いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

ブライトンの20代選手が逮捕

『The Sun』,『Mirror』らが一斉に報じたブライトンの20代選手がナイトクラブでの性的暴行の疑いによって逮捕されたというニュース。

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The Sunではこの選手の名前についても明らかにしており、同誌によればその人物はプレミアリーグ有数の守備的MFで近い将来のメガクラブへの移籍が確実視されていたマリ代表 イヴ・ビスマであるとのこと。

 

上記記事では、現地時間10月6日水曜日の早朝、ブライトンの海辺にある人気ナイトクラブ 「The Arch」でパーティーをしていたビスマとその友人は警察に通報され、その後手錠をかけられて地元の警察署に連れていかれたと報じられています。

 

ビスマは膝の怪我の影響で9月28日レスター戦、10月3日アーセナル戦の2試合を欠場しており、ケニア代表と2試合を戦うマリ代表のスカッドからは外れてイングランドに残っていました。

 

当該選手が連行される場面の動画が出回っているTwitterでは、今季既に性的暴行容疑で逮捕されている選手が既に複数名いるプレミアリーガーの風紀に対する疑問の声も一部で上がっています。

 

 

タックル、インターセプトのみならず持ち運ぶドリブルやミドルシュートも得意なビスマはとりわけリバプールとの強いリンクが伝えられてきましたが、この件の動向次第では移籍マーケットにも大きな影響を与えるかもしれません。

 

昨季FAカップ4回戦のロングシュートは衝撃的でした。

 

 

元々、欧州コンペティションを戦うクラブにとってのマイナス要素アフリカネーションズカップによるシーズン途中の離脱を懸念されていた彼ですが、今回の事件が大事になった場合はそもそものキャリア設計に大きな支障が出る事も考えられます。

 

とはいえ、今回の件はまだ詳細が不明瞭でクラブ側からも公式声明が無い段階なので、必要以上に事を荒げるのではなく多くの部分が明らかになるまで様子を見ましょう。

 

 

因みに、私は彼の長い脚を活かしたスライディングタックルと時折見せる華麗な足さばきからのテイクオンが好きでした。

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【 #FPL 21/22 】Gameweek7 Man Utdの不調がポイント低迷に直結

ファンタジープレミアリーグ21/22 Gameweek7に関する記事です。

 

 

Gameweek6はこちら

 

 

リバプールvsマンチェスター・シティの対決が最も大きいトピックとして扱われたプレミアリーグ7節。

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注目の試合は2-2のドローで終わり、お互いが勝ち点1を手にしてインターナショナルブレイクに入っています。

 

このカードはともかくとして、私の選出チームの面々はドロー決着の試合が非常に多かった影響からか0~2Ptsに留まってしまった選手が非常に多く、全体平均も低かったですが更にそれを下回る結果となっています。

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スカッド&マッチアップ

 

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新戦力の不発、そしてMF~FWにかけて全体的にポイントが伸びずこのような結果となっています。

選出を完璧にこなしたとしても9Ptsの加算に留まるのでその時では無かったと開き直るほかはないかもしれない。

 

 

クラブ👕

 

(スタメンのみ)
マンチェスター・ユナイテッドロナウド、ブルーノ、ポグバ
ブレントフォードヤンソン、トニー
マンチェスター・シティ:ルベン・ディアス
エバートン:グレイ
ブライトン:ダフィー
ウエストハムソーチェク
ウルブス:サ
ワトフォード:イスマイラ・サール

 

IN:イスマイラ・サール

OUT:エミリアーノ・ブエンディア

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ブエンディアに不満があるという訳では無いのですが、アストン・ヴィラには彼よりも優先してスカッドに加えたいお気に入りの選手がいるので先々を考えてこの交代を決断しました。

イスマイラ・サールワトフォードのトップスコアラーであり、シスコ→ラニエリに体制が変わったホーネッツで今後も同じように得点が伸びるかどうかは何とも言えない所ではありますが大物喰らいに期待して投入。

 

ワトフォードの監督交代について

 

 

対戦カード

 

マンチェスター・ユナイテッドvsエバートン
↪1-1ドロー

ウルブスvsニューカッスル
↪2-1ウルブス勝利

リーズvsワトフォード
↪1-0リーズ勝利

ブライトンvsアーセナル
↪0-0ドロー

ウエストハムvsブレントフォード
↪1-2ブレントフォード勝利

リバプールvsマンチェスター・シティ
↪2-2ドロー

 

 

Man Utdの不振。ポグバのポイントも伸び悩み

 

試合内容はこちら

 

xGでも対戦クラブにリードを許す事が当たり前になってしまったユナイテッド。

FPL内でも影響は甚大で、私の場合は全予算のうち3分の1程をクリスティアーノ・ロナウド、ブルーノ・フェルナンデス、ポール・ポグバに割いていますが、その中でもポグバのポイントの伸び悩みは深刻な問題となりつつあり、開幕戦4アシスト、その後もアシストを重ねてリーグ記録を更新する勢いで最初の4試合は正に大暴れしていました。

 

ところがGameweek5~7では3試合で僅か5Pts獲得に留まり、1試合平均を見ると放出も視野に入るような状態。

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FPL公式より



丁度マーカス・ラッシュフォードがトレーニングセッションに完全復帰という知らせがクラブ公式より出ているので、割と真剣に交代を考えています。

 

 

ポッターボール炸裂でアーセナルを圧倒!!(なお試合はドロー)

 

 

雨風舞うファルマー・スタジアムのブライトンvsアーセナルホームチームの圧倒的優勢が続きシュート本数は21:8、ポゼッションも58:42という結果でしたが、昨季を思い出したかのようにことごとく枠内にシュートが飛ばないシーガルズは得点をマーク出来ず、終わってみればゴールレスドロー。

 

強豪クラブで続々導入されるビルドアップ時に時折GKが最終ラインの1人としてパス交換に参加し、相手のプレスに対し常に数的優位(5vs4)を保つような構えをアーセナル相手実践していることからも読み取れるように、恐らく今現在のイングランド人指揮官で最も潮流に乗っているのはこのグラハム・ポッター。

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(近い未来にスリーライオンズや国内のメガクラブからオファ―を受けそうな人材ですが、個人的にはブライトンで欧州カップ戦出場を成し遂げてからステップアップして欲しいと思っています)

 

 

そして、お馴染みとなったブライトン公式TwitterとThe xG Philosophy間のやり取り。

 

 

また、前節よりFPLで採用しているシェイン・ダフィーもGKロベルト・サンチェスが交わされオープンゴールとなった絶体絶命の危機をクリーンなスライディングタックルで防ぎ無失点に大きく貢献。

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今節では数少ない思い通りに事が運んだカードでした

 

 

あとがき

 

記事を書いている途中で気づいたのですが、GKに関してニック・ポープをほとんどスタメンに起用していないのでコスト面で厳しくなってきたらここは交代の有力箇所になりそう。

 

具体的にはクリスタルパレスビセンテ・グアイタがレギュラーGKかつ£4.6Mで非常にコスパが良いので、彼を第1候補として見ています。

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FPLプレイヤーの皆さん、代表戦明けにまた会いましょう

 

毎年の恒例行事? ワトフォードが早くも監督交代

イタリアの実業家一族、ポッツォファミリーがオーナーを務めるワトフォード

2012年6月の買収以来、同じく経営権を持つウディネーゼのように世界各地にスカウト網を配置し、時には姉妹クラブ間で選手の行き来を行うなど独自の手法でクラブをプレミアリーグの常連と言ってもいい位置まで引き上げてきました。

 

その一方、ポッツォ体制になってからは指揮官交代が凄まじい頻度で行われてきた事でも知られ、9年と数か月で15代総勢13名の監督がクラブを指揮しています(暫定含む)

 

因みに、マンチェスター・ユナイテッドを比較対象にすると15代前の監督がクラブを指揮していたのは1930年代まで遡ることになるので,その異常さがよく分かると思います。

(source:Man Utd Manager History | Past & Present | Soccer Base)

 

 

そんなホーネッツは今季のプレミアリーグで7試合2勝1分け4敗勝ち点7と前評判を考えれば決して悪くないスタートを切っており、BIG6との対戦はまだ1つしか消化していない事は差し引いて考える必要がありますが正直この段階で監督人事にテコ入れをしたのは驚きました。

 

 

 

 

取締役会曰く、シスコ解任の理由は最近のパフォーマンスの悪化

 

 

7試合の戦績を振り返ると

WLLLWDL

 

期待値を見るとxPTS:6.09(19位)

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参照:

EPL xG Table and Scorers for the 2021/2022 season | Understat.com



確かにスタッツ的には降格水準ではありますが、戦力を見比べても20クラブで最も市場価値の低い(Transfermarkt.com)スカッドという事を考慮すれば取り立てて騒ぐほどの事ではないと思ったのが正直な感想。

 

ただ、ファンベースの評価はまた異なっており、特に9月25日の第6節ニューカッスル戦のドローは内容完敗のうえ、相手指揮官は無戦術と揶揄されがちなスティーブ・ブルースのチームということもあってシスコ解任はやむを得ないという声も大きいようです。

 

 

そして、上述のように指揮官を短いスパンで替える今の体制においては50試合と100試合が2つの壁となっており、最長でもジャンフランコ・ゾラの75試合,日数にして526日という事で2年以上ボスの座に就き続けた人物はいません。

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後任は老練の修理屋クラウディオ・ラニエリ

 

 

この時期に彼のような実績のある監督を招聘出来たのは非常に幸運。

プレミアリーグではこれまでに3つのクラブを指揮しており、中でも15/16シーズンのミラクルレスターはおそらく半世紀経っても語り継がれるであろう偉業です。

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昨季まではイタリア セリエAサンプドリアを率いていたラニエリですが、彼はフラット4-4-2を非常に高い頻度で使用する監督としても知られており、実際にレスターではこのような構成でプレミアリーグを勝利しました。

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4-1-4-1や4-2-3-1をベースにしていたシスコ体制からは大幅な変更となり、新たにポジションを掴む選手、逆に居場所を失う選手も出てきそうなのでワトフォードの冬の移籍は非常に騒がしいものになりそう。

 

ラニエリがシーズン終了時まで解任されずにいるかどうかという点については今のところ自信をもってYesとは言えませんが、守備構築という意味では非常に計算できる人材なので得点力不足からの低空飛行はあっても失点大幅増は考えにくい。

 

 

いずれにしても、このクラブはそろそろ1人の指揮官に長期プロジェクトを任せるべきだと思うので新政権が長続きする事を祈ります。

 

【 #MUNEVE 】同じミスを繰り返す失点。 ドロー決着は幸運

*21/22イングランド・プレミアリーグ第7節

マンチェスター・ユナイテッドvsエバートン戦の記事です。

 

 

インターナショナルブレイク前最後の試合は地域間のライバル関係でもあるエバートンオールド・トラッフォードに迎えたリーグ戦。

 

勝敗に関わらず後半ATに点が動くような不安定な試合を続けているユナイテッドにとってはここで盤石な勝利を収めてリーグ再開後の厳しい連戦にタメを作りたいところですが果たしてどうなったのでしょうか。

 

 

 

 

 

プレビュー

 

 

タイトル通りカバーニの相性がすこぶる良く、他にはアントニー・マルシャルが通算13試合7ゴール3アシストと結果を残しているのでもしかするとスタメン抜擢もあるかもしれない。

 

トフィーズは主軸の負傷が相次ぎ飛車角落ちの状態で対戦成績の悪い赤い悪魔との対戦を余儀なくされましたが、ユナイテッドはボール保持に苦しみ選手選考や起用法にも方向性がイマイチ見えてこないので、ブロックを敷いてカウンターというシンプルなプランを完遂出来れば勝機も十分ある。

 

 

欠場(警告/病気/怪我)

マンチェスター・ユナイテッド
ハリー・マグワイア
マーカス・ラッシュフォード

エバートン
ドミニク・キャルバート=ルーウィン
シェイマス・コールマン
リシャルリソン
アンドレ・ゴメス
ファビアン・デルフ

 

 

スタメン

 

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ベンチ入りマンチェスター・ユナイテッド
3バイリー、6ポグバ、7ロナウド、14リンガード、25サンチョ、26D.ヘンダーソン、27テレス、31マティッチ、34ファン・デ・ベーク

エバートン
2J.ケニー、4ホルゲイト、15ベゴビッチ、25グバミン、26T.デイビス、31ロナーガン、32ブランスウェイト、57C.ウィテカー、61L.ドビン

 

 

試合内容

 

ミッドウィークのビジャレアル戦に続きスポーツ界の著名人がスタジアムに訪れており、この日は引き続き観戦したウサイン・ボルトだけでなくUFC王者の"KHABIB"ことハビブ・ヌルマドメドフの姿が。

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左からサー・アレックス・ファーガソンウサイン・ボルトパトリス・エヴラ、ハビブ・ヌルマドメドフ

 

前半

 

1トップにロナウドではなくカバーニが入った事で組み立てにおけるFWの貢献が大きく向上し、見た目上では両サイドが高さ広さを取った変則2トップのような形になったユナイテッド。

対してエバートンは中盤2枚の位置関係が左右というより上下に近く、平均ポジションにすると大体このような形になっています。

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カバーニが降りて中盤が実質4枚となった事で縦パスを中々入れられないフレッジ-マクトミネイ ペアの弱点が顕在化しにくくなり、逆にマルシャルの"動かなさ"も相手RBを引き付ける良いアクセントとして作用していたので最初の顔合わせ段階では完全にユナイテッドが主導権を取ったように見えました。

 

実際に15分までのポゼッションを見ると66.8-33.2(Whoscored)と久々に目的通りの展開に持ち込む事が出来ており、11分のワン=ビサカ迎撃失敗⇒カバーに入ったリンデロフも競り合い敗北⇒空いたスペースを埋めないマクトミネイというシーンを除けばエバートンに得点チャンスを全く与えていません。

 

ただ、上記のように中盤のフィルター機能不全とセットプレー守備のまずさは一向に改善される気配なく、16分には左サイドからのFKで元ユナイテッドアカデミーのマイケル・キーンにニアサイドで合わされるヴィラ戦の失点と同じ形を許してしまいます。

 

 

ホームチームの決定機は21分。

左サイドのボール保持からフレッジの右足クロスに合わせたエル・マタドールのヘディングシュート。

敵陣に入りペースを落としてコントロールした状況からこのようなチャンスを生み出せたのは今後に向けた収穫ですが、シュートは惜しくもピックフォードの好セーブに阻まれます。

 

 

25分にはフレッジの安易なパスミスから手薄になったサイドを崩されサロモン・ロンドンにシュートチャンスもリンデロフのシュートブロックに救われます。

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このシーンが正に代表例ですが、今季のユナイテッドは

  • シンプルなショートパスにおけるミス
  • カウンタープレスなのかリトリートなのかハッキリしない失った後の守備
  • 全体的に帰陣の意識・速度の遅いフィールドプレイヤー

 

という余りにも致命的な欠陥が見られ、後述する失点シーンもものの見事にこのポイントが追求されるようなものでした。

 

そしてこの辺りからまたしても2コートマッチと化して試合を制御下に置けないようになり、30分台はエバートンに得点チャンスを3度許す非常に危ない時間帯でした。

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それでも、43分のユナイテッドはグリーンウッド→ブルーノへの鋭い斜めのパスが通り、タメを作った18番のラストパスからマルシャルが9vs0で快勝した昨季のセインツ戦以来となるプレミアリーグでの得点を記録し前半一点リードで折り返す事に成功。

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後半

 

前半同様最初の立ち上がりはユナイテッド優位に進みますが、57分にマルシャル🔁サンチョ、カバーニ🔁ロナウドと2枚替えを行った辺りから状況は一変。

 

前述のようにフレッジ-マクトミネイのパス能力の低さをカバーしていたカバーニが去り、フィニッシャーに特化しているロナウドにFWが変わった事もあって中盤の人数が不足しがちに。

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この時点で追加点が欲しい気持ちは十分理解できますが、後から振り返るとロナウド投入ならば中2日で動きの鈍っていたグリーンウッドかそもそも運動量の見込める選手ではないマルシャルとの交代にすべきであり、2枚目のカードはMcFredのところを弄るような形にすべきだった。

 

そして問題の65分。

アサイドに低いボールを入れたブルーノとファーサイドに人員を割いた中の意思が合わずあっさりボールを奪われたユナイテッドのコーナーキック後、デマレイ・グレイとのデュエルで2連敗したフレッジが相手コートでボールを奪い返せず、その後も人数で上回りながら何故か自分の居場所を放棄して右サイドにプレッシングに行ったルーク・ショーボーンヘッドもあってアンドロス・タウンゼントにみすみすGKとの1on1を許し失点。

 

何が悪いかといえば全てと言いたいくらい酷いエラーが連発していますが、直接的な因果を残した2人以外にも、DMなのにボールが自陣方向に向かう場面で前残りしているマクトミネイには重大な責任が問われる場面です。

 

この試合ではワン=ビサカのサイドを突破されるシーンが目立ちましたが、その大半がマクトミネイのフィルターがまるで機能せずその場に漂うばかりに終始したところに起因しているので気を引き締めて欲しい。

 

確かに、この試合でも左脚にテーピングをグルグル巻きにしていたショーを含め怪我明けでコンディションが万全ではないのかもしれませんが、第4節ニューカッスル戦でも同様の失点を喫しているので、単なる選手個人の問題ではなくオーレを含めコーチ陣の修正能力にも疑問が呈されます。

 

 

 

その後ユナイテッドはLWに入ったサンチョのチャンスメイクから何度か相手ゴールに近づくチャンスを作りますが90分にはロナウドのヒールパスにお膳立てされた決定機をそのサンチョ自身がモノに出来ず。

 

寧ろ、85分にまたしてもCK後の守備から全員がボールウォッチャーと化したエバートン側の決定機でトムデイビスが何故かパスを選択した事でオフサイドに救われた幸運に感謝すべき試合。

本来ならば連敗していたでしょう。

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ハイライト

 

 

ゴール⚽43分:アントニー・マルシャル(👟ブルーノ・フェルナンデス)
65分:アンドロス・タウンゼント(👟アブドゥライェ・ドゥクレ)

 

選手交代

マンチェスター・ユナイテッド

57分 マルシャル🔁サンチョ

57分 カバーニ🔁ロナウド

70分 フレッジ🔁ポグバ

 

エバートン

72分 A.ゴードン🔁T.デイビス

90⁺²分 D.グレイ🔁L.ドビン

 

 

データ

 

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ポゼッションという面でみれば一定の成果が出ているようにも見えますが、3割未満の相手に12本ものシュートを打たれている時点で全くもってその逆。

本当にオーレがコントロールに重きを置いた試合運びを望むというのであれば、昨季までのカウンタースタイルで大きな貢献を見せたMcFredの解体を考える必要があります。

 

そして、彼らの守備貢献自体も今季は大きく低下しており、Sofascoreによれば殆どのスタッツで昨季を下回る結果が出ています。

20/21⇒21/22

マクトミネイ

タックル/Game :0.9⇒1.0

インターセプト/Game :1.6⇒1.0

地上デュエル勝利/Game(勝率) :3.7(58%)⇒2.6(52%)

 

フレッジ

タックル/Game :1.5⇒0.8

インターセプト/Game :2.7⇒2.5

地上デュエル勝率 :4.5(49%)⇒4.0(45%)

 

今後は強豪相手が続き、カウンターベースの試合が多くなりそうなのでこの2人が主戦になる事に不満はありませんが、ボール保持に比重を置く今回のような試合ではマティッチやポグバ、そしてファン・デ・ベークのDM起用をもっと増やすべきでしょう。

 

これはオーレ政権通じての印象なのですが、スパンを問わずプランA自体は優秀な場合が多いものの次の一手で毎回後手に回りがち。

タイトルを本気で狙うのであれば修正能力-特に守備構築優れたコーチをチームに加えないと厳しいと言わざるを得ず、シーズンを経るにつれてスタッツが悪化していく一方です。(今季このままテコ入れ無しで終えた場合、18/19の54失点を超えて近年最低の失点数になってしまいかねない守備スタッツ。)

 

 

xG

 

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参照:

Manchester United 1 - 1 Everton (October 02 2021) | EPL | 2021/2022 | xG | Understat.com

 

見かけ上のxGでも負けていますが、オフサイドになって幻となった85分のプレーを含めると完全に攻撃の質でエバートンが上回っており、彼らからすれば勝ち点3をみすみす逃してしまった悔しい試合と言えるかもしれません。

 

 

あとがき

 

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チームプレイヤー

過去の自分がこんなつぶやきをしていた事をふと思い出しました

 

今季大きな問題になっている高い位置(CKも含め)でボールを失った後のトランジション、そしてカウンタープレスが機能しない事についてですが、昨季までのユナイテッドではこういった問題が単発的に出る事はあってもジェームズをウイングに起用し、彼の守備意識と走力で何とかカバーした試合も多かったと記憶しています。

 

今季も開幕戦でスタメン起用しているジェームズの移籍は本当にオーレ主導だったのかという所にまで踏み込むとキリがありませんが、ともかくジェームズに代わるチームプレイヤーを現状のスカッド、或いは下部から抜擢するのは中々難しいので個々の役割の再構築が必要なのかもしれない。

 

 

また、オーレ自身を評価すると長期プランという意味ではクラブの哲学が失われかけたユナイテッドにもう一度誇りを植え付けたのは見事だと思っていますが、試合単位の細かい修正はコーチ陣に任せていると自らも語っているようにあまり得意ではないように見えるので戦術家を更に加えたい。

ただ、全く関係性のないところから探せと言われても困難な話で、かつクラブ側の人脈も最近のフットボールに適応できる人材を登用できるとは到底思えません。


多かれ少なかれ縁のある人物で尚且つ現在フリーのコーチとなると……
私などの知識ではこの人しか思いつかなかった。


ルイ・ファリア

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有望人材の囲い込みという意味ではエディ・ハウも面白いと考えましたが、間違いなく多くのクラブの監督候補に挙げられながら一向に現場に戻る気配が見えないところをみるとどうも難しそう。


オーレにもモウリーニョとファリア、レーヴとフリックの関係性のように絶対的信頼を置ける戦術眼に長けた副官がいてくれたらと何度も思います。

 

 

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あのサー・アレックスですら全てを1人で管理していたわけでなく、ブライアン・キッドやカルロス・ケイロスといった本来なら他クラブで監督をしていてもおかしくない(後者はその後代表監督を歴任)実力者を自らのアシスタントにしていたのですから。

 

【 #MUNEVE 】予想。 エバートンキラーのカバーニに期待

21/22 MatchDay7
Manchester United vs Everton
(日本時間2021年10月2日20:30キックオフ)

 

 

ミッドウィークのチャンピオンズリーグGL第2節はオールド・トラッフォードで開催され、普段とは異なるで戦ったユナイテッドでしたがそれもあまり機能せずチャンスの質はビジャレアルに劣っていましたが、トリックプレーとロナウドのAT5分の殊勲弾で何とか勝利。

 

(クリック/タップで試合記事に飛びます)

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《🔜》マンチェスター・ユナイテッドvsエバートン

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(画像は今年8月7日に行われたプレシーズンマッチ)

 

 

まずは両者のリーグ戦における対戦成績
(ファーストディヴィジョン以前は含まず)

 

通算

マンチェスター・ユナイテッド:37勝

エバートン:9勝

引き分け:12回

ユナイテッドの勝率は37/58で約64%

 

過去10戦(16/17~20/21)

4勝5分け1敗

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(⇒)

 

通算成績でも直近で見てもユナイテッドの敗戦はほとんど無いこの組み合わせですが、よりお得意先としていたアストン・ヴィラ戦では5バックに有効打を生み出せないまま敗戦しており、4バックではありますが守備重視になったベニテスエバートンにも中々もどかしい時間帯が続くかもしれません。

 

 

スコア・スタメン予想

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予想とは言いつつ例の如く個人的な願望丸出しのスタメンですが、昨季の対エバートン戦で3試合3ゴール(カップ戦含む)のエディンソン・カバーニエバートンキラーとも言える存在で、チャンピオンズリーグから中2日という事を考慮すれば連戦が続いたクリスティアーノ・ロナウドを休ませる丁度いい機会。

 

また、短い出場時間でゴールに貢献する働きを繰り返すジェシー・リンガードにもチャンスが与えられてしかるべき状況。

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基本的にはターンオーバーを意識してメンバーを選んでみましたが、今後の日程はインターナショナルウィークでクラブの試合が中断になるので固定メンバーを好むオーレの傾向を踏まえると現状のベストイレブンで来ることも十分考えられます。

 

 

ファン・デ・ベークがガムを投げつける

 

アディショナルタイムの勝ち越しゴールの歓喜に酔いしれたミッドウィークの試合では、フラストレーションを好ましくない形で表現してしまった選手がいました。

 

フレッジジェシー・リンガードが交代カードとしてオーレ・グンナー・スールシャール監督に呼ばれると、それまでウォーミングアップを進めていたドニー・ファン・デ・ベークは苛立ちを隠せずビブスをベンチに投げつけ、その後ディーン・ヘンダーソンとエリック・バイリーに慰められるシーンがカメラに記録されています。

 

 

更に目を疑う出来事が起きたのは85分、フレッジとリンガードが準備を進めていたシーンでファン・デ・ベークは口に含んでいたガムをオーレやマイク・フェランのいたダグアウト下に投げつける様子が丁度ベンチを抜いていた国際映像に映ってしまいました。

(著作権上のゴニョゴニョがあるのでリンクは貼れませんが、“Van de Beek gum"などのワードで検索すれば該当するものにたどり着けます)

 

 

勿論この行為は、メディアの格好のネタとなり、エバートン戦に向けたプレスカンファレンスでもオーレに質問が飛んでいます。

 

 

💬オーレの解答

"You know, I manage a squad full of international footballers, competitive footballers who want to make a difference, who want to play," Solskjaer said. "They all want to be on the pitch, of course they do.
(私は国際的に活躍している選手や競争力のある選手で構成されたチームを管理している。「彼らは皆ピッチに立ちたいと思っている」それは勿論その通り。


"Donny was ready to come on, as all players should be. I've been a sub more than anyone in this club probably - I must have a record appearance as a sub - and you have to be ready all the time. I've been not very happy a few times but that is the decision the manager makes. 
(全ての選手がそうであるように、ドニーも出番を待っていた。私はこのクラブの誰よりも{現役時代}サブを務めた経験があり、控えとしての出場記録も持っているはず。何度か不愉快な思いをしたことはありますが、起用に関しては監督が決めることですから。

 

これ以上何も言い返しようのない正論。

オーレにこれを言われてしまっては最早心を改めてトレーニングに努めるほかないかもしれませんが、続く会話で「ドニーはチームメイトに悪影響を与えた事はありません。もし、そのような選手が出てきたらそれはまた別の話で、私はもっと厳しく対応しますが。」というコメントも残しており、今回の件は致命的にはならずに済みそう。

ユナイテッドでの未来を諦めずもう一度頑張って欲しい。

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今季は中盤の構成で非常に苦労しており、McFredも怪我や不調で中々調子が上がってこないので昨シーズンに比べれば扉は開かれています。

 

【 #MUNVIL 】千両役者は最後に大仕事!!! 内容では完敗も重要な勝ち点3をゲット

UEFAチャンピオンズリーグGL第2節

マンチェスター・ユナイテッドvsビジャレアル戦の記事です。

 

 

例年とは違い順調な出だしを飾ったかのように思えた21/22。

しかしながら、ヤングボーイズに敗れからは一気に潮目が変わり直近4試合で3敗と非常に苦しい試合を続けています。

 

そんな9月最後の試合はEL決勝にて悔しい想いをしたビジャレアルとの再戦。

このマッチアップは流れの中で未だに得点が生まれていませんが、帰還したロナウドは非常に相性が良いので、彼を旗手に大量得点勝利が見たいものです。

 

 

 

 

プレビュー

 

これまで一度も得点が生まれていないこのマッチアップ。

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以前紹介したようにクリスティアーノ・ロナウドビジャレアルに非常に相性が良く、共に1戦目で勝ち点0と勝ち点1に留まっている事からもスコアが動く予感はしますが、両チーム主力を欠いており、ユナイテッドはDFラインのレギュラー3枚落ち、ビジャレアルは絶対的ストライカージェラール・モレノが不在の中で試合に臨みます。

 

グループリーグ全体のプレビュー

 

 

 

欠場者(警告/怪我/病気)

マンチェスター・ユナイテッド
アーロン・ワン=ビサカ
マーカス・ラッシュフォード
アマド・ディアロ
ルーク・ショー
ハリー・マグワイア

ビジャレアル
ジェラール・モレノ
ダニ・ラバ
サムエル・チュクウェゼ

 

 

 

スタメン

 

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ベンチ入りマンチェスター・ユナイテッド
3バイリー、8マタ、9マルシャル、14リンガード、17フレッジ、21カバーニ、22ヒートン、26D.ヘンダーソン、31マティッチ、34ファン・デ・ベーク、36エランガ

ビジャレアル
1アセンホ、2M.ガスパール、10イボーラ、12エストゥピニャン、16ディア、20R.ペーニャ、22A.マンディ、23モイ・ゴメス、24ペドラザ、28N.ヨシフォフ、35F.ヨルゲンセン

 

オフィシャルのフォーメーションではユナイテッドが4-2-3-1になっているものが多かったですが、試合後のオーレの談話や実際の動きを見る限りではマクトミネイをアンカーDMに置いた4-1-2-3。

 

 

試合内容

 

前半

 

中盤構成を普段のDM2枚OM1枚からDM一枚IH2枚へ変更した事からも伺えるように、本来の狙いは相手コートにボールを長く留めてコントロールしながら戦うといったものだったと思いますが、現実はアストン・ヴィラ戦同様2コートを目まぐるしく行き来する消耗戦に。

 

一応の陣形は先述のように4-1-2-3の筈ですが、実際にはブルーノ、ポグバは非常に高い位置取りをすることが多かったので実質4-1-5となってしまい、この位置での経験の少ないマクトミネイは1人でボールを前へ運ぶ事が中々難しく、結論から言ってしまえば前半のユナイテッドは非常に危ういものでした。

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右サイドの攻防ではダロトとダンジュマの1on1が幾度も発生し、昨季チャンピオンシップでブエンディアに引けを取らない高スタッツを残したこのオランダの新進気鋭ウインガーに大苦戦。

ビジャレアルのチャンスはほぼ全てがダンジュマから生まれたもので、10分にはカットインからデヘアを襲うコントロールショット、16分にはヴァランの好対応が無ければ間違いなく失点に繋がっていたスルーパスなどシューター、パサーの両役を担う活躍。

(上述のようにRWグリーンウッドの守備意識がこの日は非常に弱く、ダロトのフォローに回るシーンは殆ど無かったので全責任を負わせるのはよくないとも思いますが……)

 

 

攻撃面では43分にポグバのロブパスを防ごうとした相手LBアルベルト・モレノのクリアがオウンゴールになりかけたのが最大のチャンスで、自力でゴールをこじ開けられるようなプレーは明らかにビジャレアルの方が多く、逆に相手のフィニッシュ精度に助けられて何とか0-0で折り返したという45分でした。

 

 

後半

 

明らかに中盤の構成の問題から主導権を相手に受け渡していたので、何か修正を加えてくるかと思いましたが選手・陣形の変更は無しでリスタート。

(気持ち少しだけポグバが低めにいるケースが増加したかな?という程度)

 

不安が現実になるような形で53分、前線のプレスをあっさり剥がされるとダニ・パレホ→ダンジュマの縦パスでポグバ、マクトミネイ、前に出てきたヴァランの3枚を一気に無効化されて先制点はビジャレアル

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過去数戦と同じ嫌なムードが漂う夢の劇場。

しかし、新たに専門コーチを雇うなど改善に注力していたセットプレーから見事な同点ゴールが生まれます。

 

59分、グリーンウッドが右サイドの深い位置でFKを獲得すると、ブルーノは中へのクロスではなくサインプレーでテレスにフワッとしたロブパスを送り、ルーク・ショーという絶対的な壁に阻まれて中々チャンスが巡ってこなかったLBは全て計算しつくされているかのような完璧なボレーシュートを遠い方のサイドネットに突き刺し劇的同点弾!!

 (他のどのリプレイよりもこの日会場に来ていたウサイン・ボルトの動画が一番分かりやすかったです😎)

 

 

直後の61分にはグリーンウッドの折り返しからサンチョの決定機が生まれますがスリップしてしまい上手くミート出来ず、ようやくサイドでの1on1などで『らしさ』が見え始めた25番はまたしても波に乗れないまま75分にピッチを後にします。

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79分にはグリーンウッド→途中出場カバーニへドンピシャのクロスが通るもののエル・マタドールのヘディングシュートは枠を捉える事が出来ません。

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86分には久々のビジャレアル決定機。

コートを横幅目一杯使った攻撃からモイ・ゴメスのシュート→こぼれ球に詰めたディアと途中出場組の立て続けのビッグチャンスを我らが守護神が連続セーブ。

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ユナイテッドは89分にリンガード、フレッジを投入。

すると、AT5分にフレッジのクロスをロナウドが頭で落とし、それに反応したリンガードがロナウドへリターン。

ほぼほぼラストプレーという攻撃でCR7の類いまれなる勝負強さが見事発揮されて土壇場でユナイテッドがリード!!!!。

 

実はゴールパフォーマンスでユニフォームを脱いだのは今季早くも3度目で、後から冷静になれば無駄なイエローカードに違いないのですがこれは正直致し方なし。

それにしても、JLingz↔CR7のラインは毎試合のようにゴールに関与しているのでもっとこの2人を長い時間ピッチ上で共演させたい。

 

 

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試合はこのゴールでユナイテッドが逆転勝利に成功。

これまで1度もスコアが動かなかった対ビジャレアルで3つの得点が生まれた転換点とも言えるこの1戦、単なる勝ち点3以上に大きな価値がある1勝です。

 

 

ハイライト

 

 

ゴール⚽53分:パコ・アルカセル(👟アルノー・ダンジュマ)
60分:アレックス・テレス(👟ブルーノ・フェルナンデス)
90⁺⁵分:クリスティアーノ・ロナウド(👟ジェシー・リンガード)

 

選手交代

 

マンチェスター・ユナイテッド

75分 サンチョ🔁マティッチ

75分 ポグバ🔁カバーニ

89分 フレッジ🔁テレス

89分 グリーンウッド🔁リンガード

 

ビジャレアル

58分 パコ・アルカセル🔁B.ディア

61分 M.トリゲロス🔁エストゥピニャン

73分 アルビオル🔁A.マンディ

73分 Y.ピノ🔁モイ・ゴメス

73分 A.モレノ🔁R.ペーニャ

 

 

データ

 

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スタッツを見るとどちらに転んでも不思議では無かった試合で、ポゼッションこそユナイテッドが上回ったもののチャンスの質では明らかにイエロー・サブマリンに軍配が上がります。

 

これはxGでも顕著な結果として表れており、The xG Philosophy (@xGPhilosophy)によればユナイテッド1.34-ビジャレアル2.76と1点以上差を付けられる有り様。

 

1失点で済んだのはボックス内からのシュートを6本防いだデヘアありきの話で、守備組織は崩壊していたと言っても大げさではありませんから、現状4123は時期尚早かも。

 

 

また、クリスティアーノ・ロナウドはこの試合でCL出場通算178試合目となり、かつてのチームメイト イケル・カシージャスの記録を追い越し歴代一位の出場数となりました。

 

このメモリアルできっちり得点を奪うあたりは流石ロナウド

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あとがき

 

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90分以上ほぼ負けているような試合でしたが、それでも勝ちは勝ちなので今はこの勝利に浸っていたい気分ですが、今週もリーグ戦は土曜日のランチライムキックオフなので一息をつく余裕すらありません。

 

次はラファ・ベニテスが新監督に就任したエバートン

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ベニテス流の手堅いフットボールに変化し、ロングボール割合の増加やよりアスリート能力重きを置いた選手起用に変化しています。

その余波でハメス・ロドリゲスはチームを去りましたが、厄介なアタッカーを依然として多く抱えているので不用意なパスミスからの被カウンターだけは絶対に避けなければいけません。

 

 

 

 

イギリスの燃料問題はフットボールにも影響

BrexitとCovid-19の合わせ技によってイギリスの長期的問題となっている大型トラックドライバー不足問題。

 

これによってもたらされ、英国で今起きている深刻なガソリン枯渇は人々の日々の生活だけでなくフットボール界にも大きな影響を与えています。

 

 

 

 

ガソリン不足問題の概要

 

BBCによれば、この騒動の直接的なキッカケは大手石油会社『BP』が去る9月23日、

トラックドライバー不足によって一部のガソリンスタンドを一時的に閉鎖しなければならないと発表したことに起因するとしています。

 

同誌によれば、イギリス国内では10万人以上の大型トラックドライバーが不足。

スーパーマーケットからファストフードに至るまで様々な業界で問題が引き起こされており、イギリス政府もこれに備えて流通が大きく増加するクリスマスに向け5000人の運転手に一時的なビザを発給しますが、一部経済団体は「不十分」と一括。

 

 

トラックドライバー不足は欧州全体、そして日本でも問題となっています。

この国においても、2027年には24万人の運転手不足が発生するという調査結果(BCG)が出ており、決して対岸の火事ではありません。

 

参考

 

 

フットボール界ではノンリーグに大打撃

 

先述のように、主に都市部を中心に起きているガソリン不足によってイングリッシュ・フットボールでも試合を成立させられないケースが数多く出ており、ナショナルリーグの下部ディヴィジョンであり、7部~8部にあたるIsthmian LeagueとSouthern Leagueでは一部試合が中止。

 

更に9部~10部に相当するSouthern Combination Football Leagueではこの燃料問題によって全日程が延期されています。

 

参考

 

イギリス政府はこの燃料問題に対し供給側の不足は起きておらず、あくまで市民のパニックによる急激な需要増によるものとしていますが現在でも小売りではガソリンの圧倒的不足が続いており、ノンリーグが正常に機能するまでにはもう少し時間がかかりそうです。

 

 

あとがき

 

ノンリーグの話題になった事もあり、改めてイギリスのフットボールピラミッドを見ていくと文化としてのフットボールがここまで根付いているのは凄い。

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唐突な自分語りになってしまいますが、私の育った場所には街クラブという文化・概念がそもそも浸透しておらず、最も近いJクラブも物理的距離が離れていたので地元とサッカーが密接に結びつく環境とは言い難かった。

(マイフェイバリット・クラブがマンチェスター・ユナイテッドになったのはそういう意味ではある種必然だったのかもしれない。)

【 #FPL 21/22 】Gameweek6 救世主サ!!!!

ファンタジープレミアリーグ21/22 Gameweek6に関する記事です。

 

 

Gameweek5はこちら

 

メガクラブ同士の直接対決、そして中堅クラブの大物喰らい連発で全体平均が伸び悩んだGameweek6。

私もその余波をもろに受けて一時は10Pts台に留まってしまうのではないかというピンチでしたが、1人の選手の飛びぬけた活躍によってなんとか持ち直しに成功!!

それでは振り返っていきましょう。

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スカッド&マッチアップ

 

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ブルーノ・フェルナンデスの0Ptsは正直予想外の打撃でしたが、ビーズのトニー、トフィーズのグレイといったアタッカーの活躍、そして何より14Ptsを獲得したジョゼ・サのお陰で何とか平均まで持っていく事が出来ました。

 

また、ブライトンはM23ダービーに勝てば首位もあり得た状況でしたがドローに終わり、セルティックから帰還してレギュラーポジションを再奪取したシェイン・ダフィーもポイントが伸びず。

 

 

クラブ👕

 

(スタメンのみ)
マンチェスター・ユナイテッドロナウド、ブルーノ、ポグバ
マンチェスター・シティ:ルベン・ディアス
チェルシー:クリスンテンセン
エバートン:デマレイ・グレイ
ブライトン:ダフィー
ウエストハムソーチェク
ブレントフォード:トニー
ウルブス:サ
サウサンプトン:アダム・アームストロング

 

IN:シェイン・ダフィー
OUT:ルーク・ショー

IN:クリスティアーノ・ロナウド
OUT:パトリック・バンフォード

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Gameweek5終了後の移籍期間はコストを払って2人の戦力入れ替えを敢行。

奇しくも放出した2名がいずれも怪我を負うという状況になってしまいましたが、結果としてはこの博打は成功したと見ていいでしょう。

 

 

対戦カード

 



ビーズ🐝の進撃は止まらない

 

 

2シーズン前のリーグ覇者リバプールをホームに迎えたブレントフォード

正に壮絶な打ち合いとなったこの試合ですが、第3者目線で見ていても非常に爽快な90分間で、ビーズはバリエーション豊富なセットプレーやFWトニー、GKラヤといった球際に非常に強い選手の輝きもあってモ・サラーが牽引するアウェイチームと5分5分の勝負を繰り広げました。

 

試合終盤ののトーマス・フランク、ユルゲン・クロップの握手・抱擁に象徴されるようにお互いがお互いを認め合うグッドゲーム。

 

 

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そして、FPLの方でも私のチームに起用しているトニー、ヤンソン(今回は乱打戦予想で控えにしていた。)がそれぞれ5ポイントと4ポイントとまずまずの結果を残しゲーム面でも大満足のマッチアップでした。

 

 

Sir Sá!! パトリシオの穴を全く感じさせない新守護神がエースの復活弾をアシスト

 

 

2020年11月30日。

ウルブスのエースストライカラウール・ヒメネスにとっては悪夢としか言いようのない試合中のアクシデントが発生し、ピッチ上で一時は意識を失ったとされた程の接触プレーで彼は頭蓋骨骨折の大怪我を負いました。

 

あれから332日、もうすぐ1年が経とうというこのセントメリーズでのサウサンプトン戦はヒメネスのみならずクラブにとっても内容になかなか結果が伴わないフラストレーションを晴らす1戦となりました。

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同様の怪我を負った選手の中にはその後復帰に苦しみ早期引退を余儀なくされた選手も多数いますが、そんな絶望的な状況からこの華やかな舞台に戻ってくるまでには一体どれだけの苦労と努力が必要であったのか、想像するだけで目に涙が浮かんでくる。

 

 

そして、この得点をアシストしたのはフィールドプレイヤーではなく、なんとGKのジョゼ・サ。

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敵陣左に構えるヒメネスに向けて蹴られたパントキックはややアウト気味の回転がかかりヤン・ベドナレクの頭を越し、そのままボックス内に侵入したエースはモハメド・サリス、そして追いついたベドナレクを再び交わしてそのままゴールネットを揺らす技アリ見事なシュートを決めています。

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このシュートフェイントは「これはマンガか?」と疑うほど美しかった

 

 

また、サのパスは21/22イングランド・プレミアリーグにおけるウルブスのシーズン初アシストでもあり、リーグを代表するプレイメーカーであるブルーノ・フェルナンデスやケビン・デ・ブルイネにアシストランキングでリードを奪っています🙄

 

勿論FPLでもシュートストップ6回+アシスト記録で多くの加点が入り、ボーナスを含むと大量14Ptsを獲得。

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あとがき

 

-4の減点を差し引いても平均丁度で終わった今節は、正にチーム構成の方針にした"出来るだけ多くのクラブから選手を選ぶ"というやり方がプラスに作用したようです。

 

クリスティアーノ・ロナウドのポイントに関しては全く振るわず、ユナイテッドもヴィラに敗戦して今後の日程を考えるとゲーム上では彼ら3人(ロナウド、ブルーノ、ポグバ)を外した方が賢明な判断かもしれませんが、オーレのレッズは苦境に強いと信じてこれからも3人起用は継続。

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【 #ウマ娘 】久々にガッツリやってみたらほぼ別ゲー状態(ヴァルゴ杯)

ふと引いた単発ガチャチケットでセイウンスカイを自引きしたので最近プレイ頻度の低下していた『ウマ娘』を触ってみたのですが、丁度チャンピオンズミーティングの時期だったのでどうせならば"目指せグレードリーグ優勝"という事で出来る限りを尽くしてみました。

 

 

真面目にやるのはタウラス杯以来なので、ゲーム内にどんな変化があったのかも楽しみの1つでした

 

 

いざ再開してみると、聞いていたようにやはりセイウンスカイ(というかその固有スキル"アングリング×スキーミング")を中心にしたメタゲームになっており、最初の頃にあった牧歌的雰囲気は既に消失。

 

また、プレイヤーの慣れと新シナリオのインフレによって対戦相手の水準が大きく上昇しA⁺ならば幸運、Sが複数いるのが当たり前という厳しい環境が待っていた模様。

 

 

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そんな魔境の中、Aは無理でしたが何とかBリーグ決勝までは進出し、"アングリング×スキーミング"(angling<釣り>,skimming<掬い取る>なのでそのまま釣りの事を指していると思われる)を継承した水着マルゼンが1着をとって優勝。

 

 

 

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雑感としては上記の通りですが、差しは持っている資産の差をある程度覆せるポテンシャルを有していたので人気があったように感じます。

(ウォッカオグリキャップメジロライアン)

 

また、ルームマッチ実装の影響なのかレース解析が思っている以上に進んでおり、例えば逃げウマなら賢さを可能な限り挙げて"地固め"という序盤スキルの発動率を高める。だとか差しならばメジロライアン固有を継承して6位ガチャなどと大まかな攻略法のようなものが伝播していたので、そういう意味では私好みのタイプのゲームでは無くなってしまったなぁという物悲しさも。

 

語彙力が無いので適切な表現を中々見つける事が出来ませんが、ユーザー側が求めていたのはわいわいがやがや皆で楽しめるようなゲームだった事に対し、運営サイドが進もうとする道は疑似階級社会のような殺伐とした世界のように見えてならないので、このギャップをどうにかして埋めていかないとコミュニティは縮小していくばかりに思う。

(課金圧どうこうよりもこれが一番のアキレス腱)

 

 

 

あとがき

 

以前、このアプリをひたすら絶賛し続けるような記事を出した記憶がありますが、もしゲームをプレイし始めたのが今さっきだとしたらあれは確実に書いていないですね……

 

パズドラ、モンスト並みになるのではというロケットスタートからどうしてこうなったと思わず嘆きたくもなりますが、せめて今残っているユーザーへのフォローはこれまで以上に力を入れて欲しいところ。

💬(タマモクロスが実装されたら呼んでください。)

 

 

 

 

【 #MUNAVL 】前後分断。疑惑のジャッジも追い打ちをかけて痛恨の敗戦。

*21/22イングランド・プレミアリーグ第5節

 マンチェスター・ユナイテッドvsアストン・ヴィラ戦の記事です

 

 

この試合を歯切りとしてユナイテッドは12月初旬までプレミアリーグ、CLの難敵との対戦が続きます。

 

先を見据えるという意味でも過去数シーズンはPLの優勝チームの勝ち点が90を超える事がごく当たり前のようになり、38試合中敗戦の猶予は3~4試合程度。

相性的に得意な方であるアストン・ヴィラ相手にここで負けるわけにはいかず、カップ戦の連敗が続いたオーレにとってもこれ以上の失態は自身の立場を不明瞭なものにしてしまいます。

 

 

 

 

プレビュー

 

 

 

怪我/病気による欠場

マンチェスター・ユナイテッド
マーカス・ラッシュフォード

アストン・ヴィラ
トレゼゲ
モルガン・サンソン
レオン・ベイリー

 

 

スタメン

 

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ベンチ入りマンチェスター・ユナイテッド
2リンデロフ、9マルシャル、14リンガード、20ダロト、21エディンソン・カバーニ、22ヒートン、25サンチョ、31マティッチ、34ファン・デ・ベーク

アストン・ヴィラ
10ブエンディア、12J.スティアー、15B.トラオレ、18ヤング、19ナカンバ、21エル・ガジ、33チュクウェメカ、35C.アーチャー、36L.ボガード

 

 

 

試合内容

 

前半

 

アストン・ヴィラが5バックを選択し、彼らの場合両WBが比較的高い位置に迎撃してくるのでそれを意識してかユナイテッドはロングボールでDF裏狙いを続けます。

11分のデヘア→ブルーノのロングフィードも正にその意図が叶った攻撃で、ポゼッションはホームチーム優勢だったとはいえ、2コートを目まぐるしく何度も行き帰りするような展開なので試合をコントロールしていたとは言い難い。

 

今思えば、これは逆に彼らに誘い込まれた攻撃だったのかもしれません。

 

リーグカップウエストハム戦ではネマニャ・マティッチやフアン・マタといったボールを落ち着かせられるベテランプレイヤーがいたので上下前後左右斜め全てを効果的に使った目を奪われるようなポゼッションからのチャンスも見られましたが、この日の2センターはMcFredでルーク・ショーマグワイアも後述する負傷交代の前から動きにキレが無く、それも重なって直線的な攻撃ばかりになってしまった。

 

16分にはルーク・ショーが釣り出された左のスペースを崩され、マティ・キャッシュのクロスにマット・ターゲットが合わせるヴィラのビッグチャンス。

 

18分にはユナイテッドもカウンターからグリーンウッドがボックス内に侵入しブルーノにパスを出せばほぼ間違いなく1点ものというシーンに至りますが、この11番はタイロン・ミングスとGKエミ・マルティネスによって殆ど埋められていたゴールマウスへのシュートを選択しチャンスのフイにする痛恨のミス。

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今思えばこれはこの試合の結果を暗示していたのかもしれません。

 

 

また、19分にはフレッジが純粋なトラップミスでカウンターを潰し22分にはマグワイアがデヘアへのバックパスで意図が合わずワトキンスの決定機を演出とセンターラインの選手の不用意なプレーも相変わらず多い……

 

更に30分過ぎにはルーク・ショーがプレー続行不可でディオゴ・ダロトと交代

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前半は0-0で折り返しますが正直に言えば無得点無失点で終えたのは両方の意味で信じられないという内容で、更にチャンスの質を見ればヴィラに分があったのは明白。

 

 

後半

 

出鼻をくじかれる2度目のアクシデントは53分。

今度はハリー・マグワイアが座り込んでしまい、しばらくプレーを続けましたが明らかに全速力で走る事が出来ないことは明白で、66分にリンデロフと替わり貴重な交代枠をDFに2枠使用せざるを得なかった事はオーレに同情したい。

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とはいえ、プレス始動のラインが高いわりにDF4枚の位置は低くそれによって中盤を自由に使われている事はそれと何の関わりもない問題なので今のチームの弱さはオーレとコーチングスタッフに責任が求められます。

攻撃がロングカウンター一辺倒になりがちな事も含め今季のユナイテッドはミドルサードの攻防を軽視し過ぎているきらいがあるのでは。

 

その一方でアーロン・ワン=ビサカに関しては急速な改善が進んでいるので全てが上手くいっていないという訳ではありませんが、もう一度チームとして再結束を図らなければ今後の厳しい日程を乗り切れそうにない。

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以前から言っていますが、私はオーレ続投かつアシスタントの変更が最良の手だと思っています。

サー・アレックス時代から指摘されていたようにマイク・フェランの指導能力には大きな疑問があり、10年以上前から時代遅れと言われ続けているような人物がフットボールの最先端についていけているとは到底思えません。

 

 

そして試合終盤88分にはCKからコートニー・ホースに難しいヘディングシュートを決められて1点ビハインド。

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ただ、このゴール自体はデヘアの視界をブロックしていたワトキンスのオフサイドが適用されるケースであり、丁度前節のブライトンvsレスターではハーヴィー・バーンズが反則を取られています。

 

とはいえマンチェスター・ユナイテッドというクラブならば本来この失点が何の問題にならない試合運びをしなければならず、スカッドの質で圧倒的に上回りながらいざ11人vs11人となると寧ろ相手の方がやりたい事を遂行出来てしまっている現状に目を背けてはなりません。

 

その後ATにはゴールを決めたホースのハンドボールでユナイテッドにPKが与えられますが、直前にエミ・マルティネスと口論になっていたブルーノは冷静さを失い珍しく蹴った瞬間に分かるミスキック。

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試合はオールド・トラッフォードでユナイテッドがヴィラに敗れるという非常にショッキングな結末となりました。

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先述のオフサイド疑惑を巡ってはオーレも試合後に言及。

 

 

 

ハイライト

 

 

ゴール⚽88分:コートニー・ホース(ドウグラス・ルイス)

 

選手交代

 

マンチェスター・ユナイテッド

34分 ルーク・ショー🔁ディオゴ・ダロト

66分 ハリー・マグワイア🔁ヴィクトル・リンデロフ

81分 スコット・マクトミネイ🔁エディンソン・カバーニ

 

アストン・ヴィラ

78分 ダニー・イングス🔁エミリアーノ・ブエンディア

86分 ジェイコブ・ラムジー🔁キャメロン・アーチャー

 

データ

 

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シュート数は4倍の差がついていますがオンターゲットは僅か1本差。

一見するとただの得点力不足の試合に見えなくもありませんがチャンスの質が良かった訳ではなく、半分以上のシュートは強引に放ったものでそもそも得点に結びつきそうにありませんでした。

 

ビルドアップ~崩しの局面にかけてのマグワイアとショーへの高い依存が結果として裏目に出てしまった試合で、やはりDM2枚をMcFredにするのは対強豪に限るのが賢明かもしれない。

 

一方、PKを外してしまったブルーノ・フェルナンデスはチャンスメイクにおいて傑出したスタッツを残しておりキーパスはなんと10本。

セルフィッシュだったりそもそも存在感の薄かったりしたアタッカー陣の中では唯一水準を超えるパフォーマンスでした。

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xG

 

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参照:

Manchester United 0 - 1 Aston Villa (September 25 2021) | EPL | 2021/2022 | xG | Understat.com

 

xGは1.93:1.57。

ユナイテッドはPKを除くとxG1.15と期待値の面でもヴィラに劣っており、むやみやたらにシュートを放ってもゴールに結びつく可能性は低いという事がよく分かる試合。

 

オープンプレーの中でxG0.10を超えているのは17分のグリーンウッドと70分のポグバのシュートの2つに留まり、更にその中でも前者に関してはグリーンウッドが素直にパスを出していればより得点期待値の高いチャンスになっていたであろう事は明白。

個人成績も勿論大切ですが今一度チームの勝利という根幹に立ち返って欲しいと思わずにはいられない試合。

 

 

あとがき

 

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CLヤングボーイズ戦から状況は悪くなるばかりで、直近4試合で3敗を喫しているマン・ユナイテッド。

 

次の試合も因縁の相手ビジャレアルとのCL第2節ですが、バックラインのレギュラーのうちラファエル・ヴァランを除く3名が不在の中戦わなければならない恐れがあり、今の戦い方のままではうまくいきそうにありません。

 

ここは思い切ってポゼッション適性の高い選手を多く使い、中央だけでなくコートを幅広く使うフットボールで危機を乗り切ってほしい。

 

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しつこいですが、リーグカップのファン・デ・ベークは将来を感じさせるパフォーマンスだったので是非とももう一度チャンスを!