならよくわかっていると思いますが、最終ラインが5~6枚いるにも関わらずその前でプレッシャーをかける選手が皆無。結果として相手が容易にシュートまで行けるというケースが余りにも多発しています。

 

xG

 

xGは2.75:0.72。

(表記が乱れているので画像は後で)

 

ブライトンには得点シーン以外にもヴァランのミスから生じたウェルベックのループ、ダロトがぎりぎりで止めたマック・アリスターのチャンスと複数回決定機があり、スコア差以上にユナイテッドは何も出来ず茫然自失で時間を費やすのみでした。

 

 

あとがき

 

 

振り返りたくもないし思い出したくもないというゲームで、文を書く手も中々進みませんでしたが、更に2週間試合が空くというのも心にダメージが残り続けるのでファンにとっては辛い。

 

あれだけ#oleoutと声高に叫んでいた層もスールシャールを懐古し始めたというのが一番今の状況を物語っているかもしれません。そもそも私はギリギリまでオーレ続投(参謀役をスタッフに加えるという条件で)を望んでいましたが、彼の人心掌握術はもっと評価されるべきだと今でも考えています。